麻しん 予防には予防接種が効果的なため、早めに接種し感染を防ぎましょう

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1015404  更新日 2025年10月29日

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる人から人へ感染する感染症です。

麻しんは、接触、飛沫、空気のいずれの感染経路でも感染します。感染力が非常に強く、麻しんの免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、12人から14人の人が感染すると言われています(インフルエンザでは1人から2人)。

麻しんに感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2日から3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度発症してしまうと治療薬はなく、対症療法のみとなります。

麻しんの予防には、予防接種が効果的なため、定期予防接種対象者の方は早めに接種し感染を防ぎましょう。また、東南アジア等の海外においても麻しんが流行していることから、旅行等で海外に行く場合は、あらかじめ予防接種歴を確認し、予防接種を2回受けていない場合、又は接種既往が不明の場合には予防接種を受けることをおすすめしています。

麻しん・風しん(MR)定期予防接種の対象者(令和7年度)
区分 対象年齢
第1期 1歳以上2歳未満(2歳の誕生日の前日まで)
(注)令和4年4月2日から令和5年4月1日生まれの方のうち、MRワクチンの供給不足により令和6年度中に接種ができなかった方も無料で接種が受けられます。(令和9年3月31日まで)
第2期

小学校就学前前年度

(年長児相当。令和7年度は平成31年4月2日から令和2年4月1日生まれの方。)

(注)平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれの方のうち、MRワクチンの供給不足により令和6年度中に接種ができなかった方も無料で接種が受けられます。(令和9年3月31日まで)

定期予防接種は無料で接種することができますので、忘れずに接種しましょう。詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

麻しん患者の報告数

過去13年間の麻しん患者報告数
年次 平成
25年
平成
26年
平成
27年
平成
28年
平成
29年
平成
30年
令和
元年
令和
2年
令和
3年
令和
4年
令和
5年
令和
6年
令和
7年
本市の報告数 1 20 0 1 1 27 10 0 0 0 0 2 5
全国の報告数 229 462 35 159 44 279 744 10 6 6 28 45 231

令和6年は速報値、令和7年は10月26日までの報告数です。最新の情報は以下のリンクをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 衛生研究所 疫学情報部
電話番号:052-737-3711 ファクス番号:052-736-1102
Eメール:a7373711-02@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
健康福祉局 衛生研究所 疫学情報部へのお問い合わせ