なごや生物多様性センター機関誌「なごやの生物多様性」について
機関誌「なごやの生物多様性」とは?
なごや生物多様性センターでは、平成25年度から『なごやの生物多様性』と題してセンター機関誌を発行しています。『なごやの生物多様性』は、なごやに関係する地域における、生物多様性に関する分野の原著論文、総説および報告などを募集し掲載する機関誌です。
発刊の背景と目的
名古屋市では、昭和40年代を境に緑地や農地が減少し、市街地の拡大が急速に進みました。その結果、生物の棲み場所は著しく減少し、分断・孤立化が起こりました。残された緑地やため池、河川、水田、畑などには、今でも様々な生物が生存していますが、反面、メダカのように、かつては普通に見られた生物が絶滅の危機に瀕している例も少なくありません。記録もされずに人知れず消えてしまった生物も少なくはないでしょう。さらに追い討ちをかけるように、様々な経路で外来種が進入し、市内の生物相や自然の景観は一変しました。
このように、元々棲んでいた生物が姿を消し、自然が刻々と変化する中で、生物の標本や記録を残していくことは、自然史学的にも、また、地域の自然と生物多様性を守るという意味においても、ますます重要な課題となっています。なごや生物多様性センター機関誌『なごやの生物多様性』では、自然と生物多様性に関する正確な記録を残し、地域で実践されている調査や研究、保全、教育等の取組みを広く社会に発信することを目的としています。投稿者については、研究者や専門家、教育関係者、学生、保全団体、市民といった多様な投稿者を求めています。また、内容についても、学術的知見や地域の生物目録、調査や保全活動で得られた知見や成果など幅広い内容の文章を募っています。対象地域については、名古屋市を中心として相互に影響のある周辺地域を含んでいます。
最終的には、これらの成果が誌上を通して相互交換され、社会で広く活用されることにより、人と生物が、都市と自然の中で共存できる地域社会づくりに貢献することを目指しています。
投稿を希望される皆さまへ
研究および調査・保全活動をされている多くの方々が、機関誌「なごやの生物多様性」に投稿いただけるように原著論文、総説、報告(記録、資料および目録など)、その他(企業、学校、市民団体の取り組みなど)、さまざまな投稿の形式をご用意しています。
本誌と投稿規程(機関誌「なごやの生物多様性」投稿について)をお読みいただき、多くの方々の投稿をお待ちしています。
なお本誌の情報は「科学技術情報発信・流通総合システム」(略称:J-STAGE)へ登録させて頂きます。投稿にあたり、予めご承知おきいただきますようお願いします。
添付ファイル
令和7年度(令和8年3月予定)に発行する第13巻の募集概要については以下のとおりです。
- 募集期間:令和7年8月31日(日曜日)まで
- 投稿資格:どなたでも投稿可能です。ただし、原稿は原則として未発表のものとします。
- 原稿受付:なごや生物多様性センター
- その他:募集・投稿などに関する詳しい内容は、添付の投稿規程をよくお読みいただき、ご質問などがありましたら「なごや生物多様性センター」までお寄せください。
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このページに関するお問い合わせ
環境局 環境企画部 環境企画課 生物多様性の保全担当
電話番号:052-831-8104 ファクス番号:052-839-1695
Eメール:bdnagoya@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
環境局 環境企画部 環境企画課 生物多様性の保全担当へのお問い合わせ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



