植生による栄養塩除去

河道内にヨシなどを植生することにより、窒素やリンなどの栄養塩の除去をしております。また、生物の生息の場や良好な自然的景観を作り出すなど、いろいろな面での水環境の改善を目指しています。
効果
- 水生植物の栄養塩吸収機能や、生息する生物による有機物分解機能が期待できます。
- 水生植物自体が生物の住みかとなることが期待できます。
- 植物が繁茂していることにより、良好な景観を形成できます。
- 刈り込みといったメンテナンスやゴミの除去など、適切な管理を行えば半永久的に効果が期待できます。
実施箇所

城北橋(名城公園北東)から田幡橋(名古屋高速道路黒川ランプ西側)までの区間の堀川右岸側(北側)に設置しています。
また、名城公園北西の堀川左岸側の遊歩道沿いに設置しています。

宮の渡しの堀川対岸(右岸側)に設置しています。宮の渡しから見ることができます。
植生(ヨシ)の1年のサイクル

ヨシは、春から秋にかけて、特に夏場に、根から窒素やリンなどの栄養塩を吸収し、大きく成長します。

冬場は、葉が枯れて成長が止まります。

枯れたヨシをそのままにしておくと、葉などが腐り、葉などにたくわえられた窒素やリンなどの栄養塩がまた川の中に残ってしまいます。そのため、冬場に刈取って川の外へ出します。
このように適切に維持管理を行うことによって、川の栄養塩を除去していきます。

ヨシは、暖かくなってくる春になると、また新たな芽を出して、川の中の栄養塩を吸収しながら成長していきます。
このページに関するお問い合わせ
緑政土木局 河川部 河川計画課 堀川総合整備担当
電話番号:052-972-2823 ファクス番号:052-972-4193
Eメール:a2881@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp
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