都市計画の鉄道及び関連施設

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(1)鉄軌道

鉄軌道は道路とともに都市交通の骨格をなすもので、運輸政策審議会の答申などを踏まえて整備が進められてきました。鉄軌道は、必要に応じて、都市高速鉄道として都市計画を定めます。本市では、現在、地下鉄、新交通システム、連続立体交差事業の区間など、16路線約139.81kmを都市計画決定しています。

地下鉄については、昭和32年11月に東山線の名古屋から栄町(現在の栄)間で営業を開始し、順次路線を延長してきました。平成15年3月には上飯田線が営業を開始、平成16年10月には名城線が環状化、平成23年3月には桜通線が徳重まで延伸され、現在、6路線約93.3kmが営業されています。

新交通システムについては、大曽根と小幡緑地を結ぶガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)が平成13年3月に、また平成17年3月には藤が丘と豊田市の八草を結ぶ東部丘陵線(リニモ)が営業を開始しました。

(2)立体交差事業

平面を運行する鉄道は、踏切事故の危険性があり、道路交通を阻害し、地域分断の原因となるなど、健全な都市活動上の問題となっています。これらの問題を抜本的に解消するため、道路と鉄道とを連続的に立体交差化する連続立体交差事業を推進しています。

連続立体交差事業は、立体化する区間を都市高速鉄道として都市計画決定し、各鉄道事業者と事業の施行や費用負担、高架下の利用などについて協議を行い、協定を締結して都市計画事業として施行するものです。

本市では、これまでに7箇所の連続立体交差事業が完了しており、現在、名鉄名古屋本線(桜駅から本星崎駅間)において事業化に向けた検討・調整を進めています。

また、踏切ごとに道路と鉄道を立体交差化する単独立体交差事業も推進しています。

連続立体交差事業箇所

地図:名古屋市内の連続立体交差事業箇所の図

  • 事業完了箇所
    1. JR東海道本線(繰出地区)
    2. JR東海道本線(大高地区)
    3. 名鉄常滑線(新堀川から山崎川間)
    4. 名鉄瀬戸線(東大手から矢田間)
    5. 名鉄犬山線(中小田井から新川間)
    6. JR関西本線・近鉄名古屋線(黄金から庄内川間)
    7. 名鉄名古屋本線(天白川から左京山間)
  • 検討中の箇所
    1. 名鉄名古屋本線(桜駅から本星崎駅間)

名鉄名古屋本線(天白川から左京山間)の事例

事業前の写真
事業前(踏切で交通渋滞が発生しています。)
事業完了後の写真
事業完了後(鉄道が高架化し、踏切がなくなり、道路交通が円滑になりました。)

検討中の連続立体交差事業

施行中の立体交差事業(単独立体交差事業)

関連リンク

(3)駅前広場

駅前広場は、当初、鉄道利用者の処理の場とともに、都市の顔として鉄道側において確保、運営されてきましたが、鉄道利用者の増加に伴い、鉄道交通と道路交通の結節点として有機的な連携を図り、その転換を効率的かつ円滑に処理する都市施設として、また地域社会の公共空間として、都市側からもその必要性が高まり、整備を進めています。

本市では現在25か所(交通広場1か所、地下交通広場2か所を含む。)を都市計画決定しています。

このページに関するお問い合わせ

住宅都市局 都市計画部 街路計画課 施設計画担当
電話番号:052-972-2729 ファクス番号:052-972-4225
Eメール:a2729@jutakutoshi.city.nagoya.lg.jp
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