宮宿・シーボルトと伊藤圭介
宮宿でシーボルトに面会し教えを受けた伊藤圭介は、多数の業績を残しました。
熱田区内の埋もれた見どころを発掘し、紹介しています。(広報なごや平成22年12月号掲載)
宮宿・シーボルトと伊藤圭介について
ドイツ出身の医師・博物学者のシーボルトは1823年に初来日し、長崎の出島のオランダ商館医となりました。そして、1824年に鳴滝塾を開設し、日本各地から集まった医者や学者に西洋医学・博物学を伝授しました。
1826年、シーボルトの江戸参府に際し、名古屋の本草学者水谷豊文、その門下生伊藤圭介、大河内存真らは、往路と復路の2回、宮宿でシーボルトに面会し教えを受けました。彼らは名古屋の医学・植物学の研究に多大な貢献をしました。なかでも伊藤圭介は長崎で学ぶことを勧められ翌年シーボルトのもとに留学し、多くの書物を著したほか、1888年日本での理学博士号第1号を取得するなど、多数の業績を残しました。現在、東山植物園の中に伊藤圭介記念室があります。
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