口のがん(口腔がん)のセルフチェック

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ページID1009481  更新日 2025年10月21日

口のがん(口腔がん)を知っていますか?

口腔がんは、舌や歯肉(歯ぐき)など口の中にできる「がん」で、男女ともに40歳代後半から増加し、高齢になるほど増加します。

口のがん(口腔がん)の危険因子は?

喫煙が最も大きな危険因子です。(本市の喫煙対策については、以下のリンクをご覧ください。)

そのほか、お酒の飲みすぎ、緑黄色野菜・果物の摂取不足、合わない入れ歯、口の中を不潔にしておくことなどです。

早期発見・早期治療が大切です!

口腔がんは早期に発見できれば治療できる病気です。発見が遅れることで、「がん」が進行して大がかりな治療が必要になり、食事や会話などの口の機能に深刻な障害が生じます。

こんな症状には注意!日頃からセルフチェックを心がけましょう!

次の症状があれば、早めに歯科医療機関へご相談ください。

  • 口内炎が2週間以上治らない
  • かんだ傷や抜歯した傷がなかなか治らない
  • 原因不明の歯のぐらつき
  • 入れ歯が痛みやはれで合わない
  • 歯が浮く感じがする
  • ただれ・しこり・腫れ・できもの・出血など

セルフチェックの方法

写真:手鏡で口のなかを確認

明るい光の下で鏡を使ってみましょう。
入れ歯は外しましょう。


写真:舌を前方に出す

1.口腔がんの約半数は舌にできます。
まず、舌を出してみましょう。まっすぐ前に出ますか?


写真:舌を左に出す

2.つぎに舌を横に出します。
舌がんのほとんどが舌の横にできるので一番大事なチェックです。


写真:舌を右側に出す

3.反対側も見ます。
舌の付け根までしっかり出して見ましょう。


写真:前歯部歯肉

4.次は歯肉(歯ぐき)、口の粘膜です。
しこりや出血はないですか?


写真:下顎右側臼歯部歯肉

5.人差し指で唇を開いて、上と下の歯肉(歯ぐき)、口の粘膜を見ましょう。


写真:右側頬粘膜

6.そのまま大きく開いて頬を見ます。


写真:手鏡を使用し、下顎前歯部舌側を確認

7.下の歯の裏側も見ます。


写真:舌下部

8.舌を上に挙げて裏側を見ます。見落としやすい場所です。

口のがん(口腔がん)の症例

次の症状があれば、早めに歯科医療機関へご相談ください。

前がん病変

写真:右側舌下面に白色病変を認める

舌白板症


写真:下顎右側の犬歯部から小臼歯部の歯肉に白色病変を認める

歯肉(歯ぐき)の白板症


写真:右側舌側面に白変および赤変病変を認める

舌の紅板白板症
白い部分と赤い部分があります。


写真:上顎右側軟口蓋から硬口蓋にかけて赤変病変を認める

口蓋の紅板症(上あごの紅板症)
真っ赤な色をしています。

口腔がん

写真:右側舌側面から下面に膨隆を認める

舌がん(舌のがん)


写真:右側頬粘膜に穿下性の病変を認める

歯肉頬部がん(頬のがん)


写真:上顎前歯部歯肉に膨隆を認める

上顎歯肉がん(上あごの歯ぐきのがん)


写真:左側舌根部に赤変膨隆を認める

舌根部がん(舌後方のがん)


写真:下顎右側大臼歯部に赤変膨隆を認める

下顎歯肉がん(下あごの歯ぐきのがん)

愛知学院大学顎口腔外科学講座・顎顔面外科学講座監修

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 健康部 健康増進課 推進担当
電話番号:052-972-2637 ファクス番号:052-972-4152
Eメール:a2637@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
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