栄市税事務所における多文化共生施策
名古屋市では、国籍や民族などの異なる人々が、互いを認め合い、共にしあわせに生きていくことができる、多文化共生都市名古屋の実現を目指しています。外国人住民の増加やその国籍の多様化などを背景とする、多文化共生を取り巻く様々な課題を解決するために、税務事務においても、市税の納税通知書等に関する外国語での説明や外国語の税金パンフレットの作成・提供など各種案内の充実に努めるとともに、区役所や名古屋国際センターとも連携しながら、外国人住民の方の支援に取り組んでいます。
(例)市税事務所職員による、市内の日本語学校における「税金講座」の開催、区役所が実施する多文化共生の取り組みへの参加
(関連リンク)
日本語学校での「税金講座」の開催
開催実績
栄市税事務所の担当区域に所在する名古屋経営会計専門学校(千種区)において、その学生である外国人留学生を対象として税金についての説明会を開催しました(学生の日本語のレベルごとに2日間開催)。
| 開催日 | 学生の日本語のレベル | 人数(人) | 参加者の国籍内訳(人) |
|---|---|---|---|
| 5月21日 | N4(基本的な日本語を理解することができる) | 15 | ミャンマー5、ネパール4、スリランカ3、ベトナム3 |
| 5月24日 | N3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる) | 27 | ネパール21、スリランカ3、バングラデシュ2、ベトナム1 |
(注)「日本語レベル」は、日本語能力検定(JLPT)によるものです。
講座内容
市税事務所職員が、区役所の窓口などで外国人住民の方からよくいただくご質問をもとに、やさしい日本語による資料を用いて、説明を行いました。
- 税金の種類
- 税金の使い道
- 市民税・県民税について
- 納付方法
- 税金を納付しないとどうなるか
- 課税証明書・納税証明書について
- 市税事務所の案内
参加者の様子
21日の参加者は、来日して間もない学生であったため、テキストで用いられる言葉が少し難しく感じられ、内容の理解も容易でなかったとの意見も寄せられており、今後の取り組みの参考としてまいります。それでも真剣に説明を聞いてくださり、税金の知識を得る機会となったことを喜んでいただいた様子でした。
24日の参加者は、来日して2、3年目の学生であり、半数の方が内容についてわかりやすいとの意見をいただきました。アルバイトの給料から差し引かれている所得税や、勤労学生控除について、質問がありました。また、証明書の取得方法についても、関心が高いようでした。
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財政局 栄市税事務所 管理課
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