建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全確認をしましょう

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1014657  更新日 2025年10月17日

平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震による塀の倒壊被害がありました。

また、その後も各地で大きな地震が頻発しています。

ブロック塀等の所有者等の皆さまにおかれましては、日頃から下記の点検項目により安全確認をお願いします。

危険性が確認された場合には、付近通行者に速やかに注意表示をしていただくとともに、安全なものに改修するか、撤去をお願いします。

イラスト:ブロック塀の基本構造
一般的なブロック塀の図(出典:パンフレット「地震からわが家を守ろう」日本建築防災協会2013.1より一部改変)

点検項目

ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。
まず外観で、下記の1から5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、建築士などの専門家に相談しましょう。

  1. 塀は高すぎないか。
    塀の高さは地盤から2.2メートル以下か。
  2. 塀の厚さは十分か。
    塀の厚さは10センチメートル以上か。(塀の高さが2メートルを超え、2.2メートル以下の場合は15センチメートル以上)
  3. 控え壁はあるか。(塀の高さが1.2メートルを超える場合)
    塀の長さ3.4メートル以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか。
  4. 基礎があるか。
    コンクリートの基礎があるか。
  5. 塀は健全か。
    塀に傾き、ひび割れはないか。
  6. 塀に鉄筋は入っているか。〈専門家に相談しましょう〉
    塀の中に直径9ミリメートル以上の鉄筋が、縦横とも80センチメートル間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
  7. 根入れ深さは十分か。〈専門家に相談しましょう〉
    基礎の丈は35センチメートル以上か、根入れ深さは30センチメートル以上か。(塀の高さが1.2メートルを超える場合)

組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀の場合は、下記の1から6をチェックしましょう。

  1. 塀の高さは地盤から1.2メートル以下か。
  2. 塀の厚さは十分か。
  3. 塀の長さ4メートル以下ごとに、塀の厚さの1.5倍以上突出した控え壁があるか。
  4. 基礎があるか。
  5. 塀に傾き、ひび割れはないか。
  6. 基礎の根入れ深さは20センチメートル以上か。〈専門家に相談しましょう〉

チラシ「ブロック塀などの安全確認をしましょう」のPDFファイルはテキスト情報のない印刷用画像データです。

内容を確認したい場合は〈建築指導課建築相談担当 電話番号052-972-2919〉までお問い合わせください。

国土交通省報道発表資料

ブロック塀等撤去費助成について

名古屋市では道路に面するブロック塀等の撤去費用を助成しています。

詳しくは、耐震化支援室のブロック塀等撤去費助成ページを参照してください。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

住宅都市局 建築指導部 建築指導課 建築相談担当
電話番号:052-972-2919 ファクス番号:052-972-4159
Eメール:a2919@jutakutoshi.city.nagoya.lg.jp
住宅都市局 建築指導部 建築指導課 建築相談担当へのお問い合わせ