知っていますか?COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)について
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、たばこなどの刺激で気管支に炎症がおこり、ついには肺胞が破壊されることによって、呼吸がしにくくなる病気です。原因の90%以上が喫煙によるものとされ、別名「タバコ病」とも呼ばれています。2023年には、日本で16,941人の方が、COPDによって亡くなっています。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)症状は?
この病気は初期は無症状で、ゆっくりと進行し、咳や痰が続いたり、軽い運動や階段、坂道で息切れがするなど自覚したころには、かなり進行していることが多くなっています。そして、一度壊れてしまった肺胞は再生することはありません。重症の場合には、携帯用酸素ボンベ等を用いて酸素を補充する必要があります。

COPDの肺では、肺胞が壊れ、肺気腫になります。肺気腫になった肺胞では酸素と二酸化炭素の交換がうまくいかず、気管支も狭くなり吸った息をうまく吐き出せなくなります。
出典:スマートライフプロジェクトより
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断はスパイロメーターという機械で肺機能検査を受けます。

スパイロメーターという機械を用いて、どれだけ多くの空気(息)を吸い込むことができ、どれだけ大量にすばやく吐き出せるか調べることができます。この検査で、肺の中の状態(気管支と肺胞の状態)を推測することができます。
出展:スマートライフプロジェクトより
COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療について
COPDと診断されたら主治医とよく相談し、適切に治療に取り組んでください。最大の原因は喫煙であることがわかっていますので、直ちに禁煙してください。受動喫煙でも病状が悪化していきます。
禁煙は予防だけでなく病状を軽減する上でも有効で、最も重要な治療手段であるといえます。
5つの設問に答えるだけで、COPDの可能性があるかチェックできます!
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の広報活動について
市役所本庁舎地下1階のPRスペース

令和6年11月18日から11月29日まで、市役所本庁舎の地下1階において、「知ってくださいCOPD」リーフレットや「世界COPDデー」ポスターを、また11月はSIDS(乳幼児突然死症候群)対策強化月間のためポスター等を配置し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、SIDS(乳幼児突然死症候群)について周知啓発を行いました。

2024年の世界COPDデーのテーマは「自分の肺機能を知る」です。
肺機能を測定することで、COPDを含む肺疾患の早期診断と迅速な治療の機会を得ることができます。
市役所本庁舎のライトアップを行いました。

令和6年11月20日(水曜日)は世界COPDデーにつき、午後5時から午後10時まで、市役所本庁舎のライトアップを行いました。
禁煙のサポートや相談
喫煙者はニコチンに依存するため、喫煙がなかなかやめにくく、気持ちだけで禁煙を成功させることは困難です。禁煙に関する治療を考えてみましょう。
名古屋市では「名古屋市民限定!卒煙プログラム」として、時間がない方でも気軽に禁煙に取り組める「オンライン禁煙プログラム」と医療機関での禁煙治療を希望する方向けの「禁煙外来治療費助成事業」の2種類の禁煙支援事業を行っています。詳しくは各事業のページをご覧ください。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉局 健康部 健康増進課 推進担当
電話番号:052-972-2637 ファクス番号:052-972-4152
Eメール:a2637@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp
健康福祉局 健康部 健康増進課 推進担当へのお問い合わせ