セアカゴケグモに気をつけましょう

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ページID1015245  更新日 2025年10月16日

セアカゴケグモは、本来オーストラリア、東南アジアなどの熱帯、亜熱帯地域に生息する毒グモです。日本では平成7年に大阪府で初めて発見されました。

名古屋市内では平成17年度に緑区の大高緑地で初めて発見され、現在では、全ての区で生息が確認されています。

セアカゴケグモの習性はおとなしく、攻撃性はありませんが、さわるとかむことがあります。万一の被害を防ぐため、正しい情報と知識を持ち対応しましょう。

形態

写真:名古屋市緑区で発見されたセアカゴケグモ。全体黒色で背面中央に赤色の斑紋があります。

雌の体長(脚を含まない)は約1センチメートル。全体黒色で背面中央に赤色の斑紋があります。


詳しくは以下のリンクをご覧ください。

生息場所

生息場所の3つの写真。左は側溝のフタの裏の写真。真ん中はプランターの写真。右はフェンスの基部の写真です。


側溝の内部やそのフタのすきま、フェンスの基部、プランターの持ち手や裏、花壇のブロックの内部、墓石のすきまなど、日当たりのよい場所にある人工構造物のすきまや内部に不規則な形のクモの巣を作っていることが多いです。樹木や草むらにはほとんど生息しません。

セアカゴケグモにかまれないための注意

  • セアカゴケグモを見つけても、素手でさわったり、捕まえたりしないでください。
  • 屋外での作業には軍手などの手袋を使用しましょう。
  • クモの生息しそうな場所をこまめに清掃するなど、クモの棲みにくい環境を作りましょう。
  • 市販の家庭用殺虫剤を直接噴霧したり靴で踏み潰したりすることにより駆除できます。卵のう(卵が入っている袋)は、はしなどで取り出して踏み潰すとよいでしょう。

らんのうの写真

かまれた時の症状

かまれた場合、針で刺されたような痛みを感じ、その後かまれた場所が腫れたりします(すぐに痛みを感じないこともあります)。症状のピークは3から4時間で、数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。

かまれた時の処置

かまれた箇所を水で洗い、患部を冷やします。多少出血があっても、包帯や止血帯はしないほうがよいでしょう。できるだけ早く医療機関で治療を受けることが大切です。かまれたクモを殺して持参すると、適切な治療につながります。
なお、セアカゴケグモは特定外来生物に指定されていますので、生きたまま移動させることは法律で禁止されています。

相談窓口

ネズミ・害虫に関するご相談は、千種・中村・中・南保健センター環境薬務課へ。なお、その他の保健センターにおいても、窓口に来られた方からの相談を受け付けていますが、現場調査を行う場合などは、千種・中村・中・南保健センターに引き継ぐことがあります。

リーフレット

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 生活衛生部 環境薬務課 環境衛生担当
電話番号:052-972-2644 ファクス番号:052-972-4153
Eメール:a2644@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
健康福祉局 生活衛生部 環境薬務課 環境衛生担当へのお問い合わせ