地震(じしん)に備えて

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ページID1026875  更新日 2025年10月24日

今、東海地方の南の海で大きな地しんが起きて、たくさんの被害(ひがい)が出ると心配されています。地震にどのように備え、地震が起きた時にどのように行動すればよいか学習しましょう。

地震のこわさ

令和6年1月1日に起きた能登半島地震(のとはんとうじしん)は、お正月のさなかに起きました。地震はいつ起きるかわかりません。家にいるとき、学校にいるとき、出かけているときなど。地震が発生する前にそなえておくことが重要です。

また、平成23年3月11日に起きた東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)は、世界最大級の地震でした。この地震では、「つ波」が大きなひ害をもたらしました。地震が海の底で起きると、そのゆれが海の水に伝わって大きな波が生まれます。これが「つ波」です。海の近くにいて地震が起きたら、すぐに高い場所へ逃げましょう。

大地震が起きると、電気・ガス・水道などが止まり、電話も通じなくなってしまいます。また、家やへい、大きな木や電柱がたおれて道路が通れなくなると、消防車や救急車も出動できなくなります。

能登半島地震の写真
能登半島地震での被害のようす
東日本大震災の写真2
東日本大震災でのつ波による被害のようす
東日本大震災の写真1
東日本大震災での緊急消防援助隊愛知県隊(きんきゅうしょうぼうえんじょたいあいちけんたい)の活動のようす
災害時に対応しているイラスト
大地震が起きたら、火事にならないように気をつけ、近くに住む人たちでおたがいに助け合うことが大切になります。
サイレンを聞いて避難しているイラスト
地震が海の底で起きると、そのゆれが海の水に伝わって、「つ波」というとても大きな波が生まれます。海の近くにいて地震が起きたら、すぐに高い場所へ逃げましょう。

地震にそなえて、何をしたらよいのだろう?

食器だなや冷蔵庫などがたおれないように、かべや天じょうに金具でとめたり、たなの上などに重い物を置かないようにしましょう。

地震対策のイラスト
食器だななどの家具の地しんたいさく
  • L字金具などの器具でかべなどに固定する。
  • 扉にはロックきのうをつける。
  • 食器が飛び出さないようにする。
  • ガラスにひさん防止フィルムを貼る。
  • 金具やチェーンなどで壁などに固定する。
  • かい中電灯は手の届く所に置いておく。
  • 吊り下げ式の照明器具はチェーンなどで止める。
非常持ち出し品の準備のイラスト
食べ物や飲み水をたくわえ、小学校などへひなんする時に持っていく物をじゅんびしておきましょう。
地しんが起きてもあわてないように、どこへひなんするかなどを家ぞくで話し合っておきましょう。
イラスト:家族の話合い
地震が起こったときにあわてないように、どこへどうやってひなんするかや、家ぞくがはなればなれになったときの連らく方法を、話しあっておきましょう。

地震がおきたら、どうしたらよいのだろう?

机の下に入るイラスト
動けないほどのゆれの時は、しせいを低くして、頭を守りましょう。
動けるならば、おちついて、みじかな安全なところへひなんしましょう。
台所の火を消すイラスト
ゆれなくなったら、ストーブなどの火を消しましょう。
イラスト:外に避難する時の服装
ひなんする時に外へ出られなくならないように、げんかんのドアを開けましょう。
かわらやガラスなどが落ちてきてあぶないので、あわてて外へとび出してはいけません。

ひなんをする時は、どんなことに注意したらよいのだろう?

家がたおれそうになったり、火事になった時は、小学校などひなんじょへひなんします。

イラスト:避難する時の服装
ひなんするときは、歩いて、必ずくつをはき、ヘルメットや防災ずきんをかぶりましょう。
また、持ちものは非常持ち出し品など、必ようなものだけにしましょう。
イラスト:ラジオによる情報収集
いろいろなうわさにまどわされないように、ラジオなどから正しい情報をあつめて、おちついて行動しましょう。
イラスト:非常時の連絡方法
連らくがとれるように家ぞくのけいたい電話番号などをメモした紙と小銭(こぜに)を持っていましょう。
大地しんで、おうちの人と連らくがとれないばあい、災害用伝言(さいがいようでんごん)ダイヤル「171」を使いましょう。
使い方は、「171」に電話をかけて、せつめいにしたがって、家ぞくの伝言をきいたり、ろくおんしたりできます。

災害用伝言ダイヤルがたいけんできる日

  • 毎月1日(1月は1日から3日)と15日
  • 防災週間(8月30日から9月5日)
  • 防災とボランティア週間(1月15日から1月21日)
イラスト:電線にはさわらない
せまい道やへいの近くは、かわらなどが落ちてきたり、ブロックべいやコンクリートべいがたおれてくることがあるので、ちかよらない。
また、切れたりぶらさがったりした電線もきけんなのでちかよってはいけません。
イラスト:学校で地震が起きた時
学校で地しんが起きた時は、先生の指示にしたがいましょう。

「お」おさない、
「は」はしらない、
「し」しゃべらない、
「も」もどらない、
「おはしも」を覚えて行動しましょう。