福祉施設等における感染症対策

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ページID1009569  更新日 2025年10月16日

高齢者・障害者施設等における具体的な感染症対策についての情報

感染症の重症化リスクがある方が利用、生活する高齢者施設等では、平時から感染予防に取り組むとともに、感染症発生時には集団感染しないよう、適切な対応をとることが大切です。

1 平時から実践する感染症予防

感染対策の基本は「感染症の原因に近づかない」「免疫をつける」「感染経路を断つ」の3つで、最も重要な取り組みが「感染経路を断つ」ことです。感染症の原因となる病原体を、「もちこまない、もちださない、ひろげない」よう、標準予防策を徹底しましょう。

標準予防策について

標準予防策とは、すべての血液、体液、嘔吐物、排泄物、傷・口の中などの粘膜を、感染する可能性があるものとして取り扱うことです。

個人防護具の使用と手指衛生が大切です。

個人防護具の使用

血液、体液、嘔吐物、排泄物、傷・口の中などの粘膜などに触れる可能性があるとき(汗を除く)に、手や体が汚染する機会を減らし、微生物を他の人に運ぶリスクを減らすために使います。

いつも身につけるのではなく、状況やケアの内容に合わせて、マスク、手袋、ゴーグルまたはフェイスシールド、エプロンまたはガウンを選択して使いましょう。

手指衛生

目に見える汚れがあるときは流水による手洗い、汚れがないとき手指消毒をします。手指衛生は「利用者にふれる前、ふれた後」が特に重要で、手袋をはずした後も必要です。

つめ・指先、親指のまわり、指のあいだが荒い残しが起きやすいところなので、意識して洗ってください。

手指消毒は20秒程度で乾く量(ポンプの下限まで押し込んででてきた量)が1回量です。

その他の感染予防対策

日ごろから換気や環境整備をしましょう。

換気は2方向の窓開けなど、空気の流れを作ります。

環境整備は、整理整頓をし、汚れ・ほこりを除去して清潔を保ちます。消毒薬は汚染状況によって適切に使用します。

2 感染症の発生時の対応

感染症かも?と思ったら

感染症の診断がついていなくても疑わしい症状があるときは、症状から感染経路を想定して対策を行い、受診につなげます。

せき、たんなどの呼吸器症状があるときは、飛沫感染予防としてマスク、フェイスシールドまたはゴーグルなどを使いましょう。

吐き気や下痢などの消化器症状、湿疹などの皮膚の症状があるときは、接触感染予防として手袋、ガウンまたはエプロンなどを使いましょう。

感染症だとわかったら

感染症と診断がついたら、施設内で状況を共有し、感染経路に応じた対策を行います。関係機関等への連絡もすみやかに行いましょう。

3 施設内の感染管理体制

日ごろからマニュアル作成や研修、情報管理などの感染症の発生に備えた体制づくり、利用者と職員の健康管理、関係機関との連携を図りましょう。

介護事業所に関してはNAGOYAかいごねっと、障害福祉事業所に関してはウェルネットなごやも併せてご確認ください。

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 健康部 感染症対策課 感染症担当
電話番号:052-972-2631 ファクス番号:052-972-4203
Eメール:a2631@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
健康福祉局 健康部 感染症対策課 感染症担当へのお問い合わせ