4 調査結果の概要(レッドデータブックなごや2004)

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ページID1008812  更新日 2025年10月17日

(1)動物編

表6に示すとおり、市内では絶滅のおそれのある種(絶滅危惧1類及び2類)の数は123種であり、その内訳は哺乳類がムササビ始め14種、鳥類がヨタカ始め22種、両生類がダルマガエル始め6種、魚類がスナヤツメ始め6種、昆虫類がベッコウトンボ始め42種、クモ類がハヤテグモ始め16種及び貝類がイシガイ始め17種となっています。
また、現時点での絶滅危険度は小さいものの、生息条件の変化によっては絶滅危惧種に移行する要素を有する種(準絶滅危惧)は73種であり、その内訳は鳥類12種、は虫類5種、魚類2種、昆虫類41種、クモ類8種及び貝類5種と、さらに、絶滅した種(絶滅・野生絶滅)は18種であり、その内訳は昆虫類がゲンゴロウ始め14種及び貝類がカワネジガイ始め4種となっています。
一方、絶滅のおそれの程度を評価するに足る情報が不足している種(情報不足)は18種であり、その内訳は哺乳類2種、鳥類6種、は虫類1種、昆虫類8種及びクモ類1種となっています。

(2)植物編

表6に示すとおり、現在生育している、あるいはまだ生育している可能性が高いが絶滅が危惧される状態にあると判定されたもの(絶減危惧1A類、絶減危惧1B類、絶滅危惧2類)はマメナシ始め155種となっています。
また、現時点で直ちに絶滅が危惧されると言うほどではないが、今後の状況によっては絶滅危惧種に移行する可能性がある種(準絶滅危惧)は43種と、さらに、かつて名古屋市に生育していた植物の中ですでに絶滅したと判定されるもの(絶滅・野生絶滅)はデンジソウ始め69種となっています。
一方、リスト外(環境庁が平成12年に発行した全国版レッドデータブック(維管束植物)に掲載されている種のうち、本市レッドリストに掲載されなかった種)は計4種で、その内訳は、名古屋市での生育状況から絶滅危惧に該当しないと判定されたものがミズマツバ、カワヂシャの2種、名古屋市に生育するものは全て逸出で評価の対象にならないと判定されたものがニッケイ、シランの2種でした。

名古屋市版レッドリスト掲載種数

表6 名古屋市版レッドリスト掲載種数
区分 絶滅(EX) 絶滅危惧1A類(CR) 絶滅危惧1B類(EN) 絶滅危惧2類(VU) 準絶滅危惧(NT) 情報不足(DD) リスト外
哺乳類 0 7 3 4 0 2 16
鳥類 0 1 3 18 12 6 40
は虫類 0 0 0 0 5 1 6
両生類 0 4 1 1 0 0 6
魚類 0 1 2 3 2 0 8
昆虫類 14 15 12 15 41 8 105
クモ類 0 5 2 9 8 1 25
貝類 4 11 3 3 5 0 26
(動物小計) 18 44 26 53 73 18 232
維管束植物 69 23 46 86 43 267 4
総計 87 67 72 139 116 18 499 4

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