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乱用される主な薬物

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ページID:8906

最終更新日:2024年7月30日

乱用される薬物には、覚醒剤や大麻はもちろん、「合法」と称してネットで売られている「ハーブ類」なども違法な薬物を含んでいる可能性があります。ここでは、乱用される主な薬物を紹介します。いずれの薬物も脳に作用して、心身に大きな影響をもたらす危険があることを理解しておきましょう!

覚醒剤

覚醒剤の写真です。

覚醒剤は神経を興奮させる作用があり、白色やクリーム色の粉末、無色透明の結晶の薬物です。
覚醒剤を乱用すると、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような状態になりますが、それは一時的なものであり、効果が切れると激しい脱力感や倦怠感に襲われます。また、幻覚や妄想が現れて中毒性精神病になりやすく、大量に摂取すると死に至ることがあります。
さらに、乱用をやめてもフラッシュバックと呼ばれる、乱用時に体験した幻覚や妄想の出現に悩まされます。

隠語

アイス、氷、シャブ、エス、スピード

大麻

大麻の写真です。

大麻は大麻草という植物由来の薬物で、幻覚作用や記憶障害、学習能力の低下などをもたらします。
インターネット等では「大麻は身体への悪影響がない」「依存性がない」などの誤まった情報が氾濫していますが、大麻の有害性は特に成長期にある若者の脳に対して影響が大きいことも判明しています。近年は、新しいタイプの大麻製品や大麻が含まれる食品も登場しているため、特に注意が必要です。

隠語

野菜、クサ、リキッド、ハッパ、グラス、チョコ

MDMA

MDMAの写真です。

MDMAは、化学物質から人為的に合成された麻薬の一種です。
カラフルな色や様な模様の刻印が特徴で、一見するとラムネ菓子のようなものが多く、カプセル型のものもあります。大量に摂取すると高体温になり、死に至ることもあります。

隠語

バツ(「×」、「罰」)、タマ(「弾」、「玉」)、エクスタシー

危険ドラッグ

危険ドラッグの写真です。

危険ドラッグとは、麻薬などに似た化学構造を持つ有害で危険な物質を使用して、「ハーブ」「アロマオイル」「バスソルト」などのうたい文句で販売されている薬物です。2014年の法改正によって「指定薬物」に指定され、規制が強化されました。今は潜在化してインターネット等で「ハーブ」などに見せかけて販売されています。これらは、一般に販売されている「ハーブ」などの製品とはまったくの別物もので「合法」でも「安全」でもありません。 
危険ドラッグは、身体にどんな影響を及すのかわからない危険なものがほとんどで、呼吸困難や異常行動を起こしたり、死に至ることもあります。