中川まちなか博物館「荒子観音寺」
銘板の概要
荒子の里に古くから伝わる馬の塔(オマント)の様子(昭和39年)と荒子観音寺の山門に収まる円空作の仁王像の写真です。
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銘板の本文
荒子観音寺は天平元(729)年泰澄和尚が開基といわれ、なかでも多宝塔は天文五(1536)年に再建された、市内で最古の木造建築物で、国の重要文化財となっている。
山門の中には、時の住職円盛上人と親しく、延宝、貞享の頃、たびたび訪れたという円空上人作の、三メートルを超える仁王像が収められている。その余材で作ったといわれる千二十四体もの千面菩薩像(木っ端仏)が昭和四十七(1972)年多宝塔の内部から見つかった。全国に残る円空仏の約1/4の千二百五十五体を観ることができる。
左の写真は昭和三十九(1964)年十月十八日、荒子観音寺の鐘つき堂竣工の際、馬の塔が三頭出て祈願した様子が写されている。荒子の馬道具は荒子出身の前田利家が七頭献上したといわれているが、長い年月の間に作り替えられ、江戸時代にはたいへん立派なものだったという。第二次世界大戦で半数が焼けたり壊れたりし、今では完全な形で残るのは三つだけとなり、二つは博物館に、一つは地元に継承されて荒子集会所に展示されている。
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