ソーセージから硬いものが出てきた!

「ソーセージを食べていたら骨のような硬いものが出てきた。」という苦情が保健センターにあり、衛生研究所に持ち込まれました。
長さ6mm、幅4mmほどの大きさで、弾力性はありませんでした(右写真)。
異物を洗浄して実体顕微鏡で観察したところ、表面は平滑ではなく、白い部分と橙色の部分が混ざり合った物体のように見えました。次に、フーリエ変換赤外分光光度計という機械でこの異物の赤外吸収スペクトルを測定したところ、下のような結果が得られました。
異物の赤外吸収スペクトルは豚の骨のスペクトルときわめて良く似ていました。このことから、原料の肉に骨の断片が混入してソーセージに入った可能性があると考えられました。

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