ハナアブ類

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ページID1015353  更新日 2025年10月17日

[学名] Syrphidae
[分類] 双翅目(ハエ目),ハナアブ科

小型から中型。ショクガバエと呼ぶこともある。ショクガバエは『食蚜蝿』の意で、幼虫がアブラムシ類を捕食することに由来する。(蚜=虫へんに牙)

幼虫は、アブラムシやカイガラムシを捕食する種が多く、農業上有益な昆虫。一部の種は、幼虫が腐水中に棲み、泥土中の有機物を食するものもある。このような種は水底に棲むので、空気を呼吸するために長い呼吸管を備えており、オナガウジと呼ばれる。

成虫は美しい紋様や色彩のものも多い。各種の花を訪れ、授粉に役立っている。

ハチ類とよく間違えられるが、ハナアブ類の翅は前翅の2枚のみである(ハチ類は前後翅合わせて4枚)。

オナガウジなどが気味悪がられることがあるが、人畜に対する害はない。

ハナアブ

[学名] Eristalis tenax (Linnaeus)
[分類] 双翅目(ハエ目),ハナアブ科

写真:ハナアブ(成虫)

成虫の体長15mm内外。橙色に黒色の横縞の美しい種。

早春より晩秋まで各種の花を訪れる。


写真:ハナアブ(蛹)

幼虫はオナガウジで、ドブなど腐水中に棲む。

養殖した蛹を温室内に置き羽化させて、キウリ(キュウリ)などの受粉に利用していた。

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