令和7年度港区総合水防訓練
令和7年5月25日に、正保小学校および戸田川緑地において港区総合水防訓練を行いました。
多くの方にご参加いただき、様々な訓練を行いました。
当日の訓練の様子を一部紹介します。
正保小学校での訓練
全市一斉情報伝達訓練・全市一斉避難訓練
正保学区にお住まいの方を対象に、指定緊急避難場所である正保小学校体育館への避難訓練を実施しました。
200名以上の方にご参加いただきました。
住民参加型訓練
正保学区の方にご参加いただき、水害に役立つ10種類の体験や訓練を行いました。
指定避難所開設運営訓練
災害時に開設される指定避難所の開設及び受付についての訓練を行いました。
(注)指定避難所とは、災害が落ち着いた後、災害の被害によって自宅に帰宅できない場合、一定期間避難生活を送るための施設(市立小・中・一部の高等学校の体育館・コミュニティセンターなど)です。

要配慮者講習
災害時に開設される指定避難所において設置する福祉避難スペースについての講習を行いました。
(注)福祉避難スペースとは、指定避難所にて一定期間生活をする際に、一般的な居住スペース(体育館など)では生活が難しい方(障害をお持ちの方など)ためのスペース

仮設トイレ設置訓練
港環境事業所による、指定避難所開設時に使用する「くみ取り式トイレ」の設置操作方法についての訓練を実施しました。

防災講話
みなと災害ボランティアネットワークの方を講師として、防災講話を実施しました。
避難生活における簡易トイレの重要性や、被災地のトイレ事情についてお話いただきました。

水圧体験
浸水により水圧がかかり、外開きのドアを開けることが困難になる体験を行いました。
水深50センチメートルになると、ドアに100キログラムの水圧がかかります。

土のう作り
住宅の浸水被害に備え、消防団の指導のもと土のう作り体験を行いました。
袋にスコップで軽く3杯の砂を入れると、袋の5分目位になり、その重量は約15キログラムになります。

簡易水防工法訓練
上下水道局の指導で、家庭にあるものを使用した簡易的な水防工法を行いました。
二重にしたごみ袋に水を入れて水のうを作り、段ボールに入れて連結しレジャーシートで包む方法、
ポリタンクやプランターをそれぞれレジャーシートで巻き込む方法などがあります。

災害時の健康管理
港保健センター保健予防課による、災害時の健康管理(エコノミークラス症候群、感染症、熱中症の予防等)に関する講話と手洗いの実技を行いました。
(注)食事や水分を十分に取らない状態で、長時間足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まりが血管の中を流れ、肺にたまって肺塞栓などになる可能性があります。このような症状をエコノミークラス症候群と呼びます。

災害現場で活躍する資機材について
港警察署による、災害現場で実際に使用される資機材の展示・紹介を行いました。

災害ボランティアセンターについて
港区社会福祉協議会による、ボランティアセンターへ支援を要請する際の方法等について講習を行いました。

戸田川緑地での訓練
水防工法訓練
消防署および消防団で、水防工法の技術習得・向上を図るための訓練を行いました。

水難救助訓練
当日は気候にも恵まれ、予定通りの訓練を実施することができました。
ご参加いただきました正保学区及び訓練関係機関の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
このページに関するお問い合わせ
港区役所 区政部 総務課 防災担当
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