令和5年度 港区防災のつどい

令和5年9月23日(土曜日・祝日)、港区役所講堂にて「港区防災のつどい」を開催しました。
「港区防災のつどい」は、伊勢湾台風をきっかけとして南陽地区の人々によってはじめられた行事で、現在では南陽地区連絡協議会と港区役所が共催しております。
コロナ禍であっても防災啓発は継続しようと、令和2年度・令和4年度は規模縮小で開催しましたが、今年度は4年ぶりに一般のお客様の参加を募り、240名と多くの方にご来場いただきました。
では、当日の様子をご紹介します。
当日配布物
参加記念品として、5年間以上保存可能で持ち歩きにも便利な井村屋の「えいようかん」を配布しました。
港防災センターキャラクターソナ・エルと藤前干潟の風景を使用したオリジナルパッケージで包装しました。

挨拶

加藤和政南陽地区連絡協議会代表、成田英樹港区長、加藤かずと市議会議員による挨拶ののち、職員によるシェイクアウト訓練のデモンストレーションが行われました。
シェイクアウトとは以下の3つの行動のことを言います。
- 自分が倒れてしまう前に体制を低くする
- 頭を守る
- じっと動かない

講演会「地域の防災力を高めよう 過去の災害現場の現実から」

認定特定非営利活動法人レスキューストックヤードの代表理事である、栗田暢之さんに講演を行っていただきました。
発災時の実際の映像や、南海トラフ巨大地震のシミュレーション映像を交え、インパクトのある講演を行っていただきました。
終了後アンケートでも「迫力があった」「今後このような講演があったら参加したい」という意見が多くありました。
講演内容
- 西日本豪雨(倉敷市真備町)の住民アンケートから読み解く備えの重要性について
- 阪神・淡路大震災の発災時の映像や子どもを失った母親の手記の読み上げ
- 東日本大震災の津波の映像や当時小学校6年生の被災者による語り部活動の紹介 など

講演会終了後、緊急地震速報の音源を流し、シェイクアウト訓練を実施しました。
スペースの都合上椅子に座ったままでの実施でしたが、皆さんしっかりと頭を守って体勢をとっていました。
コンサート

港区出身の舟橋知奈美さん(中部フィルハーモニー主席ホルン奏者)率いる、センターポートブラスアンサンブルのみなさんに演奏していただきました。
金管五重奏のはつらつとした音色は、長い間コロナで生演奏を聴く機会の少なかった事も重なり、多くの方の癒しとなりました。アンケートでは「今度地域のイベントに呼びたい」という意見も頂きました。
センターポートブラスアンサンブルのみなさん
舟橋知奈美(ホルン)、赤堀裕之史・中家亜里紗(トランペット)、古川磨美(トロンボーン)、井上晃輔(テューバ)
曲目
- 水上の音楽よりアラホーンパイプ/G.F.ヘンデル
- ミュージックホール組曲より5.踊り子たち/J.ホロヴィッツ
- ふるさと/岡野貞一
- アメリカンパトロール/F.Wミーチャム
- 川の流れのように/見岳章
- 花は咲く/菅野よう子(東日本大震災復興支援ソング)
- 上を向いて歩こう/中村八大
伊勢湾台風の記録動画

伊勢湾台風の翌年にあたる昭和35年に名古屋市が制作した、伊勢湾台風の記録動画を受付ロビーで流しました。
当時の災害状況が映し出されたこの映像は、名古屋市公式YouTubeまるはっちゅ~ぶでも公開しています。以下のリンクからぜひご覧ください。
パネル展示


港防災センターからお借りした「伊勢湾台風展」のパネルと「トイレ展」のパネルを展示しました。
トイレ展については、避難所において重要な課題であるため、この度展示しました。空腹は我慢ができても、トイレは我慢ができるものではありません。
だからといってトイレを利用しないようにするため、水分補給をしないようにしてしまうと、エコノミークラス症候群などの体調悪化が懸念されます。トイレの環境を整え、トイレを我慢しない、水分補給をこまめにすることの重要性を啓発しました。
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このページに関するお問い合わせ
港区役所 区政部 総務課 防災担当
電話番号:052-654-9612 ファクス番号:052-651-6179
Eメール:a6549611@minato.city.nagoya.lg.jp
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