第2章 アナウンサーの世界

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ページID1023581  更新日 2025年10月17日

前回のあらすじ

ある人との出会いによって、アナウンサーの世界に引き込まれた畑野さん。聞けば、ご出身は四国とのこと。本題(お仕事のこと)を聞く前に、名古屋に来ることになったきっかけから聞いていきます。

本編

司会:
それにしても、どうして名古屋に来られたんですか。

畑野:
当時、名古屋支社の実況アナウンサーが1人辞めた関係でこちらに転勤となり、20年ほど名古屋競馬と笠松競馬、それに公営中京競馬の実況放送を担当しました。そして6年前に退社し、5年前から愛知県競馬組合の職員となり、ここ名古屋競馬場で実況放送と広報の仕事をしています。

司会:
転勤で名古屋に来たんですね。
そろそろ仕事の内容に入っていきたいのですが、まずお仕事を見させていただいて驚いたのは、「馬の名前をよく覚えられるなー」ということなんですけど。

畑野:
JRAの騎手は馬主の勝負服を着ますが、地方競馬は騎手ごとに勝負服が定められていますので、馬番、馬名、帽色と騎手服の色塗りをしたものを作成し、それを見ながら喋っているんですよ。

写真:畑野さんが実際に使用している出走表


司会:
風邪をひいたときなんかは大変じゃないですか?

畑野:
何回か高熱が出て横になりたいくらい辛かったことはありますが、これまで一度も実況放送の仕事を休んだことはありません。丈夫な体に産んでくれた両親に感謝しないといけないですね。

写真:イベントで司会をこなす畑野さん
イベントをはじめ、ありとあらゆるお仕事で活躍します。

司会:
実況するにあたっての心構えはありますか?

畑野:
まず着順を間違えないこと。その上で上手く喋ろうという作為を捨て、レースの流れのままに身を任せて喋ることを心がけています。レースのBGMのように、ファンの皆さんに気持ち良く競馬を楽しんでいただければ嬉しいですね。

司会:
なるほど。
実況で大変だったことを教えてください。

畑野:
およそ20年間、三重テレビ放送でJRA中京競馬のレース実況を担当しましたが、JRAは18頭が出走することもあるので大変でした。さすがにある程度馬名を覚えておかないとゴール前混戦になるシーンもありますからね。放送は7レース分あるので百数十頭の馬名を必死で覚えましたよ。

競馬レースの写真
レース中の写真。どの馬が何番で、誰が乗ってて、何着で・・・瞬時に判別して実況するのは難しそう!

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