知っていますか?COPD(慢性閉塞性肺疾患)

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ページID1033519  更新日 2025年11月4日

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

COPD(シーオーピーディー;慢性閉塞性肺疾患)とは、たばこなどの刺激で気管支に炎症がおこり、ついには肺胞が破壊されることによって、呼吸がしにくくなる病気です。原因の90%以上が喫煙によるものとされ、別名「タバコ病」とも呼ばれています。

日本には、およそ530万人もの患者さんがいると推測されていますが、「風邪が長引いているだけ」、「年だから仕方ない」と見逃されやすく、治療を受けている人はその1割も満たしません。

COPDの日本での推定患者数は約530万人いますが、そのうち治療を受けている患者さんは約36.2万人しかいません。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の症状は?

この病気は初期は無症状で、ゆっくりと進行し、咳や痰が続いたり、軽い運動や階段、坂道で息切れがするなど自覚したころには、かなり進行していることが多くなっています。そして、一度壊れてしまった肺胞は再生することはありません。重症の場合には、携帯用酸素ボンベ等を用いて酸素を補充する必要があります。

COPDの初期は無症状ですが、進行すると咳や痰、息切れを引き起こします。そして、日常生活でも息切れするようになり、在宅酸素が必要な状況になるだけではなく、将来は要介護状態や寝たきりとなり、肺以外の全身にも影響を及ぼすことがあります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療について

COPDと診断されたら主治医とよく相談し、適切に治療に取り組んでください。最大の原因は喫煙であることがわかっていますので、直ちに禁煙してください。受動喫煙でも病状が悪化していきます。

禁煙は予防だけでなく病状を軽減する上でも有効で、最も重要な治療手段であるといえます。

5つの設問に答えるだけで、COPDの可能性があるかチェックできます!

チェックリストの評価点数が4点以上の場合、COPDの可能性がありますので、かかりつけ医に相談しましょう。

世界COPDデーとは

毎年11月の第3水曜日は『世界COPDデー』と定められています。令和7年は、11月19日(水曜日)が世界COPDデーとなります。
 

2025年の世界禁煙デーのテーマは「その息切れ、COPDかもしれません」です。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の広報活動について

令和7年11月19日 市役所をゴールドにライトアップ

皆さんにCOPDという病気を知っていただくため、世界COPDデーにシンボルカラーのゴールドに名古屋市役所のライトアップを行います。

日時:令和7年11月19日(水曜日) 午後5時から午後10時まで

場所:名古屋市役所本庁舎(名古屋市中区三の丸三丁目1番1号)

令和6年度の名古屋市役所ライトアップの写真
令和6年度ライトアップの様子

市役所本庁舎地下1階のPRスペース

写真:名古屋市役所本庁舎地下1階のPRスペースの様子


令和6年度は11月18日から11月29日まで、市役所本庁舎の地下1階において、「知ってくださいCOPD」リーフレットや「世界COPDデー」ポスターを、また11月はSIDS(乳幼児突然死症候群)対策強化月間のためポスター等を配置し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、SIDS(乳幼児突然死症候群)について周知啓発を行いました。

令和7年度も11月17日(月曜日)から11月28日(金曜日)まで掲出する予定です。

禁煙のサポートや相談

喫煙者はニコチンに依存するため、喫煙がなかなかやめにくく、気持ちだけで禁煙を成功させることは困難です。禁煙に関する治療を考えてみましょう。

名古屋市では「名古屋市民限定!卒煙プログラム」として、時間がない方でも気軽に禁煙に取り組める「オンライン禁煙プログラム」と医療機関での禁煙治療を希望する方向けの「禁煙外来治療費助成事業」の2種類の禁煙支援事業を行っています。詳しくは各事業のページをご覧ください。

ポスターの写真:名古屋市民限定!卒煙プログラム

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 健康部 健康増進課 推進担当
電話番号:052-972-4058 ファクス番号:052-972-4152
Eメール:a2637@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp