令和4年度総合防災訓練を実施しました!
訓練の概要
令和4年9月4日(日曜日)千音寺小学校で総合防災訓練を行いました。
総合防災訓練は、9月1日の「防災の日」に合わせて、防災知識の普及や、意識啓発も兼ねた避難訓練、実践的な応急救護訓練などの総合的な訓練を、関係機関(消防署や消防団、その他事業所等)と住民の協力のもと行うものです。
大規模発災時、小学校は避難所になるとともに、地域の統括的な役割を担う地区本部になるなど、学区の重要拠点となりますので、毎年、小学校で訓練を実施しています。
今年度の防災訓練では、地震災害を想定した基礎的な訓練に加えて、避難所開設から運営までを含めた実践的な内容を行いました。
訓練項目は以下のとおりです。
- 各種サイレン音の吹鳴・確認(中川区役所)
- 避難所開設訓練(中川区役所)
- 初期消火訓練(中川消防署、千音寺学区消防団)
- 防災備蓄倉庫の見学(千音寺学区災害対策委員)
- 電源協力車の給電訓練(中川区役所)
- 停電時の行動講習(中部電力パワーグリッド)
- 障害者対応講習(中川区障害者自立支援協議会)
- 応急救護訓練(中川消防署、千音寺学区消防団)
- ペットの災害対策(中川区保健福祉センター、名古屋市動物愛護推進員中川区会)
- 地下式給水栓操作訓練(上下水道局中川営業所)
当日訓練の様子をまとめた動画を作成しましたので、ぜひご覧ください。
訓練の様子を紹介!
1.各種サイレン音の吹鳴・確認(中川区役所)

「避難指示」、「緊急地震速報」、「国民保護」サイレンの3種類を吹鳴しました。
併せて、サイレンが鳴るタイミングや、鳴ったときのとるべき行動を学びました。
2.避難所開設訓練(中川区役所)

災害時に開設される避難所は、避難者による自主運営です。
感染症対策に必要な「事前受付」をはじめ、「避難スペースのゾーニング・誘導」「感染者スペースと、スペースへの動線確認」を行いました。
参加者を「避難者」に見立て、実際に、学区住民が受付業務を行いました。
3.初期消火訓練(中川消防署、千音寺学区消防団)

地震災害による火災において、被害を最小限に抑えるためにはすみやかな初期消火が重要です。
自宅内にあるものを実際に使って初期消火訓練を行いました。
4.防災備蓄倉庫の見学(千音寺学区災害対策委員)

小学校にどのような物品が備蓄されているか確認しました。
また、学区独自に備蓄している炊き出し用資材などを訓練参加者に周知しました。
5.電源協力車の給電訓練(中川区役所)

災害時に停電が起きた際、電源協力車制度等により電力確保が可能になることを周知しました。
訓練当日は、自動車からの外部給電で扇風機が稼働できることを体験しました。
6.停電時の行動講習(中部電力パワーグリッド)

地震等により停電が起きた時にとるべき行動や、「停電アプリ」の活用方法を学びました。
7.障害者対応講習(中川区障害者自立支援協議会)

要配慮者のうち「障害者」に焦点を当てた体験講習を行いました。
車椅子の移動介助をする側、される側を体験したほか、アイマスクを着用して行動する視覚障害体験も行いました。
実際に体験することを通じて、障害者の方への対応について理解を深めました。
8.応急救護訓練(中川消防署、千音寺学区消防団)

災害時、近隣住民同士ですみやかな救護活動が行えれば、助かる命が増えます。
いざというときに必要な応急処置の方法を学びました。
9.ペットの災害対策(中川区保健福祉センター、名古屋市動物愛護推進員中川区会)

平常時から飼い主が備えておくべきペットの災害用品を展示しました。また、避難所に避難してきたときに困らないためのしつけなどについて学びました。
10.地下式給水栓操作訓練(上下水道局中川営業所)

被災時の緊急な水需要に応えるため、避難所では給水車などによる給水が行われます。
避難所内で住民自らが飲料水を確保できるように「地下式給水栓」の操作訓練を行いました。
さいごに
水防訓練と同様に、防災訓練も3年ぶりの実施となりました。
地域における防災活動も、少しずつコロナ禍前に戻ってきているように思います。
防災訓練などを通して地域における共助の力を伸ばすことはもちろん大切ですが、それだけでなく、皆さま一人ひとりが日ごろから防災や減災を意識し、自ら考えて自分や家族の命を守る行動(自助)がとれることで、より災害に強いまちづくりの実現につながります。
今回の訓練記録が、皆さまの自助の力を伸ばす一助になれば幸いです。
このページに関するお問い合わせ
中川区役所 区政部 総務課 防災担当
電話番号:052-363-4309 ファクス番号:052-363-4316
Eメール:a3634306@nakagawa.city.nagoya.lg.jp
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