ママと赤ちゃんのお口の健康づくり[昭和区]
妊娠中は身体だけでなく、お口の中でも様々な変化が起こっています。ママと赤ちゃんのお口の健康のため、知っておいて頂きたい情報をお伝えします。

ママのお口について
妊娠中のお口の変化
妊娠すると女性ホルモンが増加し、歯周病になりやすくなります。また、唾液の分泌量が減少しお口の中が酸性に傾くことで、むし歯にもなりやすくなります。歯周病がある人は、心臓疾患や脳血管疾患など全身の健康に影響することや、早産や低体重児出産のリスクが上昇することが知られています。また、お口のケアが不十分でむし歯菌が増えると、赤ちゃんのお口にむし歯菌が感染するリスクが高まります。妊娠中は今まで以上にお口のケアに気を付けましょう。
口腔ケアのポイント
妊娠中はつわりによる吐き気や、嗜好の変化、頻回の食事などにより、お口のケアが不十分になりがちです。むし歯・歯周病予防のため、お口の中を清潔に保つように心がけましょう。
- 歯ブラシ つわりが辛いときは、ヘッドが小さなものを選びましょう。
- 歯間清掃 歯ブラシのみで落とせる汚れはお口全体の60%程度です。デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
- 歯みがき剤 フッ化物配合のものを使用しましょう。フッ化物はむし歯予防に効果的です。
つわりで歯みがきができない場合は、洗口剤を活用しましょう!

妊産婦歯科検診
名古屋市では、妊娠中に1回と出産後1年以内(お子さんの1歳の誕生日前日まで)の計2回、歯科検診を無料で受けることができます。受診の際は、母子健康手帳と母子健康手帳別冊に入っている「妊産婦歯科診査受診票」を市内協力歯科医療機関にお持ちください。
※検診以外に歯石除去や、検査・治療を行った場合は、有料となりますのでご注意ください。
妊娠中の歯科受診
歯科治療が必要な場合は、安定期(20週から28週ころ)に受けることをお勧めします。その際、母子健康手帳を持参し、妊娠していることを伝えてください。レントゲン撮影、麻酔、服薬については、かかりつけの産婦人科医、歯科医と相談しましょう。
赤ちゃんのお口について
歯ができるまで
乳歯は妊娠7週目ころに歯の芽ができ、妊娠4か月ころから硬くなり始めます。永久歯は妊娠4か月から5か月ころに歯の芽ができ、出産と同時期に硬くなり始めます。丈夫な歯を作るため、バランスの良い食事を心がけましょう。食事について詳しく知りたいときは以下のサイトを参考にしてください。

【歯をつくる・丈夫にする栄養素】
- タンパク質 歯の土台をつくる
- ビタミンA エナメル質をつくる
- ビタミンC 象牙質をつくる
- ビタミンD カルシウムの代謝を促す
- カルシウム・リン 歯を固くする
歯の生えはじめ
乳歯は、生後6か月から7か月ころに下の前歯から生えることが多いですが、時期や順番には個人差があります。歯が生えるまで、歯みがきの準備としてお口の周りや歯ぐきなどを優しく触って、お口を触れられることに慣れておきましょう。歯が生えてからの歯みがきの進め方についてはこちらのサイトをご覧ください。
むし歯予防
むし歯菌の感染
むし歯菌は大人から唾液を介して感染します。出生前からパパやママ、ご家族の方はお口の清潔を心がけましょう。
お菓子やジュースは控えめに
離乳期から甘いお菓子類を覚えるとむし歯のリスクが高まります。3歳ころまでは控えましょう。また、虫歯になりやすいので、甘い飲み物(ジュース・スポーツ飲料など)を哺乳瓶で飲む習慣をつけないようにしましょう。
1歳ころには
3回の食事を中心に2回程度の間食で食事のリズムを整えましょう。1日の飲食回数が増えるとむし歯のリスクが高まります。食後や寝る前には歯みがきをする習慣を身につけましょう。

お口の発達
お口は「食べる」、「話す」、「呼吸」、「表情」といった重要な働きを担っています。出生から1歳ころまでにお口の機能が大きく育ちます。健やかなお口の成長のため、むし歯予防だけではなく、お口の機能についても見守りましょう。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
歯やお口の健康についてのご相談
歯やお口の健康についてご相談などがありましたら、昭和保健センター保健予防課、歯科衛生士までご連絡ください。
電話 052-735-3962
このページに関するお問い合わせ
昭和区役所 昭和保健センター 保健予防課 保健感染症担当
電話番号:052-735-3962 ファクス番号:052-731-0957
Eメール:a7353962@showa.city.nagoya.lg.jp
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