消防学校

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ページID1013131  更新日 2025年10月16日

名古屋市消防学校は、自治体消防発足後、昭和27年4月に北区城見通に設置され、新しく採用された消防官や消防署に配属された消防官、また地域の消防団員の教育等を実施してきました。
昭和43年8月には、現在の守山区桜坂五丁目に移転し、その後「若鯱寮」「屋内訓練場」「防災技術訓練センター」「水難救助訓練場」「防災訓練場」を敷地内に建築して現在に至っています。

消防学校の全体の風景写真

沿革

  • 昭和23年3月:自治体消防発足とともに、東区久屋町にあった「愛知県消防訓練所」を「名古屋消防訓練所」と改称して教育開始
  • 昭和27年4月:北区城見通3丁目2番地に「名古屋市消防学校」開校
  • 昭和43年8月:守山区桜坂五丁目114番地に消防学校移転「本館」「講堂」「訓練塔」建築
  • 昭和57年10月:「若鯱寮」建築
  • 昭和58年3月:「本館」改修(寮機能を教室等に)
  • 昭和61年7月:「屋外訓練場(グランド)」整備(境界変更により現敷地面積となる)
  • 昭和61年12月:「屋内訓練場」建築
  • 平成2年2月:「防災技術訓練センター」建築 屋外訓練場を舗装・整備
  • 平成4年10月:「水難救助訓練場」建築
  • 平成10年3月:若鯱寮に「女子寮」増築 同年4月 女性消防吏員入校
  • 平成22年3月:「防災訓練場」建築

学校教育

初任教育

新たに採用した消防吏員に対する教育

専科教育

現任の職員に対する専門的教育

幹部教育

幹部又は幹部昇任(昇進)予定の職員に対する教育

特別教育

上記以外の教育で特別の目的のために行う教育

訓練や礼式の様子を撮影した様子の写真

組織

消防学校には、学校長、副校長の下に、教育訓練の基準や学校施設の管理を担当する「教務担当」と消防学校で実施される各種訓練や教育を担当する「教育訓練担当」があり、教養年間計画に基づいて職員の教養を実施しています。
なお、担当課長(消防音楽隊)にあっては、消防音楽隊による防火思想の普及高揚に関することを行っています。
詳しくは名古屋市消防音楽隊のホームページでご確認ください。

イラスト:学校長、副校長、担当課長、教務担当、教育訓練担当を表した組織図

施設

  1. 学校本館:3階建2,268平方メートル
  2. 若鯱寮:3階建2,145平方メートル
  3. 屋内訓練場:2階建1,200平方メートル
  4. 防災技術訓練センター:3階建/地下1階建1,201平方メートル
  5. 訓練塔:11階建/地下1階建473平方メートル
  6. 水難救助訓練場:1階建1,458平方メートル【50m×5コース】
  7. 車庫:1階建240平方メートル
  8. 火災調査センター:1階建498平方メートル
  9. 消防音楽隊:2階建731平方メートル
  10. 防災訓練場:約660平方メートル

敷地面積:40,154平方メートル

敷地内の建物の配置とその名称を記載した様子の写真

お宝

消防学校では、昭和初期のメルセデス・ベンツ機械式はしご車(現在、整備中)や明治から大正にかけて消火活動に大いに活躍した蒸気ポンプなど貴重な史料を保管しています。

昭和10年式メルセデス・ベンツ機械式はしご車(現在、整備中)

ベンツ製はしご車を撮影した様子の写真

昭和10年高層建築物の関係者等の寄付の協力を得るなどして、総額72,500円でドイツのメルセデス・ベンツ機械式はしご車を購入しました。昭和10年5月13日、中消防署に配置後、昭和43年までの33年間、名古屋の消防を代表する消防車として、常に消防活動の第一線で活躍しましたが、現在は現役を退き、教材として保管しています。

性能諸元

  • 車体総重量 9.745トン
  • はしご伸長 30メートル
  • 規格放水量 660ガロン
  • 最高圧力 180ポンド
  • 車高 2.84メートル
  • 車幅 2.26メートル
  • 全長 9.52メートル
  • 機関 6気筒 95馬力

蒸気ポンプ

蒸気ポンプの写真

明治33年頃、わが国で製作されたもので、当時の価格が3,363円余(現在の2,000万円相当)といわれています。明治の終わりから大正の初めにかけて消火活動に大いに活躍しましたが、ガソリンポンプの発達とともに現役を退き、現在は教材として保管しています。

性能諸元

  • 全長 4.8メートル
  • 車幅 1.3メートル
  • 車高 2.5メートル
  • 発生馬力 30馬力
  • 放水量 1,200から1,500リットル/分
  • 筒先圧力 4 から5キログラムフォース/平方センチメートル
  • 最大射程 40から50メートル

案内図

  • 地下鉄東山線「藤が丘」駅下車、市バス藤丘12号系統「東谷山フルーツパーク」行き、「志段味サイエンスパーク」下車
  • 名鉄瀬戸線「印場」駅下車、市バス藤丘12号系統「東谷山フルーツパーク」行き、「志段味サイエンスパーク」下車

このページに関するお問い合わせ

消防局 消防学校 教務課 教務担当
電話番号:052-736-2731 ファクス番号:052-736-4462
Eメール:00kyomu@fd.city.nagoya.lg.jp
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