マダニの生息調査

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ページID1015282  更新日 2025年10月21日

市内におけるマダニの生息調査の概要と結果についてご紹介します。

マダニ類と感染症

マダニ類は森林や草地、畑、あぜ道などの屋外に生息しており、近づいてきた動物や人に咬みつき、吸血します。

マダニ類によって媒介される感染症には日本紅斑熱やライム病等がありますが、最近になって重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)の存在が知られるようになりました。これは、平成23年に初めて特定されたSFTSウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。

業務課(感染症対策・調査センター)では市内におけるマダニ類の生息状況を把握するため、平成25年度に試行的な調査を実施し、平成26年度から本格的に調査を行っています。

生活衛生センターが捕獲したマダニの写真です。

業務課(感染症対策・調査センター)が捕獲したマダニです。


吸血したマダニの写真です。

吸血したマダニと吸血前のマダニです。


タカサゴキララマダニ成虫の写真です。

1センチ程度の大型のマダニも捕獲されています。
(タカサゴキララマダニ成虫オス)

調査方法

調査方法は旗ずり法を用いています。

旗ずり法とは、50センチ×70センチの白い布(フランネル布)に柄をつけたものを草むらなどで引きずり、吸血しようとしているマダニ類が動物と間違えて布に飛びついたところを捕獲する方法です。

左は調査風景の写真で、右は捕獲したマダニの写真です。

マダニの生息調査結果(令和7年度)

市内7地点で実施したマダニの生息調査の結果は次のとおりです。

業務課(感染症対策・調査センター)による令和7年度調査結果(市内7地点)
調査月 調査回数 タカサゴキララマダニ ベルルスカクマダニ キチマダニ タカサゴチマダニ ヤマアラシチマダニ フタトゲチマダニ オオトゲチマダニ アカコッコマダニ その他 合計
4月 7 2 1 38 2 24 1 1 80 0 149
5月 7 3 0 23 1 9 3 1 2 2 44
6月 7 4 0 10 1 11 2 0 0 0 28
7月 7 0 0 567 3 26 0 0 0 0 596
8月 7 0 0 213 1 95 0 0 0 0 309

9月

7

1

0

101

1

24

0

0

0

0

127

10月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

42

10

1

952

9

189

6

2

82

2

1253

 

過去のマダニの生息調査結果

令和4年度から令和6年度までの調査結果は以下からご覧ください。

関連リンク

マダニについての関連情報は以下からご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 衛生研究所 業務課 事業担当
電話番号:052-737-3712 ファクス番号:052-736-1102
Eメール:a7373711-06@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
健康福祉局 衛生研究所 業務課 事業担当へのお問い合わせ