生物多様性について

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ページID1034053  更新日 2025年10月17日

地球上には、森林や草原、砂漠、河川など様々な環境があり、そこに多くの生物が生息しており、それぞれの環境に適応した生物が、お互いにつながりあい、バランスを取っています。この生物のつながりの豊かさを「生物多様性」といいます。

私たちの暮らしは衣食住すべてにわたって生物多様性からの恵みに支えられていますが、世界では開発や乱獲、外来種の持ち込みなど人間の活動により「生物多様性」が危機に面しています。なごやにおいても、市街地の拡大や外来種の侵入などによる身近な生態系への影響、消費活動を通した世界の生物多様性への影響が生じており、生物多様性の保全への取り組みが必要となってきています。

ネイチャーポジティブの実現に向けて

自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現に向けた意欲を表明する「なごやネイチャーポジティブ宣言」を令和5年10月28日に市長が行いました。

チョウを呼ぶまちプロジェクト

ネイチャーポジティブの実現をより一層推進するため、身近なチョウをきっかけに、生きものを「知る」・「呼ぶ」・「集める」イベントを開催し、生きもののつながりやその大切さを発信する「チョウを呼ぶまちプロジェクト」を新たに実施します。

生物多様性に配慮した生活スタイル

私たちの暮らしは、周辺地域での生産や外国からの輸入、つまりは世界の生物多様性に大きく依存し、またその地域の生物多様性や地域の人々の暮らしに影響を与えています。
世界中の自然の恵みを持続可能な方法で利用するには、生活スタイルの転換が必要です。

生物多様性に配慮した事業活動

あらゆる事業活動は、生物多様性の恩恵を受けるとともに、生物多様性に圧力を与えています。自らの事業と生物多様性との関わり、生物多様性に配慮するメリット、配慮しないリスクについて考えてみませんか。

ネイチャーポジティブの実現に向け、開発における事業者の自主的な生物多様性への配慮を促すため、生物多様性保全上の重要なエリアを可視化したマップを作成しました。

生物多様性緑化

生物多様性緑化とは、生きもののすみか・エサ場・休息場所などに配慮した緑化のことです。本市では、生物多様性緑化のためのガイドラインを策定しているほか、事業者や市民団体の皆さまとの協働により生物多様性緑化を進める「都心の生きもの復活事業」などを実施しています。

自然共生サイト

名古屋市はネイチャーポジティブ(生物多様性の損失を止め回復させる)実現のため、2030年までに市内で5か所以上の自然共生サイト認定を目指します。

自然共生サイトとは?

民間(自治体や企業等)の取組等により生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度で、2023年度より開始されています。

スマホであつめよう!なごやいきものクエスト

スマートフォンで撮影したいきものの種類をAIが判別する機能を備えるアプリ「Biome」を活用し、市内の身近ないきもの集めを行うオンライン参加型イベントを開催します。

集めたいきもの情報は、市内の生物多様性の取り組みにも活用されます。参加をお待ちしています!

なごや生物多様性センター

なごや生物多様性センターでは、なごやの生きものに関する情報を収集し、発信するとともに、市民・専門家・行政によるなごやの身近な自然の調査・保全活動を推進しています。

絶滅のおそれのある野生生物

名古屋市は、市街地が発達した都市ですが、東部の丘陵地域や河川敷、大規模な緑地などを中心に、いまだ様々な生物が生息しています。

本市では、市内で特に保護が必要な動植物種を明らかにするとともに、広く市民にも周知するため、市内の野生生物をその絶滅の危険性の程度に応じてランク付けした名古屋市版レッドリストを公表し、それらの生息状況や減少要因を解説した「レッドデータブックなごや」を発行しています。

なごやの外来種(外来生物)

外来種問題とその対策、外来種の中でも特に生態系等に重大な被害を及ぼすおそれのある「特定外来生物」について紹介しています。

藤前干潟の保全・活用

名古屋市の南西部には、渡り鳥の重要な飛来地である藤前干潟があります。庄内川河口干潟、新川河口干潟、そして藤前地先干潟の3つの干潟を含む323ヘクタールの区域が、2002年11月18日に「藤前干潟」としてラムサール条約に登録されました。藤前干潟には、鳥や鳥の餌となるカニ・ゴカイなど、多数の生きものが生息しており、生物多様性豊かな場所です。この場所を保全するため、市民や他行政機関と連携しながら、様々な取組が行われています。

国際生物多様性の日

毎年5月22日は、国連が定める「国際生物多様性の日」です。この機会に私たちのくらしを支える「生きもの」について考えてみませんか。

国連生物多様性の10年(2011年から2020年まで)最終年事業

本市では、COP10にて採択された「愛知目標」の目標年、また「国連生物多様性の10年」の最終年にあたる2020年を迎えるにあたり、この間の取組成果の総括や最終年に向けた機運醸成を図る様々な取組やイベントを実施しました。

パートナーシップで進める名古屋の生物多様性の取り組み:COP10から10年間の成果

令和4年12月にカナダ・モントリオールで開催される生物多様性条約第15回締約国会議において、名古屋市の取り組みについて発信するため、2010年に本市で開催されたCOP10以降、名古屋市が取り組んできた協働による生物多様性の取り組みについて、とりまとめました。

パートナーシップで進める名古屋の生物多様性の取り組み

パートナーシップで進める名古屋の生物多様性の取り組み(英語版)

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このページに関するお問い合わせ

環境局 環境企画部 環境企画課 施策推進担当
電話番号:052-972-2684 ファクス番号:052-972-4134
Eメール:a2684@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
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