腸管感染症
腸管出血性大腸菌感染症や腸チフス、細菌性赤痢などについて
腸管感染症とは
腸管感染症とは、病原体が腸管内で増殖して、下痢、その他の症状をおこす感染症のことを指します。
このページでは次の感染症を前提に説明します。
- コレラ
- 細菌性赤痢
- 腸管出血性大腸菌感染症
- 腸チフス・パラチフス
腸管感染症は次のような場合に感染します。
- 菌に汚染された食べ物を食べる。
- 菌に汚染された場所(トイレの取っ手やドアノブなど)を触って、しっかり手を洗わずに食べ物を食べる。
二次感染に注意
「二次感染」とは、患者の便に出た菌が手指や食品、物品について他の人の口に入り感染が広がることをいいます。
感染を広げないために、次の場面では注意が必要です。
調理、食事前
- トイレの後や調理の前、食事前には、必ず手を石けんと流水で洗いましょう。
- 患者は便から菌が消えるまでは、家庭内調理をできるだけ避けましょう。
洗濯
- 患者の便で汚れた下着、衣類、寝具は他の家族のものとは別に洗濯しましょう。便が付着している場合は、使い捨ての手袋などを使用して便を取り除き、汚れを落としてからすすぎましょう。
- 衣類、布団は日光に干し、よく乾燥させましょう。
お子さんの集団生活
- 発熱があるときは、登園、登校を控えましょう。
- 口に運ぶ玩具などは、きれいに拭き、必要に応じて煮沸などの消毒をしましょう。
- 下痢があるときは、プールや水遊び、集団で遊ぶことや給食当番は控えましょう。
トイレ、汚物の処理
- トイレでおしりを拭いた後は、できるだけ他のところに触れないで、すぐに手を洗いましょう。
- 下痢便の飛沫がつきやすい所は日頃からこまめに掃除し、必要に応じて消毒を行いましょう。
- 汚物には素手で触らないで、使い捨ての手袋などを使いましょう。処理した後はよく手を洗いましょう。
- おむつ交換は決められた場所で行いましょう。
- トイレの取っ手やドアのノブなど、菌で汚染されやすい場所は消毒しましょう。
風呂
- 風呂の湯につかる前に、お尻をよく洗い、病原体を落としましょう。
- 患者の入浴は一番最後にして、他の家族との混浴は避けましょう。
- 風呂の水は毎日かえて、浴槽等も清潔にしましょう。タオルやバスタオルの共用は避けましょう。
就業制限について
感染を広げないために、食品関係の職業の方などは、法律に基づき菌が排出されるまで、飲食物に直接接触する業務に従事することが制限されます。
腸管感染症のパンフレット
ここに記載した対策以外にも気を付ける点や、消毒薬の作り方、正しい手の洗い方などを「腸管感染症」のパンフレット内で紹介しています。
日本語版と中国語版のファイルは一部テキスト情報のない画像データです。内容を確認したい場合は〈連絡先(電話番号052-972-2631)〉までお問合せください
腸管感染症
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日本語版 (PDF 2.5 MB)
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英語版 (PDF 604.0 KB)
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中国語 (PDF 490.6 KB)
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スペイン語 (PDF 605.7 KB)
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ポルトガル語 (PDF 606.8 KB)
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韓国語 (PDF 621.2 KB)
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タガログ語 (PDF 604.8 KB)
腸管出血性大腸菌感染症にかかった方へ
腸管感染症のパンフレットの内容を動画でわかりやすく紹介しています。
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腸管出血性大腸菌感染症にかかった方へ(外部リンク)
動画の全編です。 -
知識編(外部リンク)
全編動画のうち、知識編を抜粋した動画です。 -
感染予防編(外部リンク)
全編動画のうち、感染予防編を抜粋した動画です。 -
便検査編(外部リンク)
全編動画のうち、便検査編を抜粋した動画です。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉局 健康部 感染症対策課 感染症担当
電話番号:052-972-2631 ファクス番号:052-972-4203
Eメール:a2631@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
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