王羲之車

王羲之車(おうぎししゃ)は、もともと寛保年間(1741から1744まで)に他所で造られ、文化2年(1805)に東之切が購入し、長く曳かれていましたが、おしくも昭和20年の戦災で多くの記録とともに焼失してしまいました。どっしりとした重厚な山車であったといわれていますが、その後、町の人々の熱意により、昭和26年から5年がかりで再建され、現在の山車が完成しました。
| 高さ(最上段) | 巾(車体) | 巾(輪掛) | 長さ(車体) | 長さ(楫棒) |
|---|---|---|---|---|
| 643 | 192 | 286 | 330 | 643 |
水引幕は、麒麟、鳳凰、亀、龍、虎の刺繍をあしらったもので、地元の篤志家が1年がかりで製作したものです。文献等を調べ、3年の構想期間を要したそうです。
人形は、屋台に唐冠りの大将と親木偶(でく)・子木偶と呼ばれる唐子人形が各1体、前棚に麾振(ざいふ)り1体が載ります。大将は名前を王羲之といい、山車名の由来ともいわれます。
からくりは、獅子頭をつけた子木偶が、軍配団扇を持った親木偶の右肩に左の手をかけ、グイッと逆立ちしをして獅子を舞います。この逆立ちは、きわめて高度な技術を要し、人形方の腕の見せ所です。からくりに奏される人形囃子は古出来町独特のものであり、他にあまり例を見ないものです。
昭和49年市無形民俗文化財指定
維持管理/古出来町奉賛会
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