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名古屋市秀吉清正記念館 特別展示室

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このページを印刷する最終更新日:2021年10月9日

ページの概要:特別陳列「ねねと秀吉の遺宝 -近江木下家資料-」を開催中です。

特別展示室

秀吉清正記念館30周年記念特別陳列 「ねねと秀吉の遺宝 -近江木下家資料-」

10月9日(土曜日)から12月5日(日曜日)

 豊臣秀吉の正室、ねね(1549?から1624)は夫の没後、朝廷から院号を賜り、高台院と称しました。そして京都東山に高台寺を創建し、夫の菩提を弔う生活に入りました。実子がいなかったねねは、晩年に木下利次(ねねの実兄の孫)を養子に迎えました。寛永3年(1626)に、利次は近江(現滋賀県)に3000石の領地を得て、旗本として近江木下家を興しました。ねねの遺品を受け継ぎ、守り伝えていくことがこの家の使命でした。

 こうして残された品々の中心部分はまとまって現在に伝わり、名古屋市指定文化財となっています。今回の展示では近江木下家資料の中から、ねねと秀吉の遺品や、江戸時代の近江木下家の動向を紹介します。

展示構成と主な展示資料

資料は特記なき限り秀吉清正記念館蔵、近江木下家伝来、名古屋市指定文化財。

1.秀吉の死、ねねの大坂退去

 豊臣秀吉は慶長3年(1598)に死去しましたが、その翌年に「豊国大明神(とよくにだいみょうじん)」の神号が朝廷から贈られました。秀吉は、この時に創建された豊国社(ほうこくしゃ)に神としてまつられました。

 ねねは慶長4年(1599)に大坂城を退去し、京都に移り住みます。秀吉の供養と豊国社の管理が、ねねの最大の仕事となったたためです。慶長8年(1603)、朝廷から院号を賜り、高台院(こうだいいん)と称しました。慶長10年(1605)には京都東山に高台寺を創建し、そこを自らの終焉の地としました。

秀吉の正室である、ねねの肖像画。

高台院(ねね)画像 寛文6年(1666)

豊臣秀吉の肖像画。

豊臣秀吉画像 江戸時代
神の姿として描かれた秀吉画像。

豊臣秀頼自筆の神号。

豊国大明神神号
慶長7年(1602) 豊臣秀頼筆

2.思い出の品々を遺す

 慶長4年(1609) に大坂城を退去した時に、ねねは多くの家財道具を持ち出したようです。その中には秀吉が所有していたとされる甲冑や陣羽織、秀吉自筆の書状などが含まれていました。それらはねねの思い出の品々として、大切に保管されました。これらが本展で紹介する「近江木下家資料」の中心になっています。

豊臣秀吉所持と伝わる甲冑。

色々威二枚胴具足
桃山時代
秀吉が所持していたと伝わる甲冑。

ビロード製の陣羽織。

ビロード陣羽織
桃山時代 伝豊臣秀吉所用
秀吉が着用したとされる、マント生地からつくった陣羽織。

秀吉自筆、ねね宛の約束状か。

羽柴秀吉自筆掟書
天正13年(1585)11月21日付 ねね宛
秀吉がねねに宛てて書いた約束状か。

3.旗本・近江木下家の成立

 ねねには実子がいませんでしたが、死去する直前に、実兄の孫である木下利次を養子として迎えました。利次は寛永3年(1626)に、近江(おうみ、今の滋賀県)に3000石の領地を幕府から与えられ、旗本として近江木下家を興しました。ねねの遺品を受け継ぎ、守り伝えていくことが、この家の使命でした。同家は9代続いて、幕末を迎えました。

徳川家光自筆とされる鳥の絵。

鳥図
江戸時代 伝徳川家光筆
徳川3代将軍の家光が描き、木下利次に与えたとされる。

近江木下家の系図。

木下家系図
天明2年(1782)から7年
近江木下家に伝わった系図。

4.宝物の整理・収集、家格の向上をめざす

 近江木下家は、江戸時代を通じて、自らこそが豊臣家の子孫であると認識・主張し、家格を高めるための行動を続けました。また、ねねが遺した宝物を管理・整理することに加えて、秀吉ゆかりの品を新たに収集し、家宝をさらに充実させようという取り組みも継続しました。近江木下家は江戸時代に入って以後も、「自らが秀吉の子孫」であることの価値を高めようと行動しました。

豊臣秀吉の肖像画。

豊臣秀吉画像 享保6年(1721)
藤原邦信(狩野随川)筆 木下秀三賛
3代当主の秀三(ひでみつ)の発注で描かれたもの。色々威二枚胴具足を着用した姿が描かれた。

 織田信長、豊臣秀吉が所持したと伝わる茶入。

茶入
安土時代 伝織田信長所用、豊臣秀吉拝領
江戸時代に木下家が入手し、宝物に追加されたものと考えられる。

 近江木下家が秀吉ゆかりの馬具を購入したことを記す書状。

長沼朝喬書状
江戸時代前期から中期 霜月12日付 大川和尚宛
木下利次の三男である大川(だいせん)が、秀吉ゆかりの馬具を購入したことを記す。

このページの作成担当

教育委員会事務局 秀吉清正記念館
電話番号: 052-411-0035
ファックス番号: 052-411-9987
電子メールアドレス: a4110035@kyoiku.city.nagoya.lg.jp
郵便番号:453-0053
住所:名古屋市中村区中村町茶ノ木25

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