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令和7年1月14日 市長定例記者会見

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ページID:182257

最終更新日:2025年1月23日

報告事項

  • 日向灘で発生した地震について
  • 消防出初式について
  • オーバードーズ防止啓発について

会見動画

報告内容

日向灘で発生した地震について

(市長)
 それでは、皆様、おはようございます。令和7年1月14日の定例記者会見を始めさせていただきます。

 まず、報告に先立ちまして、昨日の21時19分頃に日向灘を震源とします地震が発生したことに伴いまして、21時55分に南海トラフ地震臨時情報(調査中)というものが発表されました。

 本市でも、職員が参集いたしまして、警戒態勢をとり対応いたしましたが、23時45分に南海トラフ地震臨時情報(調査終了)というものが発表されましたので、本市におきましても警戒態勢を解除いたしました。

 市民の皆様方におかれましては、いつ地震が発生してもおかしくないというこの状況にご留意いただきまして、今後も引き続き地震への備えを行っていただきたいと思います。

消防出初式について

(市長)
 それでは、報告に移らせていただきます。

 まず、日曜日、12日ですね、こちらに開催いたしました消防の出初式についてご報告をいたします。

 こちら、当日の様子でございますけれども。新春恒例の伝統行事であります、消防の出初式。こちら5年ぶりにこの名古屋港のガーデンふ頭で開催されまして、消防団員、消防職員の皆さんの凜としたたくましい姿を拝見をいたしまして、私ども大変心強く感じたところでございます。

 また、大勢の消防職員の皆様方にも参加をしていただきましたが、昼夜を問わず地域を守っていただいている消防団の皆様、消防も含めてですけれども、こちら本当に名古屋の宝だというふうに思っております。

 当日は、市が所有いたします消防団の車両を先頭に力強い分列行進や、消防局と連携した一斉放水を行う姿に、大変頼もしく感じた次第であります。

 しかしながらですね、消防団員の数は年々減り続けておりまして、10年前と比べると15%減少しております。また、9割以上の消防団が定員割れという状況になっております。

 ですので、市民の皆様方におかれましては、地域防災の要でありますこの消防団、ぜひとも応援していただくとともに、消防団への入団についてもぜひご検討をいただきたいと思います。名古屋のまちをぜひ一緒に守っていただきたいとお願いする所存でございます。

オーバードーズ防止啓発について

(市長)
 続きまして、オーバードーズ防止啓発について、ご報告をいたします。

 こちらですね。近年、一部の青少年の間で市販薬を一度に大量に摂取(服用)をする、いわゆる過量服薬、オーバードーズ、こちらが広がっております。

 このたび、一般社団法人名古屋市薬剤師会及びプロバスケット(ボール)チームの名古屋ダイヤモンドドルフィンズとコラボレーションいたしまして、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに所属する齋藤拓実選手を起用した、こちらですね、齋藤選手。様々なオーバードーズ防止啓発を実施をいたします。

 1月25日にドルフィンズアリーナで開催されます名古屋ダイヤモンドドルフィンズ対大阪エヴェッサの試合におきまして、入場口におきまして先着3,000名様にですね、このようなオリジナルのクリアファイルをこちらを配布をいたします。ぜひとも、こちらを受け取っていただければと思います。

 そのほか、既に始まっておりますけれども、市内の中学校、高校、そして名古屋市薬剤師会加盟薬局等へのポスターの掲示、そして、市内の若年層に向けたSNS広告配信のほか、地下鉄の車内広告も実施をいたします。

 オーバードーズを行う背景には、家庭や学校内で抱える悩みや不安、そして生きづらさがある(ことが多い)というふうに言われておりますが、重篤な健康被害を引き起こしたり、最悪の場合は死に至るということでございます。大変危険でございます。

 悩みのある方は、一人で抱え込まず、家族、パートナー、ご友人など、そしてまたですね、本市におきましても様々な対策を講じております。身近な人の悩みのサインに気づき支える「ゲートキーパー」の養成研修であるとか、あと相談機関(情報)サイト「こころの絆創膏」などを運営をしておりますので、こうしたものも利用しながら、悩みや不安を抱える方を支えていければというふうに考えております。

 こうした悩みを抱える方のつらさを理解し、受け止めて、そして寄り添うというこういう姿勢がこのオーバードーズから若者を救うということにつながると考えております。

 私からは以上でございます。

質疑応答

水素エネルギー利活用について

(記者)
 ありがとうございます。幹事社から1点、水素エネルギーの利活用に向けた取り組みについて、質問させていただきます。

 1月末に名古屋水素技術フェアを開催予定だと思います。名古屋市は、中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議の構成員でもいらっしゃいますが、市内企業の関連事業の参入などに向けて、今後支援策として検討されていることがありましたらお聞かせください。

(市長)
 そうですね。本市、名古屋市はですね、この水素でつくる新たな暮らし・産業というものを未来につなげ、成長の柱となるというふうに考えておりまして。この水素の社会実装に向けた本市の役割を「名古屋市水素アクション」として取りまとめておりまして、水素サプライチェーンの構築の推進であるとか、水素エネルギーの普及啓発に向けた取り組みを実施をしているところであります。

 また、市内企業の水素の利活用の促進、そして水素産業への参入に向けましては、市内中小企業のこれからの事業展開を応援するため、今年度はこれまでの普及促進からさらに一歩踏み込みまして、水素の利活用や水素産業参入に関心がある市内企業等に向けて自社の強みを生かし、水素分野における今後の取り組みを考える「名古屋水素技術ワークショップ」を初めて開催をいたしまして、延べ500名の参加がございました。

 また、我が国最大の異業種交流会であります「ナゴヤメッセ(正しくはメッセナゴヤ)2024」では、水素エネルギーを身近に感じてもらうため、水素のある日常生活を体感できるブースを出展いたしまして、1,200名のご来場があったというふうに聞いております。

 また、1月28・29には、名古屋商工会議所と連携をして、水素技術に特化した展示会「名古屋水素技術フェア」を開催をいたしまして、既に多くの方の来場登録があるというふうに聞いております。また、市内の企業もですね、想定を超える数の参加がありまして、水素への関心の高さがうかがえるという状況になっております。

 一方で、参加企業さんからは、水素の仲間づくりが大事であるということとか、どのように自社技術やサービスをこの水素に活用すればいいか分からないというお声もいただいております。今後は、水素エネルギーの可能性を実感をして、この技術とアイデアで未来を切り開く市内の中小企業に対して、水素の社会実装を目指す仲間づくりからこの水素産業への参入、こちらに向けての課題解決に資する支援を展開できるように検討をしてまいります。以上です。

南海トラフ地震臨時情報について

(記者)
 それでは、市政一般について、各社さん、お願いします。質問のある方は、挙手の上、マイクを受け取ってからご質問をお願いいたします。

(記者)
 繰り返しにはなってしまうんですけれども、昨夜の日向灘の地震の件で、臨時情報調査中が出されました。なかなかいたずらに不安をあおるというのもよくないとは思うんですけれども、また冷静な対応という意味で、市民の方にこの情報というのをどう受け止めて、どういうふうに対応してほしいのかというのを改めて一言いただけますでしょうか。

(市長)
 せっかくですので、局からお願いできますか。

(当局)
 先般の臨時情報の調査中ということですけれども、結果的に8月8日にございましたような注意という、相対的に地震の可能性が高まっているという状況ではなかったという判断が出されましたけれども。いずれにいたしましても、南海トラフ巨大地震、いつ起こるか分からないと言われておりますので、普段の日頃の備え、これをしっかりと取っていただきたいということを改めてお伝えしたいと思っております。よろしくお願いいたします。

(市長)
 それとともに、こうやって昨日のようなことがあると、だんだんこのあたりに慣れてくるというか、また大したことないんじゃないかみたいに思ってしまうことが非常に危惧されますので。そういうことのないように、こういう情報が出された際には、本当に起こるというそういう前提でぜひ心構えをしていただければというふうに思います。はい。以上です。

(記者)
 すみません。今の同じ話題なんですけれども。市として、注意情報、今回は調査終了になりましたけれども、いろんな段階があるわけでありまして、それに対して、どう取り組んでいきたいか伺えたらと思います。

(市長)
 これは、一定のフローチャートといいますか、こういうのが出たらこういうふうにするというのがあらかじめ決まっておりまして。昨日はこの調査中が調査終了になりましたけど、これがその後、警戒であるとかそういうふうに進んだ場合には、所定の注意喚起であるとかを市としても出していくという流れになります。何か補足あれば。

(当局)
 今、市長が発言いただいたとおりではあるんですけれども。私どもも昨日の調査中、出された段階で、一定の準備態勢と警戒態勢を取って配備を取っております。市民の皆様に必要な情報をお伝えする準備ですとか、また、いざ先ほどのステップが上がった場合に備えての施設管理ですとか設備の点検、こういったものの準備ができるような態勢を取っておりますので、繰り返しになりますけれども、市民の皆様にもこういった情報が出されたときには、次の段階があるということを念頭に置いていただいて備えの確認をしていただければと思っております。以上でございます。

(記者)
 かなり重ねてになってしまって申し訳ないんですけれども。広沢さんの言葉で、市民の方に対しての呼びかけ。例えば、こういう対策をしてほしいとか、例えば注意情報を検討するような会議が開かれたときは、市民の方にはこうしてほしいみたいなのがあればちょっと伺えたらと思います。

(市長)
 そうですね。昨日の例を取ってみますと、恐らく多くの方が報道等でこの第一報、臨時情報ですね。こちらに接せられたと思います。その際には、追加情報が恐らく出されるまでの間、できればそのままステップが上がっていく、例えば警戒であるとか、本当に津波が来るかもしれないと。そういう心構えを持っていただいて、そうなってもいいように各自で警戒レベルが上がったときの行動をあらかじめ取っていただけますとありがたいです。

 それがもし解除された場合は、それは事なきを得たということで通常に戻っていっていただければいいんですが、こういう情報が出た際には、その更なる備えをしていただきたいというふうに考えております。よろしいでしょうか。

(記者)
 そのために、日々、どういうふうになったら、どうするかというのを家族などで話し合うことが必要ということ。

(市長)
 そうですね。市民の皆さんにお願いをしたいのは、やはり南海トラフの地震というのは必ず来る、いつか来る、今日来るかもしれない、こういうことで、できれば家族間で話し合いをして、例えば昼に来たら、それぞれ子どもは学校に行ってる、大人は会社に行ってる。こういう場合にどうするか。こういうのを話し合っていただいて、自分たちの広域避難場所はどこであるとか、その辺もしっかり確認をして、もしそうなった場合にはどこで広域避難場所で落ち合おうであるとか。

 あとは、そうなったときの備えとして、備蓄は今どうなっているか、そういうことにですね、なるべく定期的に家族間でも情報共有していただいたりと、そういうようなことをしていただきたいです。

インフルエンザについて

(記者)
 各社さん、いかがでしょうか。

(記者)
 おはようございます。ちょっと話題が変わって、インフルエンザなんですけれども。インフルエンザの薬不足が懸念されているということで、何か市民の皆さんへのメッセージいただけないでしょうか。

(市長)
 これは、今日は健福(健康福祉局)さんはいらっしゃってますか。薬不足が懸念されているということに対して、どのように。

(当局)
 インフルエンザの患者さんが増えていることに関して、何かメッセージということでよろしかったでしょうか。

(市長)
 薬不足が懸念されているという、これの。消防さんじゃないですかね、これは。

(当局)
 おっしゃるとおり、インフルエンザの治療薬が、今非常に患者さんが増えているということで、薬が十分に供給されなくなっている状況がございます。医療機関あるいは薬局などに対して、過剰な注文などは行わないようにということで、厚生労働省から事務連絡が出されておりまして。名古屋市としましても、医療機関あるいは薬局などに対してその事務連絡を通知したところでございます。

(市長)
 あと、それとともに、やはりまずは罹患しない、うつさないということが肝心ですので、本当にある意味、コロナの頃を思い出していただいてというわけではないですけど、マスクをしていただいたり、手指消毒を徹底していただいたり、うがいをすると。このあたりの基本的な感染予防をぜひお願いをしたいと思います。

(記者)
 ありがとうございます。

ロサンゼルスの火災について

(記者)
 先ほどの幹部会で松雄副市長から、ロサンゼルスの火災に関して、一番最初の姉妹都市になったロサンゼルスということで、何か惨状報告してもらえればなんていう発言もありましたけれども。現時点で、市の対応として何か支援でしたり決定していることなどございますでしょうか。

(市長)
 まだ、決定しているということはございません。ただ、あれだけの火事が起きて相当な被害が出ているということで、何かできることがないか。ただ、距離的に離れている(ということで)、何か救援隊を派遣してというようなことはあまり現実的でないかなと思ってますけれども。何かそれでもできることはないかというのを、姉妹都市提携で間に入っていただいている方もいらっしゃいますので、そういう方を通じて聞いてみたりとか、あとは、ロサンゼルスの市の当局に対して、何かできることはないかということを伺ってみたりとか、そういうことはしたいと思います。

(記者)
 ありがとうございます。

(記者)
 各社さん、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、これで市長会見を終了します。

(市長)
 ありがとうございました。

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