ヤングケアラー支援について
「なごやヤングケアラーコネクトPocket」
ヤングケアラーの子どもや若者は、進路や仕事との両立、ケアに関する悩みなどを抱え、家族への葛藤の中、強い孤立感を抱えています。こうした固有の相談ニーズを受け止め、気軽に相談できるよう、ヤングケアラーに寄り添うことを目的として、SNSによるオンライン相談窓口を運営しています。

名称について
いろんな気持ちを詰め込めるポケットの暖かいイメージを通して、孤立感を抱えているヤングケアラーが、安心して仲間や支援者とつながれる場を作りたいという想いを込めています。

内容
- 家族の介護その他日常生活上の世話をしていく中で感じる不安、学業との両立、人間関係等の様々な悩みや孤立感等、幅広い相談に対応
- ヤングケアラー同士の交流の場として開催されるオンラインサロン等の案内
- その他ヤングケアラーに役立つ様々な情報の発信
対象
名古屋市内に在住、在学、在勤のヤングケアラー(39歳まで)とその家族
相談時間
月曜日から土曜日(日曜日・祝日・年末年始除く)
午後5時30分から午後9時30分(受付は午後9時まで)
ホームページ
当オンライン相談窓口の案内のほか、ヤングケアラー同士の交流のためのオンラインサロンの開催案内等の情報発信を行います。また、事業への問合せ等もこちらから受付けます。

チラシ・カード
「なごやヤングケアラーコネクトPocket」のチラシのファイルは一部テキスト情報のない画像データです。内容を確認したい場合は、子ども青少年局子育て支援部子ども福祉課(電話番号052-972-3979)までお問合せください
ヤングケアラーとは
名古屋市立大学の学生による啓発動画


CM映像
ヤングケアラーのためのオンライン相談窓口の開設に合わせて、ヤングケアラーの社会的認知度の向上を図り、適切な支援・相談につなげられるよう、広報啓発を推進する動画を作成しました。(テレビCMで令和6年10月25日から10月31日の期間に放送)

知っていますか?ヤングケアラーのこと
本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども・若者のこと。
責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。
令和6年6月12日、子ども・若者育成支援推進法に「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」と規定されました。

ヤングケアラーがしていること
- 障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・洗濯などの家事をしている
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
- 精神的なケアをしている(話し相手になる・愚痴を聞くなど)
- 障がいや病気のある家族の身体的なケアをしている(看病・見守り・トイレの介助など)
- 日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている
- 家計を支えるために労働をして、障害や病気のある家族を助けている など
ヤングケアラーがあきらめてしまっていること
- 勉強や受験、進学すること
- 友達と放課後に遊ぶこと
- 部活などの課外授業・修学旅行
- 子どもらしく自由に夢を描くこと
- 自分だけの時間をもつこと
- 家族や周囲の人から理解されること など
名古屋市の取組み
ヤングケアラーについて、令和3年度の実態調査で、ヤングケアラーの子ども自身がヤングケアラーであるという認識が薄いことが明らかとなっています。そのため、子どもが当事者意識を持てるよう、また、周りの大人や子どもがヤングケアラーとなっている子どもに気づくことができるよう、広報啓発を推進しております。
ヤングケアラー支援関係者オンライン研修(県・市合同開催)
ヤングケアラーやその家族の支援に関わる方々が、表面化しにくいといわれるヤングケアラーに気づき、寄り添いながら声を聴き、適切な支援につなげられるよう、必要な知識等の習得を図ります。
内容
- 基礎編 約20分
国内外の最新データに基づく概要、ヤングケアラーの現状と課題点を解説します。 - 体験談編 約25分×4パターン
ヤングケアラーの当事者による実際の体験談と、その経験から得られたことや、周囲の支援者、同じ困難に向き合う方へのメッセージをお話します。講師による解説も付しています。 - まとめ編 約15分
直接の支援者としての具体的なアプローチ方法や、ヤングケアラー支援に関する未来への展望についてまとめます。
【動画資料については、全編字幕がついています。】
実施期間
令和7年8月16日(土曜日)から9月15日(月曜日)
申込期間・申込方法
申込期間:令和7年7月7日(月曜日)から8月31日(日曜日)
下記のお申込みフォームまたは二次元コードからお申込みください。

相談してみたいと思ったら・・・
相談・連絡先
ヤングケアラーのみなさんへ
自分で相談することが難しい場合は、周りの人に話してみましょう
- なごやっ子SOS(24時間365日対応電話窓口)
- 親子のための相談LINE(24時間・365日対応LINE相談)
- 区役所民生子ども課民生子ども係
- 支所区民福祉課保護・子ども係
- 児童相談所
- 子ども・若者総合相談センター
- 児童相談所虐待対応ダイヤル 189(いちはやく)
-
中央児童相談所
なごやっ子SOS、親子のための相談LINE - 区役所民生子ども課一覧
- 支所区民福祉課一覧
-
子ども虐待相談
児童相談所 -
子ども・若者総合相談センター(外部リンク)
周りのみなさんへ
身近に、「ヤングケアラー」かもと感じるお子さんがいた場合、お話を聞いてみてあげてください。
サポートが必要な場合やどのようにすればいいかわからない場合は、地域の支援機関への相談や情報提供をお願いします。
ヤングケアラーの実態について
ヤングケアラーと思われる子どもの生活実態や課題等について、愛知県が令和3年度に調査した結果(名古屋市分)の一部をご紹介します。愛知県ヤングケアラー実態調査の詳細については、愛知県児童家庭課のホームページにて。
愛知県実態調査(名古屋市分)
「ヤングケアラーという言葉を聞いたことがない」
- 小学校5年生 70.7%
- 中学校2年生 65.6%
- 高校2年生(全日制) 65.6%
「ヤングケアラーに当てはまると思う」
- 小学校5年生 3.1%
- 中学校2年生 1.8%
- 高校2年生(全日制) 1.8%
「世話をしている家族がいる」(1)
- 小学校5年生 17.8%
- 中学校2年生 12.1%
- 高校2年生(全日制) 6.8%
上記(1)のうち、「辛いと思うことがある」
- 小学校5年生 15.6%
- 中学校2年生 13.1%
- 高校2年生(全日制) 20.0%
上記(1)のうち、「自身の生活に支障がある」
- 小学校5年生 22.5%
- 中学校2年生 19.4%
- 高校2年生(全日制) 22.6%
上記(1)のうち、「相談したことがない」(2)
- 小学校5年生 57.6%
- 中学校2年生 65.9%
- 高校2年生(全日制) 69.6%
上記(2)のうち、「誰かに相談するほどの問題とは思っていない」
- 小学校5年生 66.3%
- 中学校2年生 71.0%
- 高校2年生(全日制) 71.3%
こども家庭庁ヤングケアラー関連サイト
ヤングケアラー特設サイト
ヤングケアラーに関する調査研究(こども家庭庁)
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ヤングケアラーの支援に係るアセスメントシートの在り方に関する調査研究(有限責任監査法人トーマツ)(外部リンク)
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市区町村におけるヤングケアラー把握・支援の効果的な運用に関する調査研究(有限責任監査法人トーマツ)(外部リンク)
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多機関連携によるヤングケアラーへの支援の在り方に関する調査研究 (有限責任監査法人トーマツ)(外部リンク)
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このページに関するお問い合わせ
子ども青少年局 子育て支援部 子ども福祉課 児童虐待対策に係る企画調整担当
電話番号:052-972-3979 ファクス番号:052-972-4438
Eメール:a3979@kodomoseishonen.city.nagoya.lg.jp
子ども青少年局 子育て支援部 子ども福祉課 児童虐待対策に係る企画調整担当へのお問い合わせ