小規模校の課題に関すること
Q 統合することによるメリットは何がありますか。
A 統合により児童数が多くなることで、学習、生活、行事の可能性が広がります。学校生活全ての場面で、友だちや先生との関わりが多様になります。また、クラスの数が増えますので、教員の数も増えて、より多くの大人の目で子どもたちを見守ること等ができます。
Q 小規模校にもよさがあると思います。
A 小規模校には次のような面があります。
- 学校行事で、すべての児童に活動の場を与えやすい。
- 異学年の交流が図りやすい。
- 一人ひとりの児童にきめの細かい指導がしやすい。
一方で、小規模校には教育面や学校運営面において、次のような課題があります。これらの小規模校の課題を解決しつつ、小規模校の良さを残しながら、児童にとってよりよい教育環境にするため、一定規模以上の学級数が必要であると考えます。
- 日々の学校生活の中で、様々な考え方や価値観に出会い、社会性や協調性、コミュニケーション能力を伸ばす機会が限られる。
- 子どもたちの実態に応じたクラス替えが困難であるため、人間関係の固定化や男女比の偏りが生じやすい。
- クラス同士が切磋琢磨する教育活動ができない。
- 運動会・文化祭・遠足等の集団活動・行事の教育効果が下がる。
- 児童から多様な発言が引き出しにくく、授業展開に制約が生じる。
- 体育の球技や音楽の合唱・合奏のような集団学習、班活動やグループ分けなどに制約が生じる。
- 教科等が得意な子どもの考えにクラス全体が引っ張られがちとなる。
- 指導上課題がある子どもの問題行動にクラス全体が影響を受けやすくなる。
- 子どもたちの良さが多面的に評価されにくくなる可能性がある。
- 小規模校では教員数が少ないため教員一人当たりの校務や行事にかかわる負担が重くなる。
- 経験年数、専門性、男女比等のバランスが取れた教員配置やそれらを生かした指導の充実が困難となる。
- 学級の枠を超えた習熟度別指導や学年内の役割分担による専科指導等の多様な指導形態をとることが困難となる。
関連リンク
- ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画
-
公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引の策定について(通知)(平成27年1月)(外部リンク)
- 本地丘小・森孝東小・森孝西小における取り組み
- 野跡小における取り組み(稲永小との統合に向けた取り組み)
- 高坂小における取り組み(しまだ小との統合に向けた取り組み)
- 御園小学校と名城小学校の統合に向けた取り組み
- 名古屋市子どもいきいき学校づくり推進審議会の概要
- 市の組織(教育委員会事務局)
- 名古屋市学校施設リフレッシュプラン
- 市立小・中学校の通学区域一覧
- 教育調査統計
- 毎月1日現在の世帯数と人口(学区別)
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