消火器の豆知識
消火器のしくみについて

消火器の中身は?
粉末系消火器
消火薬剤が粉状で、素早く火を消すことができます。浸透性がないので残る火種を完全に断つようにして下さい。放射時間が比較的短い(15秒前後)ので、火元を的確に狙うことが大事です。
水系消火器
消火薬剤が水系で、冷却効果が高く浸透性があり、再燃を防止します。粉末消火器と比較すると放射時間が長く、消火中の視界も優れています。
ガス系消火器
消火薬剤が気体で、窒息効果で消火します。電気施設や精密機械なども汚損しません。
圧力の違いは?

加圧式消火器
消火器の中に加圧用の小さなガスボンベが入っていて、操作レバーを握ることでガスボンベに穴を開け、その圧力により消火薬剤が放射されます。(レバーを握った一瞬に約1.0から1.5MPaの圧力がかかります。)
蓄圧式消火器
消火器本体の容器内に予め圧力がかけられていて、その圧力を示す丸い圧力計が消火器の上部に取り付けられています。(常時、約0.7から0.9MPaの圧力がかかっています。)
適応する火災は?
適応する火災が、消火器本体に色マークで表示されています。

普通火災
木材、紙、繊維などが燃える火災
油火災
石油類その他油類などが燃える火災
電気火災
電気設備などの火災
消火器による初期消火方法は?
操作方法の基本である3つの動作は次のとおりです。
1.安全栓(黄色)を上に引き抜く。

2.ホースをはずし火元に向ける。

3.操作レバーを強く握る。

消火する場合のポイントは!
- 火元からある程度離れて操作し、徐々に火元に近づいて下さい。
- 煙等で見づらくなっていますが、しっかり火元を狙って下さい。
- 粉末消火器は放射時間が15秒前後であることから、最初の15秒が勝負です。
- 屋外では風上から消火するようにして下さい。
- 屋内では避難経路を確保するため、避難口を背にして放射して下さい。
- 消火を確認し、一度消えたかと思っても再発火する可能性がありますので、最後まで放射して下さい。
- 炎が天井に届くようであれば、消火器による消火は困難ですので、素早く避難して下さい。
その他の初期消火具について

消火器以外にも、スプレータイプの「エアゾール式簡易消火具」や住宅専用に開発された「住宅用消火器」は、初期消火にとても効果があります。
古くなった消火器は早めの交換が必要です。
各メーカーでは消火器の使用期限(耐用年数)を定めていて、消火器本体に表示されています。
期限内でも「へこみ」、「錆び」、「変形」、「破損」などがある場合には、操作時に破裂する危険性があるため、直ちに交換が必要となります。

消火器に関する問い合わせは、消防局予防課までお願いします。
このページに関するお問い合わせ
消防局 予防部 予防課 予防担当
電話番号:052-972-3542 ファクス番号:052-972-4196
Eメール:00yobo@fd.city.nagoya.lg.jp
消防局 予防部 予防課 予防担当へのお問い合わせ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


