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どうして薬物乱用はいけないのか?

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このページを印刷する最終更新日:2023年9月25日

ページID:8871

身体にも心にも大きな悪影響がある

脳への影響

私たちの脳は、すごいスピードで情報を処理し、心と身体をコントロールする優れた仕組みを持っています。しかし、薬物を乱用すると脳の仕組みにダメージを与え、乱用が続けられるなかで様々な障害を引き起こします。一度ダメージを与えられた脳は薬物を使う前の状態に戻らなくなってしまいます。

身体への影響

  • 覚醒剤の場合
    幻覚・妄想やフラッシュバックを起こします。また強い疲労感や倦怠感、脱力感におそわれます。
  • 大麻の場合
    知覚(聴覚・触覚)の変容、短期記憶の障害、運動失調と判断力の障害を起こします。また心臓血管系、自律神経系への悪影響を及ぼします。

自分の意志では止められなくなる

薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、薬物の「依存性」と「耐性」です。

  • 依存性
    薬物を繰り返し使わずにはいられなくなり、薬物をやめたくても自分の意志ではやめられなくなってしまいます。
  • 耐性
    使用を繰り返しているうちに、それまでの量では効かなくなり、薬物の使用量が増えてしまいます。

一回だけと思って始めた人も、薬物の「依存性」と「耐性」によって使用する量や回数がどんどん増えていき、どうしようもない悪循環に陥ります。そうなると自分の意志だけでは止めることはできません。

事件や事故の原因となる

薬物の乱用により、幻覚、妄想が現れ、傷害事件や交通事故につながることがあります。また、薬物を入手するためのお金欲しさに無理な借金や窃盗事件などを起こすことも少なくありません。

友達や家族など大切な人を悲しませる

薬物におぼれ、何よりも薬物を優先するようになると、友達や家族を騙したり、暴言や暴力で傷つけてしまうことがあります。