家庭用品等による健康被害の防止のために
厚生労働省は、一般社団法人 皮膚安全性症例情報ネット及び公益財団法人 日本中毒情報センターの協力を得て家庭用品による健康被害の情報を収集し、それらの情報をとりまとめたものを公開しています。
家庭用品等による皮膚障害を防ぐために
家庭用品に含まれる物質により、アレルギー反応や刺激性皮膚炎が発生することがあります。
装飾品などで発生した事故の報告が毎年寄せられています。
家庭用品との接触部位に痒み、湿疹等の症状が発現した場合には、原因と考えられる家庭用品の使用を極力避けるましょう。再度使用して同様の症状が発現する場合には、同一の素材のものの使用は避けることが賢明であり、症状が改善しない場合には、早急に専門医の診療を受けるましょう。
また、日頃から使用前には必ず注意書をよく読み、正しい使用方法を守ること、自己の体質について認識し、製品の素材について注意を払うことが重要です。
家庭用品に係る皮膚障害に関する報告
| 家庭用品の種類 | 件数 |
|---|---|
| 家庭用手袋(ゴム) | 4 |
| 家庭用手袋(非ゴム) | 3 |
| ネックレス | 3 |
| ウェットスーツ | 3 |
| ピアス | 2 |
| エクステ用接着剤 | 2 |
| ビューラー | 1 |
| 食器用洗剤 | 1 |
| 下着 | 1 |
| イヤホン用イヤーピース | 1 |
| 楽器 | 1 |
| アクセサリー(非金属) | 1 |
| 携帯ストラップ首掛け | 1 |
| ゴルフ手袋 | 1 |
| 総数 | 25 |
(「2022年度 家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告」より)
吸入事故を防ぐには
吸入事故等の原因となった家庭用品等の種類は、洗浄剤、芳香・消臭・脱臭剤、殺虫剤などでした。
日頃から使用前には必ず注意書をよく読み、正しい使用方法を守ることが被害を防止するための第一歩です。
家庭用品に係る吸入事故等に関する報告
| 家庭用品の種類 | 件数 |
|---|---|
| 洗浄剤(住宅用・家具用) | 14 |
| 芳香・消臭・脱臭剤 | 6 |
| 殺虫剤 | 5 |
| 防虫剤 | 5 |
| 防水スプレー | 5 |
| 忌避剤 | 4 |
| 除菌剤 | 3 |
| 接着剤 | 3 |
| 防止剤 | 2 |
| 線香 | 2 |
| 防カビ剤 | 1 |
| シールはがし | 1 |
| 塗料 | 1 |
| 洗濯仕上げ剤 | 1 |
| その他の家庭用品 | 3 |
| 総数 | 56 |
(「2022年度 家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告」より)
関連リンク
-
厚生労働省 家庭用品に係る健康被害病院モニター報告(外部リンク)
(平成30年度分まで) -
家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告(外部リンク)
(令和元年度分から)
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