神皇車

神皇車(じんこうしゃ)は、文政7年(1824)に旧広井村新屋敷で三之丸天王祭の見舞車として作られた山車で、明治20年に当時の筒井町が購入しました。屋根、高欄部分が朱色に塗られ、水引幕は白地、大幕が青地と彩りが鮮やかな山車です。
| 高さ(最上段) | 巾(車体) | 巾(輪掛) | 長さ(車体) | 長さ(楫棒) |
|---|---|---|---|---|
| 565 | 178 | 268 | 314 | 608 |
水引幕には、十二支の豪華な刺繍があしらわれています。その下絵は江戸時代後期の名古屋土佐派の画家である森高雅始め、山本梅逸、渡辺清等の郷土の高名な画家により描かれ、江戸後期の工芸技術の粋を集めた貴重なものといえます。
人形は、屋台に神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿禰(たけのうちのすくね)、面かぶり巫女(みこ)、正面の一段下がった前棚に采振り(さいふり)が1体載ります。神皇車の名称は、大将人形の神功皇后に由来しています。
からくりは、神功皇后が三韓の戦におもむかれる時、海上に龍神が現れて金玉を海上に投げ、波が静まったという故事に基づいた内容を演じます。とくに、舞を踊った巫女が、鬼面をかぶるとともに、錦の衣装に早変わりをし龍神に変身する様は圧巻です。
市無形民俗文化財指定(昭和48年市有形民俗文化財指定、平成26年切り替え)
維持管理/筒井町神皇車保存会
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