広報なごや北区版 令和8年11月号

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ページID1054592  更新日 2026年11月2日

「サステナまち計画」会長・愛知学院大学社会連携センター助教の藤井勉先生

第4回「北区の推し」は、「サステナまち計画」会長の藤井勉先生を取材しました!

1.現在の北区での活動や経歴を教えてください。

以前はシステムエンジニアとして働いていましたが、恩師から「大学で社会連携の仕事をしてみないか」と声を掛けられたことをきっかけに、2014年から愛知学院大学の社会連携センターで活動しています。

社会連携センターでは、学生が地域や社会と関わりながら学ぶ授業やプロジェクトを担当しています。ボランティアの実践と振り返りを行う授業、北海道厚沢部町で地域の魅力を考える授業など、学生が実際に人と出会い、考え、行動する機会をつくっています。

北区では、大学のある清水学区の連絡会への参加をはじめ、花壇の手入れ、清掃や交通安全に関する活動などに学生とともに取り組んでいます。同学区内にある柳原通商店街の皆さんとも関わりを続け、地域の方々と顔の見える関係を築いてきました。

2.地域と学生が関わることには、どのような意義がありますか。

学生にとって、地域の活動は教室だけでは得られない学びの場です。地域、企業や行政の方と一緒に考え、何かを実現する過程で、自分とは異なる立場や価値観に触れることができます。

一方で、学生だけに「地域のために頑張って」と求めるのではなく、大人も一緒に活動することが大切だと考えています。地域で働く人や、忙しいなかでも活動を続ける人の姿に触れることで、学生は地域との関わり方を具体的に思い描けるようになります。

大人がすべてを準備するのではなく、学生と一緒に考え、試行錯誤する。その関係の中で、学生も「自分たちにできること」を見つけていくのではないでしょうか。

3.「サステナまち計画」とは、どのような取組ですか。

「サステナまち計画」は、「サステナブル+まち計画」、つまり「息切れのしないまちづくり」を掲げ、2018年から北区で続くプロジェクトです。愛知学院大学、名古屋造形大学、名古屋市立北高等学校、ユースクエア(青少年交流プラザ)、地元企業、柳原通商店街、北区役所など、多様な人や団体が協働しています。

取組の始まりは、名城エリアを知るために学生と一緒につくった「まちすごろく」でした。地域で起こる課題を、まちにいるさまざまな人の得意分野や協力で解決していく内容を、何度も話し合いながら形にしました。

その後は、地域課題をテーマに企業と考えるワークショップなどを重ね、発表だけで終わらせず、参加した人が実際にまちで行動するにはどうすればよいかを考えてきました。ここ数年は、公共空間を誰もが自由に活用し交流する「まちかどフリースタイル」という取り組みを、イベントとして開催しており、令和8年度も開催予定です。

写真:サステナまち計画集合写真

4.「まちかどフリースタイル」について教えてください。

「まちかどフリースタイル」は、ワークショップを通して新しいまちの楽しみ方を見つけ、自由にまちを満喫する方法を実践・提案する取組です。

大切にしているのは、企画を最初から大人が整えすぎないことです。学生が自分で考え、地域の人と相談し、実際にやってみる。その中で思いどおりにいかないことがあっても、振り返ることで次の挑戦につながります。

もちろん、地域の皆さんとの信頼関係があるからこそ、学生が安心して挑戦できます。地域の方や企業の方が「何とかなるよ」と背中を押してくれることは、学生にとって大きな力になっています。

令和8年度は12月6日(日曜日)に、名城東・柳原エリアで開催予定です。まちのさまざまな場所を舞台に、学生や地域の皆さんが考えた、まちのだれもが楽しめるさまざまな企画を実施する予定です。

愛知学院大学社会連携センターは、家に余っている保存食を持ち寄るフードロスレスキューや、芝生の上で読み聞かせや本の交換会などを行う青空図書館などの企画をしています。このほかにも、音楽、アート、交換市など、まちを自由に楽しむ多彩な企画が予定されています。普段は通り過ぎる場所や、話したことのない人との出会いが、まちへの親しみや新しいつながりを生む一日になればと思います。ぜひ気軽にご参加ください。

写真:まちかどフリースタイルの様子1

写真:まちかどフリースタイルの様子2

写真:まちかどフリースタイルの様子3

写真:まちかどフリースタイルの様子4

5.今後、北区で実現したいことや、活動に対する思いをお聞かせください。

地域では、担い手不足や高齢化といった課題があります。だからこそ、学生が地域に関わる経験を通して、将来、それぞれの形で地域に貢献する人になってくれたらうれしいです。

「地域活動を積極的に行う人は、どのような経験や出会いから生まれるのか」私自身は、そのことに関心を持っています。今現在、活動されている担い手の皆さんの思いを尊重しながら、若い世代の新しい発想や関わり方も受け入れられる地域になっていくことが大切だと思っています。

学生、地域、企業、行政が、「誰かに任せる」のではなく、自分たちにできることを一緒に考える。そんな関係を北区で少しずつ広げていきたいです。

写真:「サステナまち計画」会長藤井勉先生

インタビューにご協力いただきありがとうございました!

このページに関するお問い合わせ

北区役所 区政部 地域力推進課 区の特性に応じた地域の活力向上担当
電話番号:052-917-6436 ファクス番号:052-914-5752
Eメール:a9176432@kita.city.nagoya.lg.jp
北区役所 区政部 地域力推進課 区の特性に応じた地域の活力向上担当へのお問い合わせ