光化学スモッグ
光化学スモッグとは?
自動車の排出ガスや工場のばい煙に含まれる窒素酸化物や揮発性の有機化合物が、太陽の紫外線を受けて化学反応を起こすと「光化学オキシダント」と呼ばれる物質が発生し、白くモヤがかかったようになったりします。この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
光化学スモッグが発生すると、目がチカチカしたり、のどが痛くなる場合があります。特に、子どもや気管支などに疾患がある人が屋外で活動している場合に影響が出やすいといわれています。
光化学スモッグはどんなときに発生するの?
光化学スモッグの発生は、気象の影響を強く受けます。
- 気温が高い。
- 日差しが強い。
- 風が弱い。
こうした気象条件となる4月から10月にかけて発生しやすく、特に5月から6月にかけては注意が必要です。
光化学スモッグが発生したらどうなるの?
光化学オキシダントが高濃度になった時には、愛知県から「光化学スモッグ予報」や「光化学スモッグ注意報」などが発令されます。
光化学スモッグ予報等の発令基準
- 予報:オキシダント濃度が0.08ppm以上となり、かつ、気象状況からみて注意報以上の状態が発生することが予想されるとき
- 注意報:オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、かつ、気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき
- 警報:オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、かつ、気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき
- 重大警報:オキシダント濃度0.40ppm以上となり、かつ、気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき
発令状況を知るにはどうしらたいいの?
名古屋市では光化学スモッグの発令情報を、名古屋市公式ウェブサイトトップページ「災害緊急情報」やメール配信サービスなどでお知らせします。
メール配信サービスをご希望される方は、名古屋市防災危機管理局の「きずなネット防災情報」にご登録ください。(登録された方には、光化学スモッグの発令情報のほか、PM2.5に係る注意喚起情報、災害に関する情報も届きます。すでに登録されている方は、自動的に配信されますので、新たに登録する必要はありません。)
詳しい登録方法については、以下のリンクをご覧ください。
注意報等が発令されたときはどうすればいいの?
予報や注意報などが発令された場合は以下の点に気をつけてください。
- 屋外での激しい運動は止めましょう。また、なるべく屋外に出ないようにしてください。
- 目やのどに刺激を感じた人は、洗眼やうがいをしてください。
- 自動車を使用している方は、なるべく使用を止めて地下鉄、電車などを使用してください。
- ばい煙を排出している工場等は、ばい煙の減少に協力をお願いします。
過去の予報・注意報等の発令状況
令和7年度光化学スモッグ注意報等の発令状況(名古屋区域)
- 令和7年5月21日(水曜日)予報
- 令和7年6月30日(月曜日)注意報
- 令和7年7月1日(火曜日)予報
- 令和7年7月30日(水曜日)予報
添付ファイル
現在の大気汚染の状況はどうなの?
名古屋市では、光化学オキシダントをはじめ大気汚染物質の測定を行っています。
市内の状況
現在の市内の光化学スモッグ注意報等の発令状況については、光化学スモッグ情報を、光化学オキシダント濃度の状況については、大気測定結果(速報値)をご覧下さい。
県内の状況
県内の光化学スモッグ注意報等の発令状況、光化学オキシダント濃度の状況については、以下のリンクをご覧下さい。
全国の状況
全国の光化学スモッグ注意報等の発令状況及び光化学オキシダント濃度の状況については、以下のリンクをご覧下さい。
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このページに関するお問い合わせ
環境局 地域環境対策部 大気環境対策課 大気騒音担当
電話番号:052-972-2674 ファクス番号:052-972-4155
Eメール:a2674@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
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