市会だより第162号 個人質疑から
6月22日の本会議では、3人の議員が名古屋城天守閣木造復元に関する「契約の締結」について個人質疑を行い、市長はじめ市当局の考えをただしました。
主な質問・答弁の概要は次のとおりです。(発言順に記載してあります。)
個人質疑(6月22日)
江上博之議員(共産)
【質問】木材の請負契約の前に解決するべきと考えるバリアフリー問題に関し、「誰もがみんなと一緒に楽しく登れる」「新しい技術」は、名古屋城木造天守閣竣工予定の2022年12月までにできる見通しはあるのか。
【答弁】今後、木造天守の階段の実物大模型を建設し、障害者団体を交えたバリアフリーに関する協議会の設置や、新技術を国内外から募集するための検討調査を行い、2022年12月までに障害のある方もない方も同様に楽しく登れる新技術を実現していきたい。(観光文化交流局長)
浅井正仁議員(自民)
【質問】名古屋城の木造化のスケジュールに関し、10月の文化審議会での現状変更許可の取得が厳しい状況であると認識しているのか。また、予定どおりに取得できない場合、どのようなリスクがあると認識しているのか。
【答弁】現状としては、スケジュール的に厳しい状況であると認識しているが、工期が間に合うよう全力を傾注していく。スケジュールの見直しが必要になった場合に想定されるリスクとしては、木材保管料の追加負担が発生することなどが考えられる。(廣澤副市長)
うかい春美議員(民主)
【質問】木材の乾燥は長期間を要し、人工乾燥は木の風合いや色艶を損ねるとの指摘もあるが、史実に忠実な復元をうたっている中で、木造天守閣の大もとである木材の品質とスケジュールをどのように考えているのか。
【答弁】木材の乾燥期間は、大径木の自然乾燥の場合、2年から3年必要と言われている。天守閣整備事業では、短期間で良質な木材を調達する必要があることから、自然乾燥だけでなく、品質を確保した上で、機械乾燥を用いて乾燥期間の短縮を図っていく。(観光文化交流局長)
会派の略称説明
- 自民
- 自由民主党名古屋市会議員団
- 民主
- 名古屋民主市会議員団
- 公明
- 公明党名古屋市会議員団
- 共産
- 日本共産党名古屋市会議員団
- 減税
- 減税日本ナゴヤ
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