新たな路面公共交通システムSRTの導入に向けて Smart Roadway Transit

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1010123  更新日 2025年10月22日

都心部の回遊性の向上や賑わいの拡大を図るための、新たな路面公共交通システムの導入について

はじめに 新たな路面公共交通システムSRTとは

イラスト:SRT

名古屋市では、都心における回遊性の向上や賑わいの拡大を図るため、まちづくりと一体となった新たな路面公共交通システムの導入に向けて検討を進めています。
新たな路面公共交通システムは、技術の先進性による快適な乗り心地やスムーズな乗降、洗練されたデザインなどのスマート(Smart)さを備え、路面(Roadway)を走ることでまちの回遊性や賑わいを生み出す、今までにない新しい移動手段(Transit)であることから、その特性を表す概念として、このシステムを「SRT」(Smart Roadway Transit)と称することとします。

SRT東西ルートの乗降・待合空間の整備工事の実施(令和7年8月から令和8年1月末予定)

イラスト:バス停のイメージ

令和7年度の東西ルートの運行開始に向けて、停車する7カ所にて順次、乗降・待合空間の整備工事を実施します。工事期間中は交通規制や市バス・名鉄バスの臨時バス停設置などご迷惑をおかけしますが、安全には十分配慮して実施しますので、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

施工箇所図等のダウンロード

SRTのPR動画

新たな路面公共交通システムSRTの運行開始に向けてPR動画を作成しました。

動画キャプション:新たな路面公共交通システムSRT

車両の実物は完成前のため登場しませんが、都心部の様々な魅力スポットを紹介しつつ、名古屋駅と栄がSRTでつながる様子をシンボルカラーのラインで表現した動画となっております。
ぜひご覧ください!

「トータルデザイン」及び「東西ルート」の走行ルートと停車箇所を決定(令和6年11月公表)

車両や乗降・待合空間等の「トータルデザイン」及び「東西ルート」の走行ルートと停車箇所を決定しました。

イラスト:トータルデザインイメージ

1 トータルデザイン

都心部のまちなみと調和した統一感のあるデザインや先進技術の活用によりSRTの魅力を高めるため、有識者による懇談会を計6回開催し、SRTのトータルデザインを決定しました。(SRTトータルデザインは以下のリンクをご覧ください。)

2 東西ルートの走行ルートと停車箇所

名古屋駅-栄を広小路通でつなぎ、栄を起終点として、7箇所で停車します。

SRTの運行開始に向けたSmart機能の構築及び効果検証手法の検討・導入業務委託に係る公募型プロポーザル(令和6年度)

業務概要

イラスト:SRT上屋イメージ

令和7年度の運行開始を予定している名古屋駅-栄間(東西ルート)に向けては、SRT構想に掲げる技術の先進性による快適な乗り心地やスムーズな乗降、洗練されたデザインなどのスマートさを実現するため、ウェブサイトでわかりやすい運行情報や乗降方法等を発信するとともに、乗降・待合空間に設置するデジタルサイネージでは、運行情報等に加え周辺施設やイベント情報などを発信し、まちを回遊する人の情報スポットとするなど、SRT利用者の利便性やまちづくりへの効果を高めるSmart機能を構築することとしています。
また、都心部の回遊性の向上や賑わいの拡大といったSRTの導入効果を検証し、今後の施策に反映するため、Smart機能等を活用した効果検証の手法について、必要な機器等を含めて検討し、導入を行います。
これらの業務について、高度な知識や専門的な技術に加え、高度な企画提案能力を有する受注者を選定するため、公募型プロポーザルを実施しました。

プロポーザル実施公告

公募情報については、以下のリンクページよりご確認ください。

契約者の決定

西日本電信電話株式会社 東海支店を契約者として決定しました。

令和5年度 SRT社会実験その2 -乗降・待合空間の整備-なごまちテラス(令和5年9月から11月実施)

写真:社会実験なごまちテラスのチラシ

SRTの当初運行(名駅-栄)では、ウォーカブルな空間形成と合わせ、バス利用者が乗り降りしやすいテラス型の乗降・待合空間を目指しています。
本社会実験では、広小路通のバス停をテラス型「なごまちテラス」として暫定整備をし、バスの乗降のしやすさ、まちの回遊拠点としての機能、一般交通への影響の検証を行いました。

  1. 期間 9月16日(土曜日)から11月30日(木曜日)
  2. 場所 広小路本町バス停、納屋橋バス停の2か所

社会実験の結果(令和6年3月公表)

写真:令和5年度社会実験結果

テラス型バス停の効果として正着性・乗降性を、一般交通影響として後続車滞留台数を、周辺歩行空間の活用検証としてストリートファニチャーの利用状況、沿道連携の取り組みをまとめています。

(注)以下のPDFファイルは一部テキスト情報のない画像データを含みます。
内容のご確認は、交通事業推進課(電話番号972-2744)までお問合せください。

公式X(旧:Twitter)での情報発信(令和5年8月開始)

写真:X(旧Twitter)、二次元コード

今回の社会実験と合わせてSRT事業の公式Xを開設しました。
実験や事業進捗状況など、色々つぶやいていきます。
(個別の回答は行いませんのでご了承ください。)

Xアカウント名 @SRT_nagoya
XアカウントURL https://twitter.com/SRT_nagoya

SRTの運行予定事業者決定(令和5年10月決定)

当初運行の名古屋駅-栄間(東西ルート)において、まちづくりと一体となった連節バスの運行を実施するため、事業者公募を行い、運行予定事業者を以下のとおり決定し、当初運行に向けて基本協定を締結しました。

【公募件名】新たな路面公共交通システム運行業務委託(プロポーザル方式)

【運行予定事業者】名鉄バス株式会社

記者発表資料

公募情報については、以下のページよりご確認ください。

トータルデザイン懇談会(令和5年4月から令和6年8月実施)

写真:トータルデザイン懇談会の様子

SRTのデザインについては、そのコンセプトに基づき、車両や乗降・待合空間などをデザインすることで、統一感を持たせ、明示性や魅力を高めたトータルデザインとして実施します。
デザインの決定にあたっては、トータルデザイン懇談会にて意見を聴取し、令和5年度から2か年の期間で進めました。

「名古屋交通計画2030」への位置づけ(令和5年3月策定)

本市は、将来に向けた新しい総合交通体系の構想と、持続可能な都市の発展を支える交通施策に関する計画を定めるため、令和5年3月に都市・地域総合交通戦略である「名古屋交通計画2030」を策定しました。

SRTの導入については、「最先端モビリティ都市の実現」に向けた4つの展開のうち、「リニア中央新幹線の開業に向けた広域交通環境の形成」の取り組みの一つに位置付けています。

写真:交通計画2030抜粋

SRT導入の進め方(令和5年1月公表)

イラスト:SRT導入のイメージ

平成31年1月に策定した「新たな路面公共交通システムの実現を目指して(SRT構想)」に基づき、SRT導入に向けた検討を進めてきました。

これまでに行った社会実験やアンケート等の結果を踏まえ、以下のように事業を進めていくこととしています。

基本的な考え方

  • リニア中央新幹線の開業による交流人口の増加を見据え、都心部のさらなる活性化を促進するとともに、誰もが快適に移動できる最先端モビリティ都市の実現のためSRTの導入をはかります。
  • 都心部のまちづくりと連携し、まちのシンボルとなるSRTを導入することで、相乗効果を発揮し、さらなる賑わいを面的に拡大します。
  • 社会実験による検証を踏まえつつ、当初運行の早期事業化をはかるとともに、将来的には、自動運転技術など新しい技術・機能の実装も視野に入れながら、路線の段階的な拡充を目指します。

写真:SRTの段階的な進め方

令和4年度 SRT社会実験 一般モニターの連節バス体験乗車(令和4年9月実施)

写真:社会実験イベントのチラシ

令和4年9月、名古屋市が導入を検討しているSRTの社会実験として、名駅から栄間で連節バスを走行させ、一般モニターによる体験乗車を実施しました。

  1. 運行日時 令和4年9月3日(土曜日)、4日(日曜日)
  2. 走行経路 名駅発→栄行、栄発→名駅行
  3. 運行本数 各日8便(名駅発4便+栄発4便)
  4. 乗車人数 2日間で約600名

写真:自動運転電気自動車アルマ、シェアサイクル、ペーパークラフト

また、ミツコシマエヒロバスにて、SRTと一体となって回遊性を高めるシェアサイクルや先進的な車両を展示しました。

  1. フランスナビヤ社製の自動運転電気自動車アルマの展示
  2. 市内で展開中のシェアサイクルの展示
  3. 連節バスのペーパークラフトの配布

アンケートの結果

写真:アンケート結果

一般モニターとして連節バスに乗車された方、沿道で連節バスを見かけた方を対象にアンケートを実施しました。

(注)以下のPDFファイルは一部テキスト情報のない画像データを含みます。
内容のご確認は、交通事業推進課(電話番号972-2744)までお問合せください。

ネット・モニターアンケートの調査結果(令和4年7月実施)

写真:アンケート結果の1枚目

令和4年度第2回ネット・モニターアンケートで、「新たな路面公共交通システムについて」をテーマに調査を行いました。

SRTの導入に向けて、都心での移動や歩行者空間について、市民の皆さまがどのように感じているのか分析し、今後の取り組みを検討する上での参考にします。

令和4年度 第2回ネット・モニターアンケート

  • 調査内容:新たな路面公共交通システムについて
  • 調査期間:令和4年7月
  • 回答者数:モニター500人中481人(有効回収率96.2%)

新たな路面公共交通システムの実現をめざして(SRT構想)(平成31年1月策定)

新たな路面公共交通システムは、名古屋駅や栄、名古屋城、大須など、都心部の魅力ある地域をつないで回遊性を高め、賑わいを面的に拡大する新たな都市のシステムです。

平成29年3月に策定した「新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方」を踏まえ、実現を目指すシステムの姿を示した構想を策定しました。

写真:SRT構想の表紙

ファイルのダウンロード(ファイルサイズが大きいです)

新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方(平成29年3月策定)

写真:基本的な考え方のページ例

平成26年度に策定した「なごや交通まちづくりプラン」では、”みち”が変われば”まち”が変わる「みちまちづくり」の推進に向けた施策を掲げており、その中の柱の一つに「移動手段の多様化」があります。

歩行者の回遊性やまちの賑わいの向上、また、都心部の連携を強化することを目的に、「移動手段の多様化」の主要な取り組みとして、LRTやBRTの導入可能性について検討してまいりましたが、この度、「新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方」を取りまとめました。

「新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方(案)」市民意見(平成29年3月公表)

平成29年1月16日(月曜日)から平成29年2月16日(木曜日)の期間に実施しました、「新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方(案)」への市民意見募集の結果を公表します。

なお、意見については内容を要約し、趣旨の類似するものはまとめさせていただいたほか、内容により分割するなどして掲載しています。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

住宅都市局 都市計画部 交通事業推進課 交通事業推進担当
電話番号:052-972-2791 ファクス番号:052-972-4170
Eメール:a2771@jutakutoshi.city.nagoya.lg.jp
住宅都市局 都市計画部 交通事業推進課 交通事業推進担当へのお問い合わせ