令和8年1月5日 市長年頭記者会見

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ページID1044453  更新日 2026年1月19日

報告事項

  • 市長の年頭挨拶
  • 市会議長の年頭挨拶
  • 市会副議長の年頭挨拶

会見動画

報告内容

市長の年頭挨拶

(市長)
 それでは、皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 記者クラブの皆様方には、今年も様々な場面でお世話になるかと思いますが、昨年同様、よろしくお願いいたします。

 また、本日は、名古屋市会から西川学議長、さわだ晃一副議長のお二人にもご同席をいただいております。後ほど、お二人からもご挨拶をいただきたいと思います。

 まず、新年を迎えるに当たりまして、市政について私の思うところをお話をさせていただきます。

 まず、アジア・アジアパラ大会でございます。今年はいよいよ9月にアジア競技大会が、そして10月にアジアパラ競技大会がこの愛知・名古屋で開催をされます。間もなく4月には、メイン会場となります名古屋市瑞穂公園陸上競技場もオープンをするという運びとなっております。

 両大会は、本市がこれまでに経験したことがない規模の国際スポーツ大会でございまして、市民の皆様方と一緒に大会を盛り上げ、そして最高の舞台をつくり上げるために、愛知県や組織委員会と力を合わせ開催に向けた準備を全力で進めてまいります。そして、大会を通じて生まれるレガシーをスポーツの振興、共生社会の実現など、様々な分野に生かしていきたいと考えております。

 この愛知・名古屋で両大会を開催することを、必ずや市民の皆様方が誇りに思っていただけるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

 続きまして、震災対策でございます。大みそかの晩にも緊急地震速報が流れるなど、この日本というのは本当にいつ、どこで震災が起きるか分からない、そういう状況にございます。12月8日にも青森県の東方沖を震源とします震度6強の地震が発生をして、大きな被害が出たところでございます。

 南海トラフ地震をはじめとする巨大地震、そしてまた頻発する豪雨の災害など、本当にいつこの名古屋が大災害に襲われてもおかしくないと、そういう状況でございますので、名古屋市といたしましては、市民の生命・財産を守るためにこれらの備えを喫緊の課題として捉えております。

 市民の皆様方にお伝えをしたいことは、地震や豪雨など、全国各地で起こる大災害を決して他人事として捉えていただくことなく、明日来るかもしれない災害に向けてしっかりとできる範囲で結構でございますので、備えをしていただきたいというふうに考えております。

 そして、被災地支援でございますけれども、今年は、2011年3月の東日本大震災からちょうど15年が間もなく経過しようというときでございます。甚大な被害を受けました陸前高田市に対しまして、本市は令和6年度末までに延べ261名の職員を派遣をして、様々な支援を行ってまいりました。陸前高田市におきましては、ハード整備事業が完了することなどから、職員派遣による支援については今年3月で一区切りといたしまして、今後は同市と協議の上で、友好都市協定に基づく交流事業を末永く継続してまいりたいと考えております。

 一方、令和6年能登半島地震の発生からはちょうどこの元旦で2年ということになりましたが、本市は、これまでに約3,200名の職員を被災地へ派遣をしてまいりました。被災地では、依然として復旧・復興事業が行われておりますが、事業に携わる人員確保が十分でなく、本市は来年度も引き続き、必要な支援を行ってまいります。

 続きまして、話題が替わりまして、大河ドラマ館でございます。昨日からこの「豊臣兄弟!」、豊臣秀長・秀吉兄弟を描く大河ドラマがNHKで放送開始をされました。本市では、この絶好の機会を生かしまして、1月24日(土曜日)に「豊臣兄弟!名古屋中村大河ドラマ館」をはじめとする複合施設「豊臣ミュージアム」、こちらを中村公園内にオープンをいたします。この大河ドラマ館を中心といたしまして、誘客促進の取組を進めることで、名古屋の魅力を全国に発信をし、地域経済の持続的な発展につなげてまいります。

 続きまして、SRT(Smart Roadway Transit)のご案内でございます。2月には、都心における回遊性の向上、そしてにぎわいの拡大を図るために、名古屋駅―栄間におきまして、新たな路面公共交通システムSRTの運行が開始されます。SRTの導入により沿道が持つまちの価値を高め、新しい都心風景が創出されますので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

 そして、最後になりますけれども、議長さん、副議長さんをはじめ、市会議員の皆様方には、日頃から市政運営に当たり多大なるご協力を賜っておりまして、この場をお借りして感謝を申し上げたいと思います。

 本年も、議会との連携をより一層深めながら、多岐にわたる課題に真摯に取り組んでまいりますので、引き続き、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 間もなく迎えます2月定例会では、来年度予算についてご審議をいただくことになります。ご案内のとおり、本市の財政状況は大変厳しい状況でございまして、ぜひ、市民の皆様方のためになる施策を議会の皆様方とともに議論をしてつくり上げてまいりたいと考えておりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

 私からは以上でございますが、西川議長、そしてさわだ副議長にもそれぞれご挨拶をいただきたいと思います。

 それでは、西川議長、よろしくお願いいたします。
 

市会議長の年頭挨拶

(西川学議長)
 皆さん、改めまして、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。皆様方には、健やかなる新年を迎えられたこととお喜びを申し上げる次第でございます。

 ただいま、広沢市長さんから新年のご挨拶もありました。昨年を振り返ってまいりますと、夏の異常な気象、暑さに始まり、またこの名古屋では各地で不発弾が発見をされてくる。そしてまた、教職員の方々のあってはならない不祥事が起こってしまうなど、名古屋市民の皆様方に対して不安なことが幾つか出てきてしまった。このことは、非常に申し訳ないことだと思っております。

 その一方、コロナ禍のときの東京オリンピック、そしてまた大阪・関西万博。こちらは世界各国から約2,900万人もの方々が訪れた。人と人とのつながりというのがコロナで忘れられていたものが、より重要性というものが再認識をされてきたときではないかなと思っております。

 そうすると、この地域においては「愛・地球博」、これ20年ぶりということでありますので、せんだってもその式典が行われました。そのレガシーというものは今も我々の中には受け継がれていることだと思っております。そして、来年(正しくは今年)、アジア最大のスポーツのオリンピック、祭典であります、アジア・アジアパラ競技大会が開催をされることとなっております。これは、アジアの地域の方々がこの愛知・名古屋へ多くの方々がお越しになっていただいて、様々なスポーツを通しての交流、そしてまた文化や経済、そして様々な食の文化をはじめとした様々な交流が行われることだと期待をしております。そして、また我々この地域においては、おもてなしの心というものを最大限発揮してお迎えをしていきたい、そして、そのレガシーを我々ももちろんのこと、子どもたちへもつないでいってもらいたいなと思っております。その準備を、今、愛知県と名古屋市と力を合わせてしっかりと協力をしながらさせていただいておるところでありますので、今年の大会に向けましては、皆様方のお力添えもぜひともお願いしたいと思っております。

 また、我々名古屋市会としましては、市会情報の発信というものを、今回、非常にさわだ副議長共々力を入れているところであります。これは、市民の皆さんに政治や市議会に対する関心を深めてもらうということもありますけれども、もっと開かれた市の議会、何をやっているかということをはじめとして、皆さんに、より多くの方々に知っていただきたい。そして、またその中には多くの子どもたちにも名古屋市というものは、市民の生活のために何の仕事をしているのか、またその名古屋市と市議会というもの、市会というものは、どのような役割を果たしているのか。そして、地域の方々の生活が成り立っていっているのかということを肌身で感じて知ってもらいたい。そして、その子どもたちが受け継いだものを、自分たちがもし人生のこれから先、長い人生の中の一翼の力にでもなってもらえればありがたいなという思い。様々なことを経験、体験してもらいたいという思いから、いろんな手法を考えてさわだ副議長と共に市会の情報発信に力を入れてまいりました。

 例えば、市立工芸高校の生徒さんのご協力をいただいて、市会広報ポスター。これは今までは2月定例会のときだけに、せっかくすばらしい作品であるにもかかわらず、ごく一部にしか掲示をされていなかった。これは、我々のときに3年目になると思いますけれども、せっかくそんなすばらしい子どもたちの力を発揮してもらえる魅力であるならば、多くの市民の皆様に知ってもらいたいというところから、今回は全ての定例会においてそれぞれのポスターを掲示をさせていただく。それも、箇所数も市会事務局だけではなくて、教育委員会や総務局等々の力も借りながら、すべからく多くの市民の皆さんに目を通していただいて、そこからQRコードがついているものですから市民の皆さんに幅広く知ってもらいたいとともに、子どもたちにこんなすばらしい作品ができるんだということも名古屋の市民の皆さんにも知ってもらいたい。そうした思いにおいて、そうした活動もさせていただいております。

 また、大学生の有志の方々と連携して、名古屋市会の歴史や活動を紹介してもらうという、学生さんの観点を生かした広報動画の制作も今進めているところであります。間もなくその動画の発表会もさせていただいて、その学生さんの観点から様々な手法を使って、名古屋市、そして名古屋市会がどういう仕事をしているのか、多くの方々に知っていただきたいということも進めておりますので、市政記者クラブの皆様方におかれましては、こうした視点においての我々の活動を、取組を、ぜひとも多くの皆さんに知っていただけるようなご協力、お力添えをお願いしたいものだと思っております。

 引き続き、市民の皆さんの多くの声を受け止めていく、行政そしてまた政治の最大の責務は市民の命を守ることだと考えております。そして、それとともに、市民サービスの向上、そしてまた、子どもたちの夢の創出というもの、多くの課題があります。我々はしっかりと力を入れながら頑張っていく。そしてまた、先ほど市長さんから久しぶりに聞くお言葉がありました、「議会との連携」。これは、本来当たり前のことであります。我々は、市長さんとともに市民サービスの向上に向けて力を発揮したい。そのためには、しっかりと議論をしながら前へ進めていきたい、そうした思いがいっぱいであります。そして、また、今後、この名古屋の持てるポテンシャルを最大限発揮して、この名古屋の魅力というものを全国へもようやくやっと発信していけるのではないかというところも、さわだ副議長と常々話しているところでありますので、我々はしっかりこれからも一生懸命に汗をかいてまいりたいと思っております。

 市政記者クラブの皆様方におかれましては、我々がこうしてしっかりと活動しているというところを皆さんに知っていただくためにも、お力添えをいただけることを心から願わせていただきまして、私からのご挨拶とさせていただきます。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

市会副議長の年頭挨拶

(さわだ晃一副議長)
 皆さん、明けましておめでとうございます。年頭に当たりまして、簡単にご挨拶を申し上げたいと思います。

 市政記者クラブの皆さんには、旧年中、大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 副議長に就任して以来、西川議長の補佐役として公平な議会運営のために取り組んでまいりました。お二方の話にもあったとおり、まず昨年は、西川議長、市長はトリノ、私はシドニー、市長もシドニーに行って、議会の顔として、名古屋市の顔として姉妹都市交流を進めてきたということについては、一定効果があったというか、実績を残せたというふうに思っております。

 今年は、そういう意味でいくと、国際情勢が大変厳しい地域もあるので、このアジア大会を、アジアの交流--外交は国がやるので、交流促進のチャンスとしてどのように議会として、市として、簡単に言うと、名古屋をいかに好きになってもらうかということに、議長、副議長としては全力を尽くすべきではないかというふうに一つは考えております。

 もう一つは、先ほど市長のお話にもありましたとおり、南トラ(南海トラフ地震)の想定が変わったので、その被害想定と名古屋市の政策がきちんとリンクしているのかどうか。ここはすごく大事だと思います。それから、先ほど市長の話にもあったとおり、厳しい財政状況ということがありましたけれども、厳しい財政状況と、新たに令和8年度の予算案。これは「本来の」とあえて申し上げさせていただければ、広沢市長がこういう名古屋をつくりたいと思って出してきている予算の中身と、厳しい財政状況がきちんと整合性が取れているかどうか。つまり、政策目的と政策の規模ですね、財源も含めた、それが先ほどおっしゃった厳しい財政ということとちゃんと整合性が取れた予算案になっているかどうかを、基本的には各団長さん、各団の会派の皆さんがご判断することですけれども、そうした議論がより深くできるような環境を議長と共に整えていくべきだろうなと思います。

 これまでは、ある意味で対決をしていればよかった面もあったかもしれませんけれども、広沢市長はそういうスタイルではないので、より政策議論をまずこの当初予算案の中で、議会として西川議長と共にきちんと皆さんに議論をしていただきやすいような環境を整えていきたいというふうに思っております。

 本年、大変、記者クラブの皆さんにはお世話になります。どうぞよろしくお願いします。以上です。

質疑応答

力を入れたい事項や抱負について

(記者)
 それでは、市長、議長、副議長の皆様に質問させていただきます。今年、冒頭の挨拶でもございましたけれども、特に力を入れたい事項など、あと抱負などございましたら、改めてですがよろしくお願いします。

(市長)
 はい。私は、やはり今年は何といってもアジア大会、アジアパラ大会の本番の年ですので、まずはこれを大成功に導くこと。もう、これが一番注力をすべきことだというふうに認識をしております。それが名古屋にとって長年にわたってメリットをもたらす、そういう大会にしていきたいというふうに考えております。以上です。

(西川学議長)
 私でよろしいですか。今、市長さんからはアジパラ(アジア・アジアパラ競技大会)の話が出ました。さわだ副議長からは防災の話が出るかと思います。そうしますと、私からは先ほどちらっと申し上げたんですが、名古屋市会というもの、そしてまた名古屋市が開かれた一番身近な政治であると思っていますので、それが市民の皆さんに対してどういう仕事をしているかということ、我々が日常どういう活動をしているかということをお伝えできるというところに力を入れていきたいなということとともに、子どもたちへ多くの夢を与えていきたいなというところを、今まで若干先代の市長さんはその辺のところが大分鈍いところがあって、今の市長さんはそういうところをご理解いただいてますので、そこから始めていきたい。そして、またこの名古屋には、先ほど申し上げたとおり、すばらしいポテンシャルがあります。武家文化の発祥の地であります。全国のまちづくりをしていったこの名古屋であります。そうしたことを全国に発信するとともに、魅力をブラッシュアップしていきたい。そして、この地域で生まれて育ったことが誇りに思える子どもたちが多く育っていってもらえるようにつなげていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

(さわだ晃一副議長)
 防災じゃなくて。ちょっと重なるかもしれませんけど、名古屋の魅力をきちんとアジア、世界に発信していくということと、将来に向けての投資をどの程度までやれるのかということだと思っております。以上です。
 

アジア・アジアパラ競技大会について

(記者)
 ありがとうございます。それでは、市長に市政一般に関して質問させていただきたいと思います。一部報道がありました、先ほどもお話があったアジアパラに関連して、久屋大通公園のほうで大会期間中にいわゆるフェスティバル空間を設けるといったような話がありますが、その辺りでお話しできることがあればお願いします。

(市長)
 やはりこの大会期間中というのは、本当にもう全市を挙げて、ある意味お祭り騒ぎではないですけれど、そういう、今やっているんだと、特にまちの中心部でずっとやってると、そんな状態をつくり出したいというふうに考えておりまして。この競技会場だけで盛り上がるのではなく、まち全体で盛り上げていきたい。その魅力を発信していきたい。そういうふうに考えております。そういう観点から、この久屋大通の公園一帯、そして隣のオアシス(オアシス21)もそうですけども、この名古屋の中心街たる栄でそういう場を設け、その期間に来ると「ああ、アジア大会、本当に今やってるんだな。」というのが手に取るように分かると。そういうような楽しいそういう期間、空間にしていきたいというふうに考えております。以上です。

(記者)
 何かその空間で例えばパブリックビューイングでしたり、今の時点で市長が想定されているようなイベントなどございますか。

(市長)
 そうですね。パブリックビューイングができる空間も、オアシスもそうですし、あとはテレビ塔の前のメディア広場とかいろいろとありますので、そういうところはぜひやっていきたいというふうには考えておりますし。あと、メダリストの活躍を称えたり、あとは各種スポンサーさんのそういうコーナーであるとか、そういうイベント仕立てのような形で盛り上げていきたいなというふうに考えております。
 

市立大学附属中等教育学校について

(記者)
 ありがとうございます。続きまして、名市大(名古屋市立大学)のほうに中等教育学校を設置するようなお話も各社報道で出ておりますけれども、この辺りでお話しできることがあればお願いします。

(市長)
 そうですね。ちょっとこれはまだ検討段階のものが出てしまったものでございまして、まだ具体的に今お話しできることというのは少ないところでございますが、これは私のマニフェスト項目でございますので、それぞれ市大(名古屋市立大学)さんとか、あとは教育委員会等にこういう高校の在り方、そして中等教育の在り方の検討をお願いをしていたところでございまして、それがああいう形で実を結ぼうという動きになってきたというのは、私はうれしい動きだなというふうに考えております。以上です。

(記者)
 スケジュール感に関しては、今の構想ではいかがでしょうか。

(市長)
 スケジュールもあそこには記事化はされておりますけど、まだちょっと具体的にお話をできる段階ではございませんので、まだこれはこれからというふうにさせていただきたいというふうに思います。

(記者)
 この中高一貫校の構想について、市長としての思いを改めて伺えればと思うのですが。

(市長)
 はい。これは、私の副市長時代から研究を重ねてきたテーマでございまして。世界に目を転じてみますと、いわゆる中等教育、日本でいうところの中学校、高校、ここを真ん中である意味切って、そこで進路が変わるというのは極めて異例なことなんだなという、そういうことに気がつきまして。それが、ともすると日本の子どもに苦しみを与えてしまっているのではないのかなと。特に中二病という言葉があるように、14歳、15歳というのは非常に多感な時期でございまして、そこに高校受験というプレッシャーがあるというのは、非常に私自身も経験しましたけど、やはり相当14歳、15歳プレッシャーがあったなと。

 これを世界中の子どもたち、特に先進国の子どもたちは味わってなく。例えばアメリカですと、もう小学校が数校集まって地元の中学。ここは日本でも似たような状況ですけど。今度は、中学から高校も中学校数校が集まって地元の高校。なので、相当巨大化するわけですけども。そういうふうにエスカレーター式に「k to 12」と俗に言いますけど、幼稚園のキンダーガーデンですね。そこから12グレードですから、いわゆる高3まで、ここまでは基本的にエスカレーターで学んでいくという、これがアメリカのスタンダードでして。ヨーロッパはまた多少姿が違うんですけれども、それでも中高というのは、やはり中等教育というのは一貫でやっているという、これが世のスタンダードなんだなということを副市長時代に知りまして。それが、この日本の子どもたちにとって、今相当プレッシャーになっている。これをちょっとここに一石を投じたいなという思いはありまして。

 もう既に私立では、中高一貫をやっているところも結構ありまして。そういう教育を経験された方に聞くと、やっぱり中高一貫で学んだのは非常に良かったという声が非常に多くて。であれば、やっぱり公教育もそういうふうにある程度かじを切って、全員が全員じゃなくてもいいんですけど、そういう選択肢というのか、そういうのはあってもいいのではないかなと。そういう思いがありました。それが、いわゆる「一人の子も死なせない」という、ああいうテーマにつながっていったわけですけれども。受験のない、伸び伸びと中等教育を受けられる。そして、その中でじっくりと将来の選択肢を見つめていって、つまりは子どもがどうやったら幸せに自分の進路を見つけていって、そして誰も取り残さず、どういう学力であっても、どういうスキルであっても、その子に最適な道を指し示していけるような、そういう教育を目指せればなというふうに考えておりまして。それでああいうテーマを掲げ、そしてそれを市大(名古屋市立大学)さん、そして教育委員会にこれを検討してもらえないかと、そういうふうに投げかけて、それで今に至っているということでございます。

(記者)
 ありがとうございます。お考えとしては、市長の任期中にというようなところでしょうか、この4年間で。

(市長)
 そうですね。これは、実際学校となると実際場所はどうするんだとか、あとは当地域の実際の高校受験システムにも影響を与えますので、一朝一夕にすぐにできるというわけではないですので、どこまで進めるかというのはまだ未知数ではございますが、少なくとも私の任期中には道筋をつけたいというふうには考えております。

(記者)
 ありがとうございます。それでは、各社様、質問のある方は挙手の上、マイクを受け取ってからお願いします。

(記者)
 今年もよろしくお願いいたします。私から、主に2点、お伺いできればと思います。1点目は、先ほどの名市大の件に関連してですが、もともと公約としては小中高の一貫校の設立というところを掲げていらっしゃいました。現状では、中等教育学校ということで小学校が入ってないというところになりますが、その辺り、市長のお考えとしてはいかがでしょうか。

(市長)
 はい。ここは、まずはできるところから。やっぱり具体的に場所も要りますし、人員も要りますので、まずはできるところから取り組んでいきたいということで、いろいろとお話をする中で、まずは中高からはどうかなというところでございまして。小学校を完全にやらないのかというと、そこはまたもう少し先の議論かなというふうに考えています。
 

有松の日本遺産の認定継続について

(記者)
 ありがとうございます。別でもう1点。日本遺産の有松の件についてです。先日、12月24日でしょうか、文化庁からの再審査の結果として認定という形で出ました。ただ、依然、戦略などに関してはなかなか課題があるというところも文化庁の文面から見受けられましたが、市長としては、今回有松に対しての盛り上げ、促進等に関するお考え、ぜひお聞かせ願えればと思います。

(市長)
 はい。この有松の日本遺産については、審査継続となっておりましたのが、このたび認定継続という結果となったというところで、まずはほっと胸をなで下ろしているところでございます。

 ただ、数々の課題が示されたところではありますので、これは真摯に受け止めて、より有松の価値を高め、そして多くの方にお越しをいただけるようなそういう施策をとっていかなければいけないだろうと。そういう観点から、地域活性化計画、こちらを大幅に修正をしたところでございます。そういう計画の修正が一定の評価を受けた結果が今回の認定継続につながったかなというところでございます。これまた3年後(正しくは2年後)に再審査が行われますので、この3年という猶予の期間の間に、いかにいただきました課題に対して答えを出していくか。それが我々に課せられた課題だと認識をしております。以上です。

(記者)
 ありがとうございます。

市立大学附属中等教育学校について

(記者)
 本年もよろしくお願いします。名市大の関係で1点だけ。任期中にという意気込みのお示しがありましたけれども、いわゆる来年度から本格的に検討を進めるという、本格化させるということでよろしいのか。先ほど実を結び始めたところ、喜ばしいというご発言もありました。その実を結び始めたというところの具体的な部分というのがそういうことなのかなと。

(市長)
 はい。まだ、具体的には何か既に進んでいるということはなく、あくまでまだ市大(名古屋市立大学)さんの中でも検討が進んでいるということですけど。なにはともあれ、やる気になっていただいたというのは非常に私としてはうれしく受け止めています。なので、これをどう形にしていくかというのは、これはまた来年度以降の検討になってまいります。

(記者)
 よろしくお願いします。名市大の中高一貫の話なんですけれども。先ほど広沢市長の思いを聞かせいただいたんですが、高校受験がなくなるということが一つあると思うんですが、一方で受験の低年齢化、入り口のところで小学生が受験をするということがあり得るかもしれないんですが、この辺の入り口の対応というのはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。

(市長)
 はい。そのご懸念は十分に出るかと思います。実際に、東京等で公立の中高一貫も幾つか先行してやられてますけど、実際に公立の中高向けのそういう受験勉強的なそういう塾ですとか、そういうのが既に世にあることも承知をしておりまして。ただ、我々としては、受験の低年齢化させたいがためにやっているわけではなく、あくまで一貫教育ということを追求したいと。一貫教育で中学からできれば大学まで10年間かけて人材を育成をしたいということなので、単なるエリート教育をしたいというわけではございませんでして。そういうためにどういう、とは言っても定員がありますのでたくさんの応募者があった場合に、どのような選考をするかということはこれから課題だとは思いますが、そこにもちゃんと工夫をして、単なる学力競争にならないようなそういう工夫は必要かなというふうに考えております。

(記者)
 それは、名古屋市として考えるのか、名市大(名古屋市立大学)として考えるのかというのは。

(市長)
 これは、主体的には、やはり教育の主体でありますのが名古屋市立大学になりますので、そちらで考えていただきますけど。市としても、積極的にできれば関与して、お互い知恵を寄せ合っていいふうにできていければなというふうには思います。
 

副首都構想について

(記者)
 ありがとうございます。もう1点、副首都、特別市の関係なんですけれども。国のほうで議論が活発になってきていますが、今年、名古屋市としてどういうアクションを取っていくのか。昨年の暮れの会見でもお話をされましたけれども、戦略、こういう戦略で名古屋市として訴えていきたいというようなこととかがありましたら、教えていただければと思います。

(市長)
 はい。この副首都については、当初、国のほうで特別区、東京23区のような特別区前提というようなそういう議論がありましたが、その状態であるとなかなか名古屋は手を挙げづらい状況ではありましたが。そうでないということになるのであれば、そこには積極的に手を挙げていきたい。それに向けて名古屋市としてどのように働きかけるかというのは、これはいろんなルートを通じまして、特別区ではない、いわゆる副首都、災害時のバックアップ機能を中心とした副首都という純然たるそういう機能として幾つかの条件はあろうと思いますけれども、国のほうで例えば募集が始まるということであれば、ここはもう積極的にいろいろなルートを通じて名古屋が選ばれるように働きかけていきたいというふうに思います。

 ただ、まずはやはり国の議論を見守って、どのような形で副首都というものが選考されるか、そこをまずは見守りたいというふうに思います。そのなかで、やはり特別区はぜひ外していただきたいというのを、これは言っていきたいと思いますけども。
 

防災庁の地方拠点設置に関する要請について

(記者)
 すみません、少し関連になるんですけれども。防災庁の拠点も国のほうで少しずつ防災庁の設置自体が進んできていると思うんですけれども。これは、変わらずやはり名古屋に地方拠点を置くことを要望していくという。

(市長)
 はい。これは、そのとおりです。

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
 

市立大学附属中等教育学校について

(記者)
 すみません、私の勉強不足だったらあれなんですが、一つだけ教えてください。名市大(名古屋市立大学)の件で、これは各社さんの報道でもありましたけれども、もし設置されるとしたら公立の大学では全国で初めてということでよろしかったですかね。

(市長)
 はい。そのとおりです。

(記者)
 ありがとうございます。

(記者)
 各社様、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、年頭の記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

(市長)
 ありがとうございました。
 

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