おうちの防災対策
家で過ごす時間が増えている今だからこそできる、家庭の防災対策をご紹介します。
使い勝手を考え、備えておく
災害が発生したときを具体的にイメージして、みなさんお一人おひとりが自分や家族にとって必要な備えを行うことは大変重要です。
例えば停電時に備えて準備しておく灯りがろうそくの場合、地震によってろうそくが倒れると火災発生の恐れがあります。
消防官は、使う状況に合ったものを使い分けています。
おうちの中で防災訓練
おうちで過ごす時間に訓練を取り入れてみましょう。
例えば家の中や庭にテントを試しに張ったり、カセットコンロで調理をする等、ふだんのキャンプで行っていることは、そのまま防災訓練になります。
ポイント
- 実際に荷造りをしてその荷物の中のものだけを使って過ごしてみると、非常持出品に入れておくとよいものがよく分かります。
- 鍋でご飯を炊いたり、非常食を食べることで、調理方法や味にも慣れておくことができます。
備蓄品、非常持出品の確認をしましょう!
使い勝手のよいもの、使い慣れたもの、自分にとって必要なものを備蓄しておくことが大切です。
備蓄品は7日分、非常持出品は3日分用意することをおすすめしています。
非常持出品は押入れの奥などにしまい込まないようにし、避難時にすぐ持ち出せる場所に置いておきましょう。
ポイント
- 準備をしてみると、荷物が多くなり重くなってしまいます。そんなときは、機能を兼ねたものを利用するのもひとつの方法です。例えば、野菜ジュースがゼリー状になった栄養補助食品なら、調理を必要とせず手早く摂取することができます。さらに水分補給や栄養補給をすることもできます。
また、折りたたみ式のヘルメットや水を吸わせると膨らむ圧縮タオルなどコンパクトに収納できる商品も多くあります。 - 非常持出品にさらに入れておくとよいもの
- レインコートは雨に対する備えはもちろん、防寒やホコリ除けにも有効です。
- 家族写真を入れておくと避難所で家族を見つけやすくなります。
- 連絡先の電話番号を書いたメモを入れておくと、万が一携帯電話が使えなくなっても連絡をとることができます。
- バッテリーなどを入れている場合は定期的に容量を見て必要なら満タンにしておきましょう。
- 消防官の中には普段から口にしている、プロテインを災害時の非常食にしている職員もいます。プロテインは栄養価も高く、日持ちもするのでおすすめです。


身近なものが防災用品になります!
ズボンがリュックサックになるって知っていましたか? ズボンリュックの作り方をご紹介します。
防災グッズを一つひとつ購入しなくても、新聞紙、ゴミ袋、段ボールなどを使った手作りのもので代用することができます。
新聞紙、ゴミ袋のほかサランラップや大判のハンカチなどはいろいろな用途で使用することができます。
ポイント
名古屋市港防災センターの公式ウェブサイトでは、おうちでできる防災や身近なもので作る防災工作などを紹介しています。
模様替えや片付けのついでに防災対策
地震での家具の転倒を考慮し、防災対策を踏まえたレイアウトにしましょう。
ポイント
- 出入口のまわりに物を置かないようにしたり、倒れても出入口を塞がない配置にしましょう。
- テレビや棚が倒れないように固定しましょう。
- ベットに家具が倒れてこないようにしましょう。
緑区では家具転倒防止器具の取り付けを希望される方のご自宅に、ボランティアを派遣しています。(現在はコロナウィルス感染症予防対策を行い実施しています。)
このページに関するお問い合わせ
消防局 緑消防署
電話番号:052-896-0119 ファクス番号:052-891-0119
Eメール:14shomu@fd.city.nagoya.lg.jp
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