ダニ 見えない相手にご用心
かゆみを起こすツメダニ
ミナミツメダニ

体長約0.3から0.5mm、淡黄褐色
ヒョウヒダニやコナダニ等をつかまえて体液を吸って生きているダニです。普通は、室内で比較的かずが少ない種類ですが、新築後2年から3年を経過した家屋や新しい畳などで大発生することがあります。
被害の特徴
- 刺されたときは気がつきませんが、刺されると8から48時間後に赤く腫れてかゆみが起きます。
- かゆみは、1週間ほど続き、あとがしばらく残ります。
- 被害は8,9月に集中しています。
- 新築後2年から3年経過したコンクリート造りや密閉性の高い家屋に多く発生します。
- 刺される部位は、ひざから股・腕のやわらかいところ・わきの下・首から胸などです。
アレルギーの原因となるヒョウヒダニ
コナヒョウヒダニ

体長約0.2から0.5mm、乳白色
普通、室内では比較的数が多いものです。室内のほこりの中に含まれる人のフケ等を食べています。寝具やカーペットなどほこりがたまりやすい場所では大量発生しやすいようです。
ダニの糞や死ダニの破片がアレルゲン(アレルギーのもと)となり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎をひき起こすことがあります。
被害の特徴
- アレルギーを起こしやすい人が、アレルゲンを吸入すると起こることがあり、また、被害には個人差があります。
- 被害の起こる部位や症状が人によってさまざまです。例えば、鼻炎(鼻)、喘息(気管支)、アトピー性皮膚炎(皮膚)、結膜炎(眼)などの症状として現れてきます。
- ダニによるアレルギーは、特定の季節だけに起こるのではなく、一年を通じて起こります。
ダニアレルゲンについて詳しく知りたい人は以下のリンクをご覧ください。
ダニの繁殖3条件
- 温度・湿度 温度:25℃から28℃、湿度65%から85%
- エサがある フケ、アカ、カビ、食べ物のカスなど
- 生息場所 じゅうたん、寝具、ぬいぐるみなど
ダニの駆除方法
掃除
ダニは室内のほこりのたまりやすい場所に多く生息しています。ダニの数を減らすには、掃除が大切です。
- 長時間しめきった後や寝る前などは、掃除機をゆっくりていねいにかけましょう。
- 掃除機内のごみは早めに処分しましょう。
- 部屋のすみ、タンスの裏、棚の上なども掃除しましょう。
- 年に一度は大掃除を行うなど、掃除を徹底しましょう。
乾燥
ダニは乾燥や熱に弱いものです。
- 部屋の通風を良くし、畳を日光に干すと効果的です。
- 60℃以上の温度で死んでしまうので、畳の熱乾燥をすることも有効な方法です。
- 寝具類は日光に干すと効果的です。
- 除湿器やエアコンの使用も効果的です。
その他の被害を及ぼすダニ
イエダニ

ネズミに寄生していますが、春秋の発生のピーク時は、ネズミの巣から離れ、人に移り吸血します。しつこいかゆみの被害を起こします。
ケナガコナダニ

穀物や乾燥食品に発生します。
ダニの被害について
かゆみや喘息は、ダニ以外のさまざまな原因による場合があります。
できるだけ専門医の診断を受け、他に原因がないか確かめてください。
添付ファイル
相談窓口
ネズミ・害虫に関するご相談は、千種・中村・中・南保健センター環境薬務課へ。なお、その他の保健センターにおいても、窓口に来られた方からの相談を受け付けていますが、現場調査を行う場合などは、千種・中村・中・南保健センターに引き継ぐことがあります。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉局 生活衛生部 環境薬務課 環境衛生担当
電話番号:052-972-2644 ファクス番号:052-972-4153
Eメール:a2644@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
健康福祉局 生活衛生部 環境薬務課 環境衛生担当へのお問い合わせ