環境科学室(水質関係)の業務

名古屋市内の水・土壌・底質・生物等に関して、分析・調査・研究を行っています。
名古屋市には、名古屋城築城とともに切り開かれた堀川を始めとする、多くの川が流れています。
また、大都市としては比較的多くのため池が残っています。
高度経済成長期には急激な産業の発展や生活様式の変化によって、これらの水辺環境は水質汚濁などの様々な問題にさらされてきました。
しかし、近年では法整備の充実などにより、名古屋市の水辺環境はずいぶんと改善されてきました。
ただ、依然として未規制有害化学物質も多く存在しており、たとえば内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)やダイオキシンは大きな社会問題となりました。こうした化学物質の監視が必要となってきています。
また最近、生物多様性の問題が注目されていますが、名古屋市は外来種の侵入が多く、在来種にとって大きな脅威となっています。
貴重な固有種が残るため池や湿地などの状況を把握し、維持し、回復させていくことが課題になっています。
調査センターでは、現在の水辺環境を保全し、さらに憩いのある水辺環境を実現するために、以下の業務を取り行っております。
緊急性の高い通報・要望への対応
「河川に油が流れている」「河や池などに死んだ魚が浮いている」などの、市民のみなさまから保健センター等に寄せられた、市内河川に関する通報等に対応します。
原因を特定あるいは推定するために調査を行っています。
市の関連した部署と連携することで、迅速な対応に努めてまいります。
法的な基準に係る調査
名古屋市の一般環境などが、法的に定められた基準などを達成しているかどうかを把握するために、河川などの水質・底質について、定期的な調査を行っています。
これからの課題に対する調査
現在、影響が十分に明らかにされていない物質や、今後重要な課題となりそうなテーマについて、中・長期的な視点で研究を行い、影響の拡大等を防止するための調査です。
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環境局 地域環境対策部 環境科学調査センター 企画管理担当
電話番号:052-692-8481 ファクス番号:052-692-8483
Eメール:a6928481@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
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