令和7年12月1日 市長定例記者会見

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ページID1043767  更新日 2025年12月24日

報告事項

  • ISUグランプリファイナル国際フィギュアスケート競技大会愛知・名古屋2025について
  • 季節性インフルエンザ患者の状況について
  • 海外出張について

会見動画

報告内容

ISUグランプリファイナル国際フィギュアスケート競技大会愛知・名古屋2025について

 それでは、12月1日、いよいよ12月になりましたけど、今日の定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず、報告事項からでございます。
まず「ISUグランプリファイナル国際フィギュアスケート競技大会愛知・名古屋2025」について、ご報告いたします。
こちらですね。
 フィギュアスケートのグランプリファイナルがいよいよ今週の12月4日(木曜日)から7日(日曜日)まで、IGアリーナで開催されます。
 名古屋市では、愛知県や名古屋スポーツコミッションをはじめとする地元関係団体とともに、本大会に係る開催支援委員会を設置し、大会を生かした愛知・名古屋の地域活性を図るため、様々な盛り上げを行ってまいります。
 このたび、大会入賞者に授与されるメダルのリボンとして、名古屋市の伝統的な絞り染めで、伝統的工芸品にも指定をされております「有松・鳴海絞り」によるメダルリボンを制作をいたしました。
 こういうものです。ちょっと私のネクタイとかぶっちゃう。こんな感じ。
 こちらの今お見せしましたリボンは、伝統的な技法の一つである「手筋絞り」により制作をされたものでございます。一応、じゃあこちら出しておきますね。こんな感じで、こういうものです。
 ちなみに、このメダルはレプリカということで、なかなかよくできているものでございます。
 大会期間中には、IGアリーナの会場内に大会開催を記念したフォトスポットを設置いたします。
 このフォトスポットでは、名古屋を舞台にしたフィギュアスケートの漫画・アニメである『メダリスト』の登場キャラクターたちのパネルと記念撮影をすることができます。
 さらに、大会期間中には、会場内に本市の魅力PRブースも出展いたします。国内外から多くの観戦者にお越しいただきますので、観光スポットやなごやめしなど、名古屋の魅力を発信し、今後の誘客拡大や地域の活性化につなげてまいりたいと思っております。
 このほか、会場内では、IGアリーナの最寄りの名古屋造形大学と連携したワークショップを開催いたします。大会時間は、長時間にわたりますので、お子様連れの観戦者の方にも最後までお楽しみいただけるように、キーホルダー制作のワークショップを実施をしていただく予定です。
 私も大会3日目に当たります12月6日(土曜日)には、現地にてご挨拶をさせていただき、選手の皆様を直接応援をさせていただく予定でございます。
 こうした支援を行うことで、本市のスケートの気運を高め、名古屋で開催される本大会を盛り上げていきたいというふうに考えております。
 

季節性インフルエンザ患者の状況について

続きまして、「季節性インフルエンザ患者の状況」について、ご報告いたします。
 季節性インフルエンザ患者が急増しております。50か所の医療機関を定点として、インフルエンザの発生動向を調査をしております。
こんな感じですね。極めて高い伸びを示しております。
 令和7年11月17日から23日までの第47週において、名古屋市内の定点医療機関当たりのインフルエンザ患者の報告数が「64.34」となりまして、前週が「41.22」から大変に大きく増加をしております。
 平成11年の感染症法施行以降の最多報告数は、令和6年12月23日から12月29日まで、ちょうど去年ですよね。去年の12月の最終週の52週ですよね。「67.49」だったんですが、今、もうその64ですから、今後流行が引き続き拡大すれば、この数字を上回る恐れも十分にあるということでございます。
 なお、今週報告のあった患者のうち、14歳以下が65%と非常に高い数値となっております。また、インフルエンザによる学校における学級閉鎖の件数も11月以降急増しておりまして、インフルエンザによる欠席者数が先週金曜日、11月28日までの報告で9,909名となっておりまして、昨年の同時期が459名ですから、20倍以上と極めて高い数値となっております。若年層における感染の拡大が、今回の報告数が大きく増加した原因とも考えられます。
 現在、流行の中心は若年層ですが、今後、感染者の年齢層が高齢者に移っていくことも考えられます。
これ、24時間の搬送の出動件数でございますけれども。
 救急出動件数も、昨年の同時期と比べますと増加傾向にあるというところでございまして、今後のインフルエンザ患者の推移、そして、また冬の時期には飲酒に伴う体調の変化、そしてまた入浴中の事故が増えるという傾向がありますので、今後に注意をする必要があります。
 それで、予防策でございますけれども。市民の皆様方には、手洗いや手指消毒、換気、適切なマスクの着用、せきエチケットなど、基本的な感染予防に取り組んでいただくようにお願いいたします。また、本市では、先ほどノロウイルス食中毒注意報も発令をしたところですので、体調が悪い場合は、無理に外出をせずに家で休養をしていただくようにお願いをいたします。
 医療機関への受診が必要な場合は、診療時間内に早めに受診をしていただくことを心がけてください。
 ただ、症状などから、真に救急車が必要な場合はためらわずに救急要請をしていただきたいと思いますが、救急車を呼ぶかどうかと判断に迷った場合は、救急電話相談窓口であります「#7119」こちらで24時間、365日直接看護師のアドバイスが受けられますので、ご活用いただければと思います。
 これ、#つけないと駄目なんですね。ただの「7119」ではかからないと。「#7119」、携帯、#ボタンがありますので、「#7119」で発信をしてくださいということですね。
 併せて、高齢者や基礎疾患がある方などは、重症化予防のためにワクチン接種もぜひご検討いただきたいと思います。
 

海外出張について

続きまして、私、「海外出張」について、ご報告いたします。
 このたび、トリノ市との姉妹都市提携20周年を記念した各種公式行事などに出席をし、より一層の友好親善を図ることを目的に、12月10日(水曜日)から15日(月曜日)までの6日間、トリノ市へ出張いたします。
 現地では、トリノ市役所を表敬訪問し、去る9月26日に名古屋にお越しをいただきました、ステファノ・ロ・ルッソ市長にお会いするほか、トリノ市主催の姉妹都市提携20周年記念歓迎レセプションに出席をする予定でございます。
 また、食のイベント「Degustant Washoku」というのがございまして、こちらにも参加をいたしまして、なごやめしを提供するとともに、名古屋市ブースにて観光情報を発信し、名古屋の魅力をPRしてまいります。
 さらに、来年度、名古屋フィルハーモニー交響楽団が海外公演を予定しておりますレッジョ劇場を訪問するほか、名古屋市立大学と長年交流を続けていますトリノ工科大学なども訪問する予定でございます。
 今回のトリノ出張を契機に、姉妹都市提携20周年を迎えたトリノ市との友好交流をより一層進めてまいります。
 私からの報告は以上でございます。
 

質疑応答

名古屋城本丸外の無料開放実証実験について

(記者)
 ありがとうございます。それでは、各社さん、ご質問があれば挙手をどうぞ。
(記者)
幾つか、すみません、今日の発表事項と関係なくて恐縮なんですけど。11月いっぱいやっていた名古屋城の本丸外の無料開放の実証実験、これの結果について、昨日までだったと思うんですけど、どんな感じだったかっていうのを教えてください。
(市長)
 それは、まだ集計結果はまだまとまっておりません。ただ、私も何回か行かせていただきましたけど、結構にぎわっていたのではないのかなとは感じでおります。ただ、ちょっとまだ実際どれぐらいの集計結果、要はどれぐらいのお客様が訪れていただいたか。そして、それによる効果。効果というのは、主には、これは減収になることはもう覚悟しておりましたので、どれぐらい減収になったのかと。この時期は菊の展示とかやってますので、従来は菊の展示を見るためだけに入場料を払っていただいたのを無料にしましたので、当然そこは減収要素にもなりますので、そういう減収がどれぐらいの幅なのか。そういうことを見ていきたいというふうに考えております。
(記者)
 今後の見通しとしては、公約にもありましたけど無料開放に向けて動くと、そういうことに。
(市長)
 まずは、ちょっとその数字を見てからなんですけどね。その数字を見させていただいて、併せて入場料の改定というのも視野には入れておりますので、どういう料金設定がこの名古屋城全体として望ましい答えなのか。それを考えていきたいと。
 例えば、本丸内は多少値上げをさせていただくけども、本丸外の二之丸は無料にして、いろいろと無料のイベントを打っていくとか。そういうことも考えられますので。
(記者)
 まだ本当にやるかどうかというのは、向けてやるというか。
(市長)
 そうですね。まず、その数字を見てその数字をどう評価するかというところからです。
 

財政面の課題について

(記者)
ありがとうございます。あと、もう何点か、すみません。先週ですかね、就任1年ということだったと思うんですけれども。いろんなところで質問させていただいているんですが、財政面が課題というところは指摘されているところだと思います。これについて、どうやって向き合って改善していくのかについて、一言いただけますか。
(市長)
 はい。これは、かかるコストというのはだんだん来年度予算の頃にはしっかり明らかになってくると思いますので、かかることはかかる。じゃあ、それに対してどう対応していくかということですけど、方針としては、税収といいますか、景気の上振れもありまして税収自体が伸びていく、そのことプラス、いろんな利用料改定とか、あとは宿泊税のこともありますけど。市民生活に影響のなるべくない範囲で収入を増やしていく。これは追及していきたいということとともに、やはり比較的効果のないものはないんですけど、効果の薄い事業については見直しを行っていきたい。これをこれから、鋭意やっていくということに尽きるかなと。
 最終的には持続可能な財政状況、それを早めに達成をしたいなと。今年、来年がいわゆるアジ・パラ(アジア・アジアパラ大会)関連の経費がピークとなりまして、そこからある程度の期間の影響は残るわけですけれども。その間、どうやって財政を均衡から多少プラスに持っていって、なるべく多くのことができるかというのがチャレンジになろうかと。
(記者)
 すみません。そうすると、予算の見直しとか平準化みたいなところをやっていくということになるのかなと思うんですけど。削るところは削るというところは。
(市長)
 そうですね。削るところは削り、平準化するところは平準化をし、収入を上げられそうなものは上げると。そんな感じです。
(記者)
 分かりました。少し前に自民党さんのプロジェクトチームの、それこそ宿泊税のお話とかあったと思うんですけれども。あの中から幾つか導入するみたいなことはあるのでしょうか。
(市長)
 それは、あり得ますね。今、局のほうで実現可能性について検討してもらってますので、その報告を待って、これはやる。ただ、すぐやれるものもあれば、多少時間がかかるものもあるでしょうから、その辺は精査をして。
(記者)
 入れるものもありそうということでいいですか。
(市長)
 そうですね。はい。せっかくのそういう前向きな提言ですので。
 

行財政改革プロジェクトチームについて

(記者)
 それで、市のPT(行財政改革プロジェクトチーム)のほうというのは成果は出ているのでしょうか。
(市長)
 まあ、これは来年度の予算の中で実際に具体的にどれだけ成果があったかというところに落とし込んでいく段階ではありますけど。なかなか、やっぱりそうは言っても市が自分でやってきたやつなので、当然効果ありとしてやってきたものをどこまでカットできるかというのは、これ、なかなか各局かなり苦しんでいるというのが実情ではあります。
(記者)
 苦しんでいるというのは、あまり上がってきてないという。
(市長)
 それはいろいろとばらつきがありますけどね。持っている事業の内容もまちまちなので。ある程度進んでいるところもあれば、なかなかまだもう少し未達成が多いなというところもあって。
(記者)
 分かりました。すみません、ちょっと戻るんですけど。来年度の予算、今すごい頑張ってやっている時期だと思うんですけれども。アジ・パラ(アジア・アジアパラ大会)とか特定のものに関しては膨らむとしても、アジ・パラ(アジア・アジアパラ大会)とかを除いた部分に関しては、今年度の予算よりもぎゅっとなっている感じになるんですか。
(市長)
 一律どんと減るということではないんですけどね。多少、めりはりをつけて最後帳尻を合わせるということで、細かい調整が続いているという、そんな状況です。

弥富相生山線について

(記者)
 すみません、先週のことなんですけど。相生山の件で、市民団体の方がいらっしゃってましたけど、それについては、要望を受け取る受け取らないみたいな話があったと思うんですけれども。どんな感じになっていますか。
(市長)
 これは、近々お会いをしてご要望は受けたいと思っています。
(記者)
 ありがとうございます。
(記者)
 先ほどの相生山緑地の件なんですけれども。その要望では、議会での工事の再開の方針を撤回するようにというふうなことを言っていますが、それは当局のほうから聞いておりますでしょうか。
(市長)
 すみません、当局から聞いたか、報道で聞いたか、とにかくそういうご要望を言われているというか、記者会見の模様も拝見しましたので、それは存じております。
(記者)
 それをご存じの上で、どういうふうに対応していくかということを、もう一度改めて聞きたいんですけれども。
(市長)
 はい。私としては、今回のいわゆる折衷案というものは、環境を大事だというふうに考える方にも十分ご理解いただけるものだという、どちらにも受け入れていただける案であるというふうに思っておりますので、これはぜひそこを丁寧に説明をして、ホタルはちゃんと守るという。これをしっかり訴えていきたいというか、お示しをして説明を尽くしたいと思います。
(記者)
 今後の流れですけれども、そうすると説明をしていって、例えば未着工のところを着工する時期とか、こういったものは議会から何日かたちましたけれども、何か進展はあったのでしょうか。
(市長)
 いや、まだ具体的にいつから進めるとか、そこまで煮詰まってはないです。
(記者)
 工事の反対をする市民団体は、なかなか工事を止めてほしいという思いが強いようですけれども、丁寧に説明とおっしゃいましたが、丁寧に説明をどのようにしていくのかなという。
(市長)
 これは、私が直接お会いしてご要望を受け取ることもそうですし、局のほうも直接これまでもこれからも丁寧な対応をしていく。私どもはちゃんと答える。そういうことを繰り返して、意見の一致を見るところまでいくかどうかは分かりませんけれども、我々はこれだけの紆余曲折を経てこういう結論に至って、しかもちゃんとこれまでいただいていたご要望にもそれなりには沿う形での折衷案ができたのではないかということをお示しをして、ご理解を得る努力をしていきたいというところですね。
 

アジア・アジアパラ大会について

(記者)
 ありがとうございます。もう1点、別件なんですけれども。アジア大会(アジア・アジアパラ大会)について、先週国の財政的な支援が出ましたけれども。まだ全体の経費が出ていませんが、これはいつ頃どういう流れで出るのでしょうか。
(市長)
 国のご支援という、今回出ている数値は近々固まりますので、そこはそれで固まって。あとは、総経費が実際どこまでで完全にというのは、もう少しかかりますので。来年度予算の中では当然決めていきますので、来年度予算をしっかりと確定するときが、ある意味での一つのデッドラインかなと思います。
(記者)
 改めまして、136億という支援なんですけれども、これについて先週もお話を伺いましたけれども、改めてこの財政支援が決まったということについて、教えていただけますでしょうか、受け止めを。
(市長)
 まずは、大変に本当にありがたいことだと思っています。国からご支援をいただけるということは、それだけ意味のある大会だと認めていただいたということでもありますし。昨今のこの状況で支援をしてあげようというふうに、国会のほうで特措法決議、議決いただいたというのは、本当にありがたいことです。まずは。
(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
 

東区役所の整備について

(記者)
 よろしくお願いします。先週、東区役所の整備に関して要望がこられていたかと思うんですが、現時点で週をまたいだので念のため確認したいんですが、今の時点で年度内にそういった愛大(愛知大学)か現地での建て替えか、愛大(愛知大学)を購入するかしないかという結論を出したいというのは、今の時点でも変わってはないですか。
(市長)
 そうですね。これは、相手のあることですので、いつまでも引き延ばすというわけにはいかないということで、そこは変わりはないです。
(記者)
 その中で、これまでアンケートなどもやられましたけれども、決めるに当たってはどのようなことを重視してとかというのは、現時点での市長のお考えはございますか。
(市長)
 やはり、まずは市の方針としては、根本的に最少のコストで最大の効果というのがありますから、一番長期的に見て安くて効果の上がる、これを選ぶというのがまずは第一義的です。あとは、やはり、そうは言っても地元の皆様がそれでよかったというふうに思っていただけるということも大事ですので、その辺りを総合的に判断してということになります。
(記者)
 ありがとうございます。そのアンケートだと、かなり現地での建て替えを希望する方と、あと具体的な駅名は書かれてなかったんですが、地下鉄駅の近くがいいということで、かなり拮抗した結果だと思いますが、その辺りはどのように捉えていらっしゃいますか。
(市長)
 そういう状況というのが、一番この行政にとっては悩ましいところ、正直なところ、悩ましいところです。明らかにもうこちらの案が圧倒的に7割、8割という状況であると、割とすぱっと決めやすいんですけども、結構半々とかで意見が割れるというのは、なかなか悩ましいところではありますね。なので、その辺で結構悩みが出てくるところでもあります。
(記者)
 現地建て替えはもう現地と明確に出てましたけれども、地下鉄駅近くがいいということに関しては、自由記述の中では大曽根駅の近くがいいなんていう意見も見られましたけれども。
(市長)
 そうですね。東区という特性で考えますと、それぞれ通っている、南のほうには桜通線が通っていて、北のほうには地下鉄でいうと名城線が通っていると。なので、確かに地下鉄の駅といってもご自身が桜通線沿線の方はその沿線がいいというふうに考えられるでしょうし、名城線のお近くの方は、そちらが。例えば、じゃあ、地下鉄だったらどちらでもいいという意見がどれぐらいあるかとか、その辺まではちょっと分からないので。あれが必ずしもイコール愛大(愛知大学)とは、我々も考えてはないところではあります。ただ、交通利便性がいいということへの賛同が多いというふうには考えております。
 さりながら、これが東区というのは、真ん中に基幹バスという数分に1本来るやつが通っていて、あれも結構利用されている方が多くて。現庁舎は、その基幹バスの山口町からもまた歩けるという、山口町でよかったですよね。その徒歩圏という、そこは多少メリットかなと思いいます。山口町ですね。
(当局)
 基幹バスの最寄り駅は山口町です。
(市長)
 そうですね。なので、地下鉄の駅がいい、基幹バスの近くがいいという設問はなかったので、まあまあ本当はそういったことが細かく分かるといいはいいんですけど。あれは、あくまで多少の一般論も含めてというところもあります。
(記者)
 例えば、今後追加で住民説明会でしたりとか、あとアンケートをやったりとか、そういったお考えはいかがでしょうか。
(市長)
 今のところ予定はないんですけどね。あまりアンケートを例えばもっと細かくこういうふうに聞いたらとか、もうあまり何度も何度も聞くというのも、また聞くのみたいな感じもあるでしょうし。そんなに結果的には変わらないのかなという思いもありますので。
 基本的には、あとはもう市内部で検討して決めさせていただきたいというふうに思います。
 

河村市政からの転換について

(記者)
 すみません。最後に、一応先ほどの相生山と同じく、一度河村さんが止めたり、あとは方向を変えたりとかされたものの一つでもありますけれども、東区役所整備については。その辺りはいかがですか。
(市長)
 それは、そうですね。その時々でいろいろと状況も変わりますし、引継ぎ事項であっても、状況が変われば判断も変わるということもあるかなと。相生山はその例でもありますけれども。やはりいい折衷案が出たら、それは必ずしも一般車を通さないということに固執することなく、それをご希望されている方の希望もかない、そして、ホタル、環境が大事だという方の希望もかなうこの折衷案というのを、いいのではないのかなというふうに判断しましたので。これからいろいろと河村さんがやられたことで引き継いだ事項というのはいろいろとありますが、名古屋城を含めて。その時々で最適な判断をしていきたいというふうに思います。
(記者)
 ありがとうございます。
 

重点支援地方交付金について

(記者)
 国の経済対策で実際に総額2兆円が交付金が配られるということですけれども。名古屋市さんとしての使い道の検討状況はいかがでしょうか。
(市長)
 まだ、そこもまだ具体的に局とは詰めておりませんので、金額がある程度しっかり固まった時点で、何に使うかというのは考えていきたいと思います。一応、その制度の趣旨というのもありますので、当然その趣旨に添った形でもらいたいと。
(記者)
 まだ金額がどれぐらい下りてくるかというのが固ままってないということですか。
(市長)
 固まってないですよね。固まってないです。何となくの概算は、それはまあ計算すれば何となくは出るんですけど。ただ、しっかりとした額とまでは言えないと。
(記者)
 お米券だったりとか、デジタル通貨とか、いろいろメニューはあると思うんですが。今、市長が頭の中で考えているものというのはございますか。
(市長)
 そうですね。今おっしゃったような形というのが、恐らく一般的になるのかなと。何らかの形で市民の皆様の物価高対策になると。なるべく幅広い形でという。それが、どれが一番いいのかというのは、ちょっと考える必要があるかなと思いますけど。
(記者)
 物価高対策ですと、早めの支給のほうが市民にとってはありがたいと思うんですけれども。これ、いつぐらいに支給がかなうんでしょうか。
(市長)
 これも、金額が決まってシステムが、そのシステムを選ぶ際もなるべく早めに届くシステムをとは思ってます。それが望まれているところだと思いますので。
(記者)
 ありがとうございます。
 

宿泊税について

(記者)
 東海テレビです。先ほどの少しお話になりますが、改めてにはなってしまうんですけども。宿泊税の導入についてのお考えを改めてお伺いしてもよろしいですか。
(市長)
 はい。これは、まず状況としまして、宿泊税というのはもう既に日本でそれなりの数の都市で導入されておりまして。当然、名古屋市民も東京に行ったり、京都に行ったり、そういうところで宿泊すると宿泊税を払っているわけでして。なので、そうすると、よその土地から名古屋に泊まりに来たときにはそれをいただかないと、名古屋市民だけが持ち出しになってしまう。そういうこともありますので。これについては、もうやらない理由はあまりないかなというふうにも思っておりまして。また、東京都が3%というような打ち出しもされましたので、なるべく速やかに。そうはいっても、今日の明日でできる話ではないですので、どれぐらいでやるかということ、そしていつぐらいからできるかというのは、早期に詰めていきたいと思います。
 

ナゴヤ球場の移転について

(記者)
 ありがとうございます。あと、もう1点なんですけれども。先日、ナゴヤ球場の移転について発表があったと思うんですけれども、移転先については東海地方の地方自治体を公募ってことですけれども。このことについて、どのように受け止められますか。
(市長)
 そうですね。ナゴヤ球場、かつての中日球場は、大変に名古屋市民に親しまれてきたところでありまして、ナゴヤドーム移転後も2軍の本拠地として親しまれてきたというところなので、何とか我々も手を挙げたいところではあるんですけど、やっぱり球場となるとなかなかに広い敷地が必要でして。まだ、断念したわけではありませんけれども、なかなかあれだけの土地を、しかもある程度の利便性を求めると、なかなか見つからないというのが現実ではあります。
(記者)
 なかなか手を挙げるのは、現状、どうでしょう。
(市長)
 挙げたいところなんですけど、ちょっと場所があればというところで。場所次第ですね。
(記者)
 なかなかナゴヤ球場がほかのドラゴンズの一つの拠点がまた市外に出てしまうとなると、ちょっと。
(市長)
 それはちょっと寂しいところでしてね。本当はなるべく市内に誘致したいところではあるんですけれども。いかんせん、場所が。
(記者)
 ありがとうございます。
 

重点支援地方交付金について

(記者)
 重点支援地方交付金についてなんですが、具体的には検討中だということですけれども、幅広いものということは、お米券よりかは何かもうちょっと幅広く経済の支援を希望ということですか。
(市長)
 特に、意味を持って幅広いと言ったわけではないですけど。なるべく多くの方に便益が届くほうが望ましいかなとは思います。
 

宿泊税について

(記者)
 ありがとうございます。あと、宿泊税についてなんですが、別の直近で導入した自治体だと、業者のほうからコロナ禍からの復活が済んでおらず、拙速だというふうな批判も出たりしましたけども。名古屋市内においては、コロナからの復活というか、経済状況が復帰したりとかもベストな状況に完全に復活した導入にふさわしい状況だというふうに、市長としては現時点では受け止めておられますか。
(市長)
 実を言うと、導入を今からやっても、今年の来年というわけにいかないぐらいのことなので、ある程度先を見越してというと、現状で言うと、ようやくコロナ禍からインバウンドを含めコロナ前に戻ったかどうかという、そのぐらい。今から導入を始めると、二、三年後ぐらいにはある程度上回ってるんじゃないのかなと、そう期待も込めてというか。
 ただ、これも今おっしゃったように、実際のホテル事業者さんとか、そういう丁寧なヒアリングを進め、これぐらいだったら影響がないのではないかというラインで決めていきたいなと。
 

弥富相生山線について

(記者)
 分かりました。あと、もう1点。相生山についてお伺いしたく思います。市民団体の方から、お住まいの方も団体の中にはおられるわけですが、市長の言う地元の意向というのは、どういうところを指すのか曖昧になっているんじゃないかというご指摘も会見の中ではあったんですけれども。改めて、市長が今受け止めていらっしゃる地元の方の意向というと、どういうところ。
(市長)
 これは、地元からは、実際に直接地元のいわゆる賛成派の方々とも直接お会いをして声をいただいていますし、議会からも陳情をいただいていると。なので、ある程度のまとまった数の通してほしいという声があるのは、これは確かだろうというふうに感じています。
 ただ、それが、比率がどうなのか把握しているかと言われても、そこはアンケートを精密に採ったわけでもないですし分からないですけど。ただ、少なからず、あの沿線で通してほしいという声があるのは確かだというふうに考えています。
(記者)
 もう1点。最初に、当初、昨年ぐらいに出ていた折衷案だと、そもそもの折衷案だと緊急車両のみという話であったじゃないかというふうなご意見もありまして。そこを一般道でも問題ないというふうに今回判断されたというところについては。
(市長)
 これは、当初はそのように緊急車両のみを通すという案でしたが、これはやはり一般車を通すことでどれほどの環境にデメリットがあるのか。その環境とは何ぞやというと、やはり主にはホタルであったり、また緑地そのものが保全されるかということなんですが。まあ、ホタルに関しては、ホタルが繁殖期、そこでは例えば一定の時間帯だけ通行止めにするとか、そういう使い方によって配慮もできる。そうすれば、恐らくさほどそのホタルには影響がないのではないかということ。そして、また道を上に橋桁で造れば、下はホタルが行き交えるので、その点でもそんなに影響がないのではないかと。また、夜間の光がそれがホタルに影響するという可能性に関しては、横にフェンスを設けて光が漏れにくくするとか、そういう方法を複合的に用いて、ホタルへの影響を極力避けるということが見通せるようになったので、であれば一般車両を通してもさほど影響がないのではないかと考えた次第です。
(記者)
 ありがとうございます。最後にもう1点。既に先ほどお話があったかもしれないんですけど、丁寧に説明をしてというのは、市長としてはどういうふうな丁寧な説明というのを想定されていますでしょうか。
(市長)
 それは、当然私も直接お会いして、恐らく要望書をまたいただくと思いますけど、その辺を拝見をさせていただきますし。それに限らず、局のほうでもそれぞれの団体の方を中心に、いろんなお声をお聞きして、また丁寧な説明に努めていきます。
(記者)
 ありがとうございます。

副首都構想について

(記者)
 大都市制度、先日の会見でもあったと思うんですけれども、自民党と維新の連立で副首都の話が出てきていますが、これについて名古屋市の主張といいますか、改めて特別自治市を訴えてらっしゃると思うんですけれども、どのような方向性を持って、どのようなこれから、議論が活発になってくる可能性があるんですけれども、どういう姿勢を持っていらっしゃるのかというのをお伺いしたいと思いました。
(市長)
 副首都というのが、災害等で例えば関東圏が大きなダメージを受けたときに、バックアップ機能として副首都を設けるべき。ここには全く異論はございませんし、それだったら1か所と言わず何か所か設けておいて、もし複数箇所が同時に被災した場合でも、残りのところで機能を果たせるような、そういう日本にある程度幅広い副首都的な機能を持たせるというのは、これは私も賛成なんですね。
 ただ、そこに都構想的なああいう特別区が必須という感じになってくるというと、都市部、要は政令市で言うと、政令市をある程度解体するような形で県に溶け込ませて特別区にしないと副首都になれないと言われると、そもそも何でそれが必要なのかという。別に特別区と副首都は特段別にリンクしなくてもいいのではないのかなと思いますので、それがもし仮に副首都たるもの、特別区でないといけないと言われたら、それは多分名古屋では乗れないと思いますね。名古屋を分割して都のようにする。都のようにするというか、ある程度いわゆる大阪都構想のようにするという構想は、今の時点ではありませんので。
 なので、ぜひ今後の議論では、別に特別区を前提としない、そういう前向きな、あくまで何のために副首都をやるかというところにしっかりと焦点を当てた議論をお願いをしたいなと思います。
(記者)
 ありがとうございます。
(市長)
 あくまで、名古屋市としては、特別市を目指していくという、ここの活動をやっていきたいと思います。
 

副市長人事について

(記者)
 すみません、副市長人事についてお尋ねしたいんですけれども。議会運営委員会でもお話をされたかと思うのですが、松雄副市長の後任を置かれないという理由も合わせて、改めてご説明を伺ってもよろしいでしょうか。
(市長)
 今回、なぜすぐに速やかに3人にしなかったということにつきましては、期の途中で現実的にはどなたか置くというと、なかなかこれ、いろいろと大変な面もありまして。できれば、やはり春の時点がいいかなと。春に一斉の人事がありますので、その中でやっていくのが望ましいのではないかなというふうに思ってまして。なので、そのようにさせていただこうかなと。それまでの残る2人の副市長には負担が増えると思いますけれども。
(記者)
 では、新年度で改めて3人体制になるという、そういう認識ですか。
(市長)
 そうですね。今の予定で言うと、そう考えています。
(記者)
 ありがとうございます。
(記者)
 各社さん、よろしいでしょうか。
 

エスカレーター見守り君について

(記者)
今日から、市営地下鉄でエスカレーターの見守り君の運用が開始されたかと思うんですけれども。それの受け止めと、今後、どういったところにまだ課題が残っているというのを教えていただきたいです。
(市長)
 今日から何でしたっけ?
(記者)
 エスカレーターの見守り君っていう。
(市長)
 見守り君、両側のですね。これはね、私も肌感覚で思うんですけど、よく東京に出張に行って右側のやつですよね。見守り君って。歩いている人を、主に右側を歩いていく人を。
 もう既に結構名古屋は両側に立つのが、しかも歩かないというのが相当浸透してきたんじゃないかなと、東京に比べて。東京に行くと、まだ結構な率で右側を空けてますから。右側を空ける率は名古屋は全国で有数かどうかまでは分かりませんけど、東京に比べて相当進んできたなと。そういう意味で言うと、その見守り君でまた抑止ができるというのはいいことだと思います。そのうちに、もうそんなことが必要なくなるぐらいに、もう両側で歩かずにちゃんと手すりにつかまって使うのがエスカレーターは当たり前というふうに早くなってもらいたいなと。それを見て、全国的にそれが広がると、より日本全国、輸送力が上がっていいんじゃないかと思いますけども。
(記者)
 ありがとうございます。
(記者)
 各社さん、いかがでしょうか。
 

新語・流行語大賞について

(記者)
 今日の2時に新語・流行語大賞が発表されまして、高市総理の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が大賞に選ばれたということであります。名古屋市でも働き方改革、もしくは今後新しい高市流の働きたい改革と言われているところもありますけれども、そういうものもあります。広沢市長としての今後の働き方改革について、考えがあれば、これを機会に教えてください。
(市長)
 はい。そうですか。「働いて働いて」のあれが選ばれた。なるほど。あれも、いろいろとちょっと当初は賛否両論あったようですけど。まあまあ決意としてはいいんじゃないかと。一国の総理ですから、総理がしっかりやりますということで。だから、あまりあれを働き方改革と絡めて語らなくてもいいんではないのかなと。あくまで決意ですので。
 当然ですけど、今はもうこのご時世ですから、ちゃんとしかるべく休みを取って、有休もしっかり取って、過労にはならないようにちゃんと。これは本人だけじゃなくてちゃんと組織も、会社なり役所なりも気を遣って、上司は部下に気を遣って。こういう世の中ですので、それは当たり前のことという前提で、その中で気持ちとして自分はしっかり国民のために働くぞというのは、意気込みとしては大変すばらしいんじゃないのかなと思ってます。
 私、個人的には、ちょっと半年前に倒れまして。あれが働き過ぎだったかどうかは分かりませんけれども、それ以来、過労には気をつけるようにしまして、こうやって座らせてもいただいていますし。自らに振り返ってみると、半年は相当体調には気を遣った1年であったなと。
 今年の1字と言われたら、「倒」にしようかなという。ちょっと駄目ですね、これはね。もうちょっと前向きにしましょう。
(記者)
 残業時間の上限を緩めるといったような国会での議論もあるようですけれども、それについて何か。
(市長)
 ここもいろいろと働き方改革というので、逆にもっと働きたい人が働けない改革だみたいに言うこともありますからね。これは、議論に委ねたいところですけど。難しいところですよね。自分は、短い睡眠でがつがつ働くのが好きなのに、それをやらせてくれない、働く自由を奪われたなんていう、そういう方も、中にはいるといえばいるので。ただ、それを認めると、そういう方のほうが評価されるんであればって言って、そこで無理してまた過労が起きるとか、そういう問題にもなるので。ここは程度問題なんでしょうけど、基本的には、やはりちゃんとした一定の労働時間内でやるという。
 この間、滝ノ水中学というところの合唱団が、Nコン(NHK合唱コンクール)と、あと全日本合唱コンクールで金賞を取ったというので歌ってもらったんですけど。先生の話を聞いたら、やはりああいうところも部活も相当ホワイト化が進んでますね。昔は、ああいう合唱とかブラバンとかああいうのって、とにかくとことんやるぞって、音が合うまでやるぞって、土日は朝から晩まで、平日も結構遅くまでなんていうことがあったんですけど。やっぱり、昨今は部活もホワイト化されたと。なので、1日の時間、あとは土日はどっちか休み。こうやってうちの市立の中学もそうやって指導しているところで。なので、今は限られた時間内でどこまでいけるかという、そういうふうになっていると。これはいいことだなと。だから、この限られた時間で、みんな条件は同じにして、部活は1日2時間まで、土日はどっちか休みとか。こういう限られた時間でどこまで高みに達するか競争になったということは、いいことだなと思います。
 なので、普通の企業もそういうようにちゃんと働く時間はしっかり一定時間で守って、そこでどう成果を出すかというのが、そういうのが望ましいかなと思います。
(記者)
 ほか各社さん、よろしいでしょうか。
それでは、これで定例会見を終了します。
(市長)
 ありがとうございました。
 

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