令和5年度かんきょう実験スクール開催結果

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ページID1016112  更新日 2025年10月16日

8月1日、2日、3日の3日間、環境科学調査センターでは、小学校4年生から6年生を対象に、環境に関する実験・体験をしていただく「かんきょう実験スクール」を開催しました。本年度は、コロナ禍前の規模に戻して開催することができました。多くの方にご応募いただき、ありがとうございました。

8月1日(火曜日) オリジナルスピーカーを作ろう!

写真:8月1日開催かんきょう実験スクール


音は「もの」の震えにより伝わることを学び、電気の力によって「もの」を震わせて音に変えるスピーカーを作成しました。電気からコイル、コイルから「もの」、「もの」から空気へと順番に震えることで電気の力が音に変わって伝わることを体験しました。さらに、「もの」を紙コップや金属缶、ガラスなどに変更して、材質の違いによって音の震え方、伝わり方がどう変わるか等の実験を行いました。また、音がものを震わせることを利用して、紙コップを声で震わせて、紙コップの上に乗せたモールの動きを観察したり、音が響きにくい「無響室」の体験を行いました。
参加者からは「ものの震え方で音がかわることがわかった。」「無響室がおもしろかった。」などの感想がありました。

8月2日(水曜日) マイクロプラスチックってなに?集めて作ってキラキラアクセサリー

写真:8月2日開催かんきょう実験スクール


最近よく耳にする「マイクロプラスチック」とは何かを学び、実際に藤前干潟から採取した砂の中からマイクロプラスチックを探してオリジナルのアクセサリーを作成しました。プラスチックは安くて丈夫であり水を吸わない性質から、身の回りで多く使用されていますが、自然界で簡単に分解されないため、海水中のプラスチックが生き物に影響を及ぼしていることを学びました。
参加者からは「砂からマイクロプラスチックを探すのが楽しかった。」「マイクロプラスチックは思ったよりたくさん砂にあってびっくりした。」などの感想がありました。

どれくらい見える?放射線を観察しよう!

写真:8月3日開催かんきょう実験スクール


漠然とマイナスのイメージがある放射線ですが、弱い放射線は宇宙や地面、食べ物からも出ており、私たちの生活の中でどのように利用されているかを学びました。また、人が利用するために集めた放射線は、しっかり管理されないと人や動物、植物の体を傷つけてしまうものの、正しく使えば生活を便利にしてくれ、「放射線=怖いもの」ではないことを学びました。
合わせて、普段は目に見えない放射線を、LEDライトと「霧箱」という装置を作り、飛行機雲と同じ原理で観察しました。
霧箱をじっと見ていると、細い糸のような「すじ」として放射線が観察でき、参加者からは「放射線に対するイメージがこれまではネガティブなイメージで危ないものだと思っていたが、この話を聞いて、正しく使えばべんりなものだと知り、来てよかった」「一瞬しか見えないすじを何度も見ることができて楽しかった」などの感想がありました。

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