魚介類に含まれる水銀
これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと
お魚はからだに良いものです
お魚(クジラ・イルカを含む)は、良質なたんぱく質や、血管障害の予防やアレルギー反応を抑制する作用があるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含み、またカルシウムなどの摂取源で、健康的な食生活をいとなむ上で重要な食材です。妊婦および出産のための栄養のバランスの良い食事には欠かせないものです。
でも妊娠中はちょっと注意が必要です
ところが、お魚(クジラ・イルカを含む)には、食物連鎖(しょくもつれんさ)によって自然界に存在する水銀が取り込まれています。お魚などを極端にたくさん食べるなど、かたよった食べ方をすることでこの水銀が取り込まれ、おなかの中の赤ちゃんに影響を与える可能性があることが、これまでの研究から指摘されています。
そのため、平成15年にお魚に含まれる水銀の摂取が検討され、注意事項が公表されました。その後、平成17年、平成22年に注意事項の見直しが行われています。
注意が必要なのは、食べるお魚の種類と量です
- キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロなどは、比較的水銀の量が多いお魚です。1週間に約80gまでを目安にしましょう。
- キダイ、マカジキ、ミナミマグロ、クロムツなどは、やや水銀の量が多いお魚です。1週間に約160gまでを目安にしましょう。
- いろいろなお魚を食べる場合は、1週間での組み合わせで考えましょう。
- キハダマグロ、ツナ缶、サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオなど、特に注意が必要でないお魚もいます。
1週間の食べ合わせの例
- キダイの焼き物1切れ(約80g)とミナミマグロの刺身1人前(約80g)とツナサラダ
- マカジキの刺身1人前(約80g)とキンメダイの煮付け半人前(約40g)とアジの開き
具体的な食べ合わせや量の考え方について、より詳しい説明や分かりやすいパンフレットが、以下の厚生労働省ホームページに掲載されていますのでご確認ください。
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