ゴミムシダマシ類(コクヌストモドキなど)

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ページID1015325  更新日 2025年10月17日

[学名] Tenebrionidae
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゴミムシダマシ科

多くの種を含む科で、生息場所、食性などもいろいろである。一般的には屋外性であるが、一部の種が屋内に生息し、貯穀などの害虫となっている。

コクヌストモドキ

[学名] Tribolium castaneum (Herbst)
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゴミムシダマシ科

写真:コクヌストモドキ成虫

体長3-4mm。全体赤褐色でかすかな光沢がある。

体は扁平で、触角の先端3節は太くなり球稈状を呈する。


写真:コクヌストモドキ(頭部)

最も普通な貯穀害虫の一つで、一般の家庭でもよく発生する。

穀粒よりも、穀粉やその加工品を好んで食害する。

ヒラタキクイムシなどの出す粉状の木屑(フラス)などから発生することもあるので、木材害虫と間違われることもあるが、この種は木材は加害しない。

ヒラタコクヌストモドキ

[学名] Tribolium confusum Jacquelin du Val
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゴミムシダマシ科

写真:ヒラタコクヌストモドキ成虫

体長3-4mm。全体赤褐色でかすかな光沢がある。体は扁平。

コクヌストモドキによく似ていて区別は難しいが、本種の触角の先端の球稈はさほど顕著ではなく、先端5節が太くなっている。


写真:ヒラタコクヌストモドキ(頭部)

加害の様態はコクヌストモドキとほぼ同じで、穀粉やその加工品を食害する。

ガイマイゴミムシダマシ

[学名] Alphitobius diaperinus (Panzer)
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゴミムシダマシ科

写真:ガイマイゴミムシダマシ成虫

成虫の体長5-6mm。全体黒から黒褐色。光沢がある。

幼虫は淡褐色で細長く円筒状。終齢幼虫は約12mm。

米穀店や製粉工場で多く発生する。穀粉やその加工品からも発生する。

コメノゴミムシダマシ

[学名] Tenebrio obscurus Fabricius
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),ゴミムシダマシ科

写真:コメノゴミムシダマシ成虫

貯穀害虫の中では大型で、成虫の体長14-18mm、全体が黒褐色で光沢がない。


写真:コメノゴミムシダマシ幼虫

幼虫の体長は約30mm。

倉庫、精米所、製粉工場、養鶏所などで発生する。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 衛生研究所 生活環境部
電話番号:052-737-3711 ファクス番号:052-736-1102
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