シラミバエ類
[学名] Hippoboscidae
[分類] 双翅目(ハエ目),シラミバエ科
小型のハエで、日本に23種が知られている。体は著しく扁平。翅は、完全なものから退化したものまである。頭部先端には鋭い口吻があるが、普段は頭部下面に引き込まれている。
成虫は、ウシやウマなどの哺乳類や、鳥類の体表に寄生し吸血する。偶発的に人から吸血することもあり、ウマシラミバエなどがトリパノゾーマなどを伝播することがある。
幼虫は雌の体内で育ち、老熟幼虫が1頭ずつ産下される。幼虫はすぐに蛹化し、成虫になって宿主体表に移行する。
ハトシラミバエ
[学名] Ornithomyia avicularia aobatonis Matsumura
[分類] 双翅目(ハエ目),シラミバエ科

体長5mm内外。翅は完全で長大、脚は頑丈で大きい。爪は大きく3叉している。
各種の鳥類に寄生する。人に対する寄生例の報告はないが、近似の他種と同じように、偶発的に人からも吸血する可能性がある。
名古屋市近郊で見つかっている。
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