ジャガイモによる食中毒に注意しましょう!
ジャガイモによる食中毒って?

毎年、学校や家庭菜園などで自家栽培したジャガイモによる食中毒が発生しています。ジャガイモの芽の部分や緑色になった部分には、天然毒素のソラニンやチャコニンが多く含まれています。これらを多く含むジャガイモを食べると、おおよそ30分から半日程度で、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあります。
ジャガイモを食べてこのような症状が出た場合には、早急に医師の診察を受けましょう。
どのくらいの毒素が含まれているの?
ソラニンやチャコニンはジャガイモの芽に最も多く含まれています。ジャガイモの可食部には100gあたり平均7.5mg含まれており、そのうち3割から8割が皮の周辺に含まれています。また、緑色になった部分には100gあたり100mg以上含まれていると言われています。
ソラニンやチャコニンは加熱しても分解しません。
体重50kgの人の場合、ソラニンやチャコニンを50mg摂取すると症状が出ることがあり、150mgから300mg摂取すると死に至るおそれがあります。子どもの場合、大人の10分の1の量でも症状が出る可能性があります。
食中毒を防ぐためには?
学校や家庭菜園で栽培・収穫するときの注意点
イモに光を当てない
イモに光が当たると毒素が増えます。
イモは大きく育て、熟してから収穫する
未熟なイモでは、毒素の濃度が高いことがあります。
収穫、保管時にイモを傷つけない
イモを傷つけると毒素が増えます。
自宅で保存・調理・食べる時の注意点
イモに光を当てない
イモに光が当たると毒素が増えます。
保存時にイモを傷つけない
イモを傷つけると毒素が増えます。
芽とその周辺や緑色の部分は除く
芽とその周辺や緑色の部分では、毒素の濃度が高いです。
皮はできるだけむく
皮の周辺では、毒素の濃度が高いです。
苦みやえぐみのあるイモは食べない
毒素の濃度が高いとイモが苦くなります。
その他

芽が出ていたり、緑色の部分があるジャガイモは買わないようにしましょう。
家庭での長期間の保存を避けるため、必要な量のジャガイモを買いましょう。
ジャガイモは暗くて、涼しい場所に保存しましょう。
日本の食卓に欠かせないジャガイモをおいしく、安全に食べましょう。
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