教育つうしん(令和6年10月号)
教育委員会関係の催事や出来事、取り組みなどについてお知らせします。(毎月1日掲載予定)
特別展「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」
約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつあります。本展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示します。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介します。
さらには、2022年夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Artディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつとなるでしょう。
柳が説いた生活のなかの美、民藝とは何か─そのひろがりと今、そしてこれからを展望する展覧会です。
会期
令和6年10月5日(土曜日)から令和6年12月22日(日曜日)
開館時間
午前9時30分から午後5時(金曜日は午後8時まで)
いずれも入場は閉館30分前まで
休館日
月曜日(ただし、10月14日(月曜日・祝日)、11月4日(月曜日・休日)は開館)、10月15日(火曜日)、11月5日(火曜日)
料金
一般1,700円(1,500円)、高大生1,000円(800円)、中学生以下無料
カッコ内は前売りまたは20名以上の団体料金
会場・問い合わせ
名古屋市美術館 名古屋市中区栄2丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
電話番号052-212-0001 ファクス番号052-212-0005

蝋石製薬煎 朝鮮半島 朝鮮時代 19世紀
いずれも日本民藝館蔵
Photo: Yuki Ogawa
特別展「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」ホームページ
詳しくは、美術館ウェブサイトをご覧ください。
名古屋市の中学生交流団が陸前高田市を訪問しました。
名古屋市教育委員会では、陸前高田市教育委員会との「絆協定」に基づき、将来のまちづくりを担う子どもたちの育成につなげていくため、毎年、両市の中学生による相互の訪問交流『絆交流』を行っています。加えて、これまでの事業参加者のセンパイも参画することにより、生徒たちの防災学習を充実させつつ、両市の絆を一層深めています。
本年は、8月20日(火曜日)から8月22日(木曜日)に、陸前高田市を訪問し、交流を行いました。
中学生交流団の事前学習会等
7月5日(金曜日)結団式
団員生徒たちは、一人ずつ名前を呼ばれた後、櫻井教育次長らから激励の言葉や交流団員としての心構えを聞き、名古屋市中学生の代表として陸前高田市を訪問することの意義を心に刻み、気を引き締めていました。
7月19日(金曜日)第1回事前準備会
団員生徒たちは、交流団団長から本交流の経緯や、テーマを決めて主体的に行動することの重要性について説明を受け、3日間の大まかな行程を確認し、班に分かれて交流当日に向けての作業を行いました。
また、どのような心持ちで本事業に参加するべきかについて、2名のセンパイから経験をもとに講演をしていただき、目的意識を高めました。
7月24日(水曜日)第2回事前準備会
第2回の準備会は東山動植物園と東星中学校体育館で実施しました。
団員生徒たちはまず東山動植物園に行き、植物園長から「奇跡の一本松後継樹(クローン)」を紹介していただき、両市の交流のシンボルである奇跡の一本松に対する理解を深めました。その後、東星中学校体育館に移動し、この交流事業のテーマソングである「未来への翼」を制作されたshihoさんに歌唱指導をしていただき、合唱練習に取り組んだり、両市の交流事業の一環として制作された「いこまいたかた、あばっせなごや」という踊り曲を練習したりしました。

8月6日(火曜日)第3回事前準備会
団員生徒たちは6班に分かれ、それぞれが当日発表に向けた練習を行いました。発表内容は名古屋市の魅力を楽しく伝えるものから、東海豪雨等の過去に発生した災害の歴史や簡単に作れる防災グッズの紹介など、両市の団員生徒にとって学びとなるようなものもあり、各班とも精力的に取り組みました。
また、各班にセンパイが入られて、過去の経験をふまえてアドバイスしていただくなど、話し合いが円滑に進むようお力添えいただきました。

8月20日(火曜日)から8月22日(木曜日)中学生交流団の陸前高田市での活動
8月20日(火曜日)
ワタミオーガニックランドでの活動
団員生徒たちは、震災当時に津波の被害を受けた場所に設立されたワタミオーガニックランドにて植樹体験を行いました。職員の方々の復興にかける思いを知りつつ、将来に思いを馳せるきっかけとなりました。

ひろたハマラインパークでの活動
ひろたハマラインパーク(岩手県立野外活動センター)にて陸前高田市の中学生による出迎え式に参加しました。その後にSUP体験や磯遊びといった海での活動を行い、陸前高田市の自然を体感しました。

陸前高田市の中学生との交流会
夕食後に、名古屋市の中学生が班ごとに名古屋市の特色や魅力、防災活動等にまつわる発表をクイズ形式で行い、陸前高田市の中学生との交流活動を行いました。

8月21日(水曜日)
奇跡の一本松ホールでの活動
団員生徒たちは、陸前高田市教育長から歓迎のお言葉をいただき、交流に込められた思いを受け取りました。その後、(株)陸前高田アメイジングトリップ・ビューロー代表取締役の村上 清さんから講話をいただき、村上氏が復興に向けて何を考え、どのように動いたかを聴きつつ、挑戦することの重要性を学びました。会の最後にはshihoさん、まっとさん、雪音さんとともに、両市中学生とセンパイが「未来への翼」の合唱を行いました。

陸前高田市中学生による案内活動
グループに分かれて東日本大震災津波伝承館や復興祈念公園、奇跡の一本松など様々な場所を陸前高田市の中学生に案内していただきました。団員生徒たちは津波についてまとめられた映像やパネル、破壊された消防車や建造物などの展示を見学し、津波の恐ろしさと避難準備の大切さを学びました。


震災遺構の見学
旧気仙中学校を見学しました。ヘルメットをかぶり、実際に建物の中に入り、当時の様子についてガイドの方から説明を聞きました。天井や床板が剥がれ、大量のがれきが残った教室や、大きくゆがんだシャッターなどから、津波による被害の大きさを具体的に感じ取ることができました。

センパイ企画
夕食時に、過去、絆交流事業に参加された『センパイ』の皆様が、今までの絆交流で行われたことを年度別にクイズ形式で振り返ったり、震災後の避難所運営者となった際のシミュレーションをしたりして、団員生徒が楽しみながら学べるレクリエーションを行っていただきました。


8月22日(木曜日)
牡蠣の養殖、わかめの芯抜き体験
陸前高田市の産業の一つである牡蠣の養殖について、漁船に乗り、養殖されているいかだを見学しました。併せて、わかめの芯抜き体験も行いました。漁船では養殖業の方から、震災のときに湾の中ががれきで埋もれていて養殖場も流されてしまったことを聞き、津波の被害について実感することができました。


陸前高田市教育委員会の吉家秀明先生との交流会
センパイによる企画進行のもと、震災当時に陸前高田市立広田中学校長として教員生徒の避難の陣頭指揮を執った吉家先生より講話をいただきました。避難時に行った一瞬の判断や、避難所の様子、震災後に子どもたちや地域の方々のために開いたイベントのことなど、避難時に意識することに加えて、心を痛めた方に寄り添う気持ちの大切さを学びました。

以上が陸前高田市での活動となります。令和7年1月7日(火曜日)から1月9日(木曜日)には、陸前高田市の中学生が名古屋市に来訪していただき、交流を行う予定です。
絆交流事業ガバメントクラウドファンディング
この絆交流事業を今後も末永く続けていくため、現在、ガバメントクラウドファンディング(寄附)を実施しております。当事業にご興味を持っていただけた方、応援していただける方は、ぜひ一度webページをご覧ください。
ふるさとチョイスwebページ
詳しくは、ふるさとチョイスwebページをご覧ください。
楽しい学びと、新たな出会いを!なごやか市民教室
市民企画運営講座「なごやか市民教室」とは
教えたい市民が、もっている知識や技術を生かして講師となり、学びたい市民が受講する、市民相互のつながりで学び合う新しい生涯学習の仕組みです。
- 令和6年度後期の受講生を募集しています。
各講座の詳しい内容や申込方法などは、インターネットサイト「生涯学習Webナビなごや」内の「令和6年度後期市民企画運営講座「なごやか市民教室」受講生募集のお知らせ」のページをご覧ください。
申込締切は講座ごとに異なりますので、ご注意ください。
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詳しい内容や申込方法などは、インターネットサイト「生涯学習Webナビなごや」内の「なごやか市民教室」タブより「ボランティア講師募集情報を掲載しました。」のページをご覧ください。
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